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🇹🇭タイ山奥で見つけた桃源郷。水上ヴィラで過ごす至福時間(タイ/カンチャナブリ)
10日間のタイ旅行、1番の思い出を綴る。
このタイ旅行は楽しい思い出ばかりだけど、
あえて選ぶなら…
カンチャナブリの山奥、ミャンマーとの国境近くのクウェー川に浮かぶ【River Kwai Jungle Rafts Resort】で過ごした時間。
みてください…
このジャングルに浮かぶ桃源郷を…
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みてください…
このジャングル内にイカダのように浮かぶホテルを…
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みてください…
このラグジュアリー空間を…
(しかし朝夜ご飯付きで1泊1万円台。私のような、しがない労働者でも手に届く桃源郷)
そんなリゾートでのひとときを、ありのまま、noteに綴りました。
よかったらお付き合いください☺︎
******
バンコクからカンチャナブリの奥、ナムトック駅まで約5時間。
冷房のない灼熱の旅路を経て辿り着いた桃源郷は、ミャンマーとの国境近くのタイ西部にあった。
事前情報によると
・ホテルまでは専用の小舟に乗って行く
・クウェー川に浮かぶ水上ヴィラ
・電気が通っていない山奥
・近くにはモン族の村があり、ホテルスタッフもモン族の人々
なんとまさに秘境・ジャングル•未知!
ワクワクが止まらず、
この旅いちばんの楽しみな場所であった。
しかし、あまりの暑さに一抹の不安がよぎる。
電気が通っていないということは…この日中40度を超える灼熱を冷房なしで一晩中過ごすことになる……!?耐えられるのだろうか…不安だ
まずは、ナムトック駅から15分ほど車を走らせた場所にある桟橋に連れて行ってもらう。
ここの桟橋からホテル行きへの船が出ている。
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ちょうど一つ前の便が行ってしまったばかりらしい。ここで1時間ほど出発待つ。
同じホテルに泊まる乗客が1組、また1組と集まり、出発の時間になった。
意外と川の流れは早い。
濁流とまではいかないが、想像よりワイルドだった。周りはうっそうと緑が生い茂り、まさにジャングルクルーズが始まった。
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風と水飛沫が熱った身体に気持ちいい
10分ぐらい乗ったところで水上にイカダ状に浮いているホテルが見えてきた。
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ここだ!!ここが今日泊まるジャングルリゾートだ!!
イカダの中央部に船がついた。
降りるとチェックインロビーがある。
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パワーチャージ⭐︎
チェックインの手続きとともに
注意事項を説明される。
「ここには電気が通っていません」
「充電等も部屋ではできませんが、この裏にあるチェージコーナーでできます」
「Wi-Fiはこのロービーのエリアで使えます」
ああ…やっぱり事前情報通り冷房もないか…
無事夜を越えられるか不安だ…(只今40℃オーバー)
でも、一応携帯の充電可能な場所があるのは良かった。
チェックインを終え、早速泊まるお部屋へ。
前途の通り電気が通っていないので日中でも薄暗いが、清潔な印象でほっとする。
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部屋の前にはハンモックとベッドチェアがあり、リゾート感満載。
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ライフジャケットさえ着用すれば、川へも自由に入ってもいいみたい。
既にチェックインを終えた宿泊客が川に流されて遊んでいる。
早速私も上流側へ向かい、ライフジャケットを着用。
恐る恐る飛び込む。
ジャボンと水が全身を覆う。
勢いよく、深く深く身体が沈んでゆき、やがてゆっくりと浮かぶ。
なにこれ、めちゃくちゃ気持ちいい!!!!
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川が汗と熱を流してくれて気持ち良すぎる
意外と川の流れも早くあっという間に流されて、デッキに上がる。
ライフジャケットがあるので溺れることはなさそうだけど、ライフガードらしき人がいないのがタイらしくていい。日本だったら許されないだろうな。
楽しすぎて飛び込んで、流されて、陸に上がって、また飛び込むを少なくても5回は繰り返した。やっと満足したので部屋の前にあるハンモックで休む。
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極上のリラックスへと私を導く
あれだけ暑かったのに、濡れた身体にそよぐ風が心地よい。身体にまとわりついた水と一緒に熱も蒸発していく。
整うに近い感覚の極上のリラックス時間。
海と違って、身体がベタベタしないのも嬉しい。
まどろんで、また暑くなったら川に飛び込み、またまどろむ。やがてキンキンに冷えたビールを買って、日が暮れていく景色をみながら一杯やる。はぁ、なんて極上の時間なんだろう。
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日が沈んだ頃、夜ご飯になる。
周りには何もないので宿泊料に夜・朝ご飯は含まれている。
いつのまにか周囲は真っ暗で、各テーブルにある小さなキャンドルを頼りに食事を味わう。川遊びしたあとのぺこぺこなお腹なので、倍美味しく感じる。
食事は素朴なタイ料理。
お肉や野菜、スープにお米などフルコース。
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食事を終えて、部屋の前の川床でゴロンと寝転ぶ。虫の大合唱と川のせせらぎを聴きながら、夫と旅行の思い出や未来を語り合う。
頭上にはキラキラと光る星。
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自然がいっぱいなので
たまに大好きなチンチョーにも会えて嬉しい。
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最高にいい夜だなぁ。
電気もない、電波も弱い。
暑いし、不便だけど子供時代の夏の夜のようで、また本来在るべき人間の生活のようで落ち着く。
あっという間に夜は更け、就寝。
若干むわっとした寝苦しさはあったものの、川遊びをして疲れていたので、難なく眠りについた。
*****
若干の肌寒さを感じながら起床。
あんなに暑かったのに、明け方は涼しくなる。
もう一眠りして、起きたのは7:00過ぎ。
気持ちの良い朝。
しばらくまた川床でくつろぎ、朝食へ。
フレッシュなオレンジジュースで喉をうるわして、パワーチャージ。赤々とした水分たっぷりのスイカも美味しい。
果物の水分からしか得られない、身体に嬉しい潤いがあると思う。
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食事を終えるとゾウの餌やりを。
固いパイナップルももしゃもしゃとたらいあげるゾウさん。
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いつの間にか日は完全に昇っていて、また暑い1日が始まりそう。
朝のちょっとした運動も兼ね、再び水着を纏って川へ飛び込む。
やっぱり川に入るとぐっと体感気温が下がって気持ちいい〜!
チェックアウトが近づくに連れて帰りたくない想いが強くなる。
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従業員の多くはモン族の方々で
この橋の向こうに住んでいる
帰りたくない…ずっとこの楽園にいたい…。
それでも時間は容赦なく過ぎ、あっという間に11:00。
名残惜しさいっぱいで船に乗り、1泊というあまりにも短い、だけど贅沢な時間に別れを告げて、内地に戻る。
カンチャナブリの観光スポットである、サイヨークノイやタムクラセー桟橋に立ち寄ってバンコクへ。
あっという間の滞在。
だけど、この1泊2日は心の底からデトックスできた気がする。
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サイヨークノイ
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タムクラセー桟橋
帰国して早1ヶ月が経とうとしているが、毎日のように、思い出しては焦がれている。
次は連泊する。もっとゆっくり滞在する。
何もせず、寝て、暑くなったら川に流されて、また乾くまで寝て、暑くなったら川で遊ぶ。そんな日々を送る。
そのためにも、この過酷な毎日を生き延びなくては…(そう思い、朝の満員電車でこのnoteを書き進めながら労働への英気を養うのであった)
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次回はバンコクの肺・バーンガジャオでの滞在記を更新します