こんなんでました☺️:山天大畜の上爻変、地天泰に之く
得卦・得爻 解釈
山天大畜(大きな停止・大きな蓄積/社会貢献)
cultivation:養成/building up power:力の構築
全て事を図るによし。貯え養いてこそ広大に至らん。
序卦伝:有无妄然後可畜。故受之以大畜。
无妄(むぼう)あり然る後畜(たくわ)うべし。故にこれを受くるに大畜を以てす。
无妄(まこと)であってこそ物が蓄えられるが故に、无妄卦に大畜卦が続く。妄念妄想がなく、至誠の徳があって、その後に蓄えることができる。
畜はとどめる、たくわえる、やしなう、という三つの意味を兼ねる。
大いに止める、大いに蓄える、大いに養う。また、大なる者が止める、大なる者が蓄える、大なる者が養うという意味でもある。大畜は、小畜と対比され、大が小をとどめやしなう、つまり偉大な王者が人材を擁すること。また大いにとどめ、やしなうこと、実力をたくわえることを意味する。
大豊作の穀物が倉庫に山と積まれ貯えられているイメージ。
大畜。利貞。不家食吉。利渉大川。
大畜は、貞しきに利あり。家食(かしょく)せずして、吉なり。大川を渉るに利あり。
彖曰。大畜。剛健篤實。輝光日新。其徳剛上而尚賢。能止健。大正也。不家食吉。養賢也。利渉大川。應矣天也。
彖に曰く、大畜は剛健篤実ごうけんとくじつ、輝光(きこう)日にその新たなり。その徳剛上(のぼ)りて賢を尚ぶ。能く健を止む。大正なり。家食せずして吉なるは、賢を養えばなり。大川を渉るに利あるは、天に応ずればなり。
象曰。天在山中大畜。君子以多識前言往行。以畜其徳。
象に曰く、天、山の中に在るは大畜なり。君子以て多く前言往行(ぜんげんおうこう)を識りて、以てその徳を畜う。
上九。何天之衢。亨。象曰。何天之衢。道大行也。
上九は、天の何(にな)うの衢(みち)。亨る。
象に曰く、天の何うの衢とは、道大いに行わるるなり。
広大無辺な天の道を担い、あらゆる方向へと活動を展開する。大いなる望みの時は、その実現を果たした。無尽蔵の可能性を秘めた天の道を背負い、大なる望みの時にはそれを成就させた。大なる望みを遂げたその極点において、天の道は完成を遂げたのである。
人生の大きな望みを抱えながら、無限の可能性に満ちた天の道を歩む。そして待望の時が訪れた際には、その願いを達成することができた。大いなる望みを遂げた至高の境地で、天の永遠の真理が完全に実現されたのだ。