
NHKに物申す③
落語。
私は全く興味がない。
6年前までは。
単語や言ってることがわからない。
わからないことで話が入ってこない。
そんな感じでした。
落語家さんって失礼な話、
笑点で大喜利をするのが仕事と、
認識していた。
そんな感じでした。
6年前までは。
落語を知ってる方は、
口を合わせて面白いと言う。
言われれば言われるほど、
その理由が知りたくなる。
特によく耳にする、
古典落語の演目。
でもなんか苦手なんだよね…
動きのない一人芝居みたいで…。
そんな時に訪れた転機。
その問題を一気に解決する出来事。
NHK「超入門!落語THE MOVIE」。
この番組に出会ってしまった。
【告知】
ついに久々の新作が3/26(日)4:46~
BSプレミアム……なんでBS?!
告知はさておきこの番組が凄いのは、
落語家さんのお話に合わせて、
その物語を映像化して見せてくれるところ。
落語家さんの芸とも言える、
話を伝えるための体の動きや表情を、
全てカットするという画期的な試み。
ご本人すらも、
ほとんどカットで映らない。
協会がよくこれを、
許してくれたなあと思います。
この番組がよくできてるのは、
映像だと名前の知らない小道具や、
独特の言い回しも映像の流れで、
なんとなくわかるところ。
そして選ばれた演目も考えられており、
落語初心者でも気楽に見れるものばかり。
そしてやっと私も、
落語を薦めてくる人の気持ちを、
理解するに至るのです。
そして何本も見てると、
素人だったはずの私が、
落語家さんの違いに気づく。
ものの善し悪しがわかるというやつかも。
私が特に気に入った落語家さんは、
最近、笑点メンバーに選ばれた、
春風亭一之輔さん。
本当に凄い。
【時そば】【初天神】など拝聴しましたが、
絶妙な間や抑揚の付け方が小気味いい。
落語は同じ演目であっても、
落語家さんによって、
それぞれのアレンジを施すので、
それもまた楽しみ方のひとつのようです。
こうやって知ったような感じになると、
あれも聞いてみよう、
これも聞いてないなと、
欲が出てきます。
するとついには、
寄席を見に行きたいなと、
思うまでになります。
生の落語家さんの語り口、
扇子を使った巧妙な手さばき。
私はその噺の世界に没頭する…。
でも少し心配。
よくあるんですよね…劇場で。
没頭しすぎて寝ちゃうこと。
私は常にどこでも、
妄想注意なんです。
気をつけないと。
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