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★163:>「先にお渡しする」という営業姿勢についてまた考えてみる

私は
システムエンジニア育成インストラクター
ですが、

今日も小生意気に
【営業】について
語らせて頂きます。


ステイホームやテレワークで、
放っておくと知らない間に
世の中の人達との接触頻度は
どんどん減っていきます。

知らない間に
世の中の人から忘れ去られてしまう。
と言ったら言い過ぎでしょうか。

その
「知らない間に」というのが
実に怖いんですよね。。


商売において重要なのは、
自明過ぎることですが、
【集客】がなければ始まりません。

そのためには、
「自分」や「商品」を認知して
頂かなければならなく、

お金を払いたくなる
「価値」を感じて頂かなければ
始まりません。

そこで、
「まず価値を先にお渡しする」
という姿勢が必要になるのです。


この姿勢については、
「お勉強」はしていた過去の私でも
知ってはいました。

しかし、
「なんで先に渡さなきゃならんのか」
などという信念
が、

サラリーマンエンジニアの時代に
長らく頑なに据わり続けていたことに、
全く気付いておりませんでした。
(今思えば、ハズカシいのですが)


昨日、

★営業とは「常態」であり、「お金を払うかどうか?」の葛藤を知ること〜ふなログVol.162〜
https://note.com/funatti/n/nd5ad326f359e

という記事を書いたのですが、

その過去の
サラリーマンエンジニア時代では、

「営業が完全に職務的な役割分担であり、
自分とは別の人間が代わりにやってくれるもんだ」
程度の認識で

仕事(というか作業)していた
というハズカシい時代があった、
という話をさせて頂きました。


結局ここから
【営業】というのは役割や能力
ということではなく

ビジネスパーソンの基本姿勢、
つまり「常態」である
という話をさせて頂いた通り、

今回の
「先にお渡しする」
という姿勢もビジネスパーソンとしての
「常態」であり基本姿勢に
他ならない
のかなと。。


しかし、
過去なぜ
「なんで先に渡さなきゃならんのか」
という信念でいたのかな?と
振り返った時に

「お金を頂いたからこそ価値提供する」
と考えていたのが理由だったことに
気付きました。

いや、この言葉の定義として
「頂かなければ与えない」という信念…

ん、あれ?
商売なんだから当然じゃね?
と考えていたのですが…


どうも
業務委託のインストラクター業を始めて、
お客様とマンツーマンで
向き合うようになって以来、

「これは違うな」
と感じてきた
のです。


この仕事、
目の前のお客様とマンツーマンで向き合い、
一定期間サポートさせて頂くのですが、

先方のニーズに合わない
と判断された場合、
「交代」を言い渡されることがあります。

その「交代」が
とても怖い時期があったんですね。

どうしたら「交代」言い渡されないだろうか?
と…
ビクビクしていた時期がありました。


しかしこれ、
「お金→価値」と考えていたのですが、

「価値→お金→価値…」
というサイクルで捉えていなかったから
怖かったのかな
と、
今に振り返ると、よく納得できるのです。


この仕事も
サラリーマンの仕事同様に
自分が集客して営業しないので、

自分の知らないところで
お客様は既に
お金を支払ってくださっている
状態から
自分の仕事がスタートするのです。


だから、
「お金→価値、以上!」
と、知らず知らずのうちに
捉えてしまっていたのだと思います。

しかし、実際は
お客様にとっては
「価値を感じるからお金を支払う(投資する)」
のであって、
「最初に渡されるから支払う」
ということになります。


つまり、
「価値→お金→価値→お金→価値…」
というリピートするサイクルこそが、

理想の商売!
当たり前じゃないか!

と思うところが、

ひと昔前は
全く分かってなかった…

これ、
ビジネスパーソンとしての
重要なパラダイムシフトではないか?

と感じたわけです。

「お勉強」で過去表面だけ知っていた概念に
ようやく色彩を帯びた瞬間が
あったわけです。

いやー、盲点でしたね。


「最初に価値をお渡ししているか?」

お金が欲しい、売上が欲しい時は、
知らずに
クレクレ根性、テイカーになっていないか?

これ、重要な問いです。
こんな時こそ、
「先にお渡しする」

この概念が身体知となっていく過程で、
仕事が楽しくなり、
商売として健全な自尊心を保って
交渉したり営業できるのでは?

と、今しみじみ思うのです。


いやー、仕事って深いです。
営業って深いですね。
普段の姿勢を正して邁進します!

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(今日のまとめ)
商売というのは、
お金を頂いて価値提供する営みだが、

そもそも
お客様が
価値を感じて頂くからこそ
お金を支払うんだ
という立場を理解するところから
スタートするのではないだろうか?

だからこそ、
「価値を先にお渡しする」
という姿勢は
ビジネスパーソンとしての基本姿勢なのである。

そこから、
「価値→お金→価値→お金→価値…」
という、双方の幸せのリピートが続くことになり、
商売や仕事に喜びと緊張感が
フツフツと湧いてくるのである。
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(正味1,998文字)

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