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生あるいは性の話

婦人科で

先日婦人科に行きました。
30代になり、周りの出産が増え、私は健康に母になれる身体なのだろうかと思い至ったことが理由です。
これから先どんな人生であろうと、チェックしておくには良いタイミングかなーと思ったのです。

かかりつけの病院に行きました。
そこは婦人科、産科、不妊科があって、そのようなチェックなので、不妊科に通されたんですね。

まあ当然といえば当然なので、へぇーと行ったことのないフロアで待っていて。
私より年上の方がいらっしゃって、小さな部屋で真剣に話し合っているのを目にして。

婦人科の待合室で妊婦さんや小さな子どもを見ながら「ここは命が生まれる場所だ」と謎の感銘を受けていたのだけど、
不妊科に行って、「ここは命を作ろうとする場所だ」と別の感銘を受けました。

同時に、そうならなかった方々もいるのだと思いながら。
自分はどうなるのかしらと思いながら。

丸山隆平さん主演「ヘドウィグアンドザアングリーインチ」と性

私の最愛の自担・丸山隆平さん主演のロックミュージカル。
前情報は出来るだけ入れない派の私、この舞台は度肝を抜かれた。
予習しておけばよかった…!!
ライブ形式で心臓にドゥンドゥン刺さる激しめのロックに胸打たれた。

そして舞台で見たものは、丸山隆平さんではなく、ヘドウィグ。
ドラァグクイーンなんてカテゴリに入りきらないくらい。ヘドウィグはヘドウィグ。

ヒステリックに叫んだり愛を歌ったり憎しみに泣いたりしていたその姿、心身の性を超えてヘドウィグというカテゴリを創るその姿。

とんでもないど下ネタを頻繁に繰り出すのだけど、まるちゃんが言うとキャーって感じなのに、ヘドウィグだから、まあヘドウィグならそりゃ言うよ。と思った。

タブーな性とめでたい生

ここまで私もできるだけ直接的な表現を避けているのは、変な検索に引っかからないため。

一方で、妊活とくるめば、なんか清潔で正しい感じがするのはなぜだろう。

なぜタブーなんだろう。品がない話みたいな。
そもそもろくに教育を受けてないのに、一定の年齢でそれぞれ経験してくことになるの怖すぎる。

特定の相手がいればそういう話にもなってきて、家族増えますってなると、めでたく生になるわけでしょう。
何を批判するつもりもなく、ただ不思議です。
中学生くらいから、ずっと不思議に思ってたこと。

編集後記
自分の経験と、ヘドウィグを見たことにより、性は生なのだ、と思った日の記録でした。

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