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メインテーマは殺人/アンソニー・ホロヴィッツ(2019/09/28)【読書ノート】

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知っていたのか?作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ……。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。7冠制覇『カササギ殺人事件』に続く、ミステリの面白さ全開の傑作登場!

登場人物

アンソニー・ホロヴィッツ:本作の語り手。作家。
ダニエル・ホーソーン:ロンドン警視庁の顧問。元刑事。
ダイアナ・J・クーパー:資産家の老婦人。
ダミアン・クーパー:ダイアナの息子。俳優。
ロバート・コーンウォリス:葬儀会社の経営者。

あらすじ

自分で葬儀を手配した日に死亡した女性の事件を背景に、作家アンソニー・ホロヴィッツの物語が展開する。ホロヴィッツは、スティーブン・スピルバーグから『タンタンの冒険2』の脚本依頼を受け、初稿を送った後の返答を待っていた。その時、彼はホーソーンという元刑事から連絡を受ける。ホーソーンは、ホロヴィッツが以前脚本を手掛けた犯罪ドラマの撮影現場にアドバイザーとして参加していた人物で、現在はロンドン警察庁の顧問として活動している。彼から、自分を主人公にしたクーパー夫人の殺人事件の小説化を提案されるが、ホロヴィッツはホーソーンの偏屈な性格を理由にこれを断る。しかし、トークイベントでの一連の質問をきっかけに、ホロヴィッツは現実の話題に取り組む重要性を再認識し、最終的にホーソーンに連絡を取る決意をする……


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