宝物を拾い上げる日々ごはん
消費期限がギリギリ1日切れている砂肝が冷蔵庫にあったので、朝っぱらから砂肝の塩胡椒炒めをつくる。
余っていたみょうがと青紫蘇も一緒に盛って砂肝、薬味モリモリスペシャル。
シンプルな味付けなのに、砂肝のコリコリと薬味の爽やかさがたまらない!
本来なら夜に出したいメニューではある。でも今日は遅番なので、朝に食べちゃうよ。
ついでに余っていたにんじん、しめじ、ズッキーニもバターソテーにする。
軽く焦げ目がついたところで引き上げる。
有塩バターだけで味付けをしていないのに、どうしてこんなに野菜が甘くなるのだろう。
タオルケットに包まれていると安心だったあの頃。タオルケットに包まれているような、懐かしい優しい味。
高校生くらいまで乳製品が苦手だったから、バターソテーなんて作ってもらった記憶もないのになぜか懐かしい。覚えてないだけで作ってもらったことがあるのかな?
こうやって味覚に惑わされ、人間の記憶は捏造されていくのだろう……。
結局のところ、余りものでつくるシンプルな味が1番好きかもしれない。
たくさん手をかけておいしいものを作るのも楽しいし幸せ。
けれど、適当な組み合わせで最強の味ができたとき、ガラクタの山の中から宝物を見つけたみたいで、それはそれで違う幸せがある。
適当なのにこんなドンピシャな料理ができたんだから、今日の私は絶好調に決まってるんだ!と自分で自分に勇気を与えることができる。
だから、毎日毎日ご飯を作っているんだろうな。
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