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「昔話に関する著作集およびエッセイ」

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これまでnoteにおいて計7回にわたって、茨城県内に伝承する昔話や言い伝えを連載してきましたが、今回はマガジンの形で全7回の連載をまとめてみました。 なお、今回は、さらに付録の…
今後も機会があれば、茨城県内の昔話や日本全国に伝わる昔話をnoteに掲載していけたらと思っています…
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記事一覧

「土用の丑の日」と「土用の丑の日にうなぎを食べる習慣」について」

Ⅰ「土用の丑の日」の起源と歴史 土用の丑の日は、平安時代から存在するとされ、古代から続く…

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「現実世界と異界との接点について-「妖怪」「三叉路」「十字路」

Ⅰ「異界とその特徴」 異界の概念 異界は、現実の世界とは異なる法則が働くとされる、超自然…

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「桃太郎の鬼退治伝説」から読み取れることと、論文作成の際の応用などについて

Ⅰ「桃太郎」のあらすじ 桃太郎は、日本の伝説的な民話であり、非常に有名な物語です。物語…

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短編フィクション「浦島太郎 vs はなさかじいさん - 妖精と人間の対決」

Ⅰ「和解と友情の勝利」 ある日、浦島太郎は海辺でのんびりと釣りをしていました。突然、波の…

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「日本語・英語の2か国語で読む昔話のあらすじ」(「浦島太郎」「かぐや姫」「桃太郎」…

「浦島太郎」  昔々、浦島太郎という人がいました。 浦島太郎は、漁師をしていました。ある…

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「茨城県に伝わる民話 第7回」(「玉簾観音」「しばられた毘沙門天」「真崎の白百合姫…

 茨城県日立市と常陸太田市(旧:里見村)との境に玉簾寺(ぎょくれんじ)と玉簾(たまだれ)の滝が…

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「茨城県に伝わる民話 第6回」(「西蓮寺ばあさん」「賀毘礼(かびれ)の峰」「石を枕に寝た親鸞」「天狗の相撲」「真弓山の寒水石」)

 むかしむかし、今の茨城県行方市塔ケ崎の大きな屋敷に、50人の召使いと数十頭の馬を持つ長者が住んでいました。ある年のこと、八幡太郎義家が欧州征伐の途中、鹿島神宮参拝のため、霞ケ浦を渡っていましたが、高須崎(旧:茨城県玉造町)に吹き寄せられ助かりました。  義家は長者のいることを知り、多くの兵を連れてしばらくの間、厄介になることにしました。義家の兵は1万とも5万とも言われていました。  「奥州へ下る途中だが、しばし世話になりたい」  「さぞお疲れでしょう。どうぞごゆっくり、

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「茨城県に伝わる民話 第5回」(「虚空蔵尊の黒絵馬」「涸沼の親沢と子沢」「六地蔵が…

 むかしむかし、藤原高信という人が、村松虚空蔵尊に黒馬の絵馬を奉納しました。  それから…

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「茨城県に伝わる民話 第4回」(「額田神社の山桜」「雷神様のささら」「華蔵院のネコ…

 徳川光圀が、今の常陸太田市にある西山荘に隠居したころのお話です。那珂市の額田神社を守っ…

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「茨城県に伝わる民話 第3回」(5作品を紹介 「扉に挟まれた黄門様」「手接神社の河…

    「扉に手を挟まれた黄門様」(茨城県笠間市での言い伝え)  天下の副将軍、水戸光圀(…

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「茨城県に伝わる民話 第2回」(5作品を紹介)

                          「弘法大師」(茨城県城里町での言い伝え)  むかし…

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「茨城県に伝わる民話 第1回」(5作品を紹介)

「鰐ヶ淵の孝行息子」(「打ち出の小槌」の話、茨城県大子町での言い伝え)  むかしむかし、袋…

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