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#短歌

とんとん

手でとん、とん、とん、とし続けるあれ、
小さい子どもや親しい人が、近くで寝そうにしているとき、やってあげる。安心して眠れよ、とかではないな、正直。こちらが愛でる行為の一貫。でも近ごろ思い出したのだ、そういえばぼくは、あの「とんとん」が嫌いだった。

眠らない子どもだった。夜に眠らないのだから、昼間なんて尚更だ。何故大人たちが、こぞって昼寝をさせようとするのか、さっぱり分からなかった。それ以上になぜ

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