忙しい現代人にこそ、ちょうどいい薬膳茶
こんにちは☺️
薬剤師で国際薬膳師の
なかむらふみえです。
今日は私も日々飲んでいる薬膳茶について、普通のお茶とどう違って一体何が良いのか?
ゆるゆるとお話できればと思います。
そもそも、薬膳とは
薬膳茶って急に言われてもなんやねん、って方も多いと思います。
そもそも薬膳とは、中国の伝統医学を統合した「中医学」をベースとした季節や体調、体質などに合わせて作る目的のある食事のこと。
※厳密には、対健康な人と対病人とで分けられており
狭義の薬膳は、病人に対して食材と中薬(いわゆる生薬、薬用として使われるもの)を用いて作った、病を治すための料理のことを言います。
(効果は中薬が出すことになっています)
ここではより広く、健康な人や未病状態にある人に対して健康増進のためやちょっとした不調を整えるためのオーダーメイドの食事、という意味合いで書いています。
薬膳茶というのは、その薬膳の考え方を基にして作る目的を持ったお茶(飲み物)なのです。
薬膳茶はお手軽な養生
薬膳って、料理でしょ?
作らなきゃ、薬膳できないの?
ちょっと面倒かも…
仕事や家事、育児が忙しくて薬膳なんて考えてる暇ない!
わかります。
私も薬膳の考え方を取り入れて献立を考えてはいますが、毎日完璧にできているわけではありません。
薬膳を考えずにありもので作ることも多いですし、
面倒になるとすぐに全部スープにぶち込んで笑、済ましてしまうことも多々。
そこで、おすすめしたいのが薬膳茶。
お茶だと料理よりも手軽に薬膳を取り入れることができます。
普段の飲み物を変えるだけで薬膳になるんです。
思い立ったらパッとお湯を沸かして、その時の体調や気持ちに合う茶材を急須やマグカップに入れて、じっくりゆっくりと抽出するだけ。
薬膳茶は、一番身近な食養生なんです。
そして何より、
私が薬膳茶を推したい一番の理由
日本人って基本はお茶、好きじゃないですか?
でも急須でゆっくり飲む、という人は少なくなってきているかもしれません。現代人は忙しいし、ゆっくりお茶を飲んでいる時間はないのかも。
だからこそ、自分のために
あえてお茶をゆっくり丁寧に淹れてほしいんです。
時間がない現代人にこそ、その穏やかな時間が必要だと思うのです。
忙しいけれど、ちょっとだけお茶を飲みながら
自分の体調や気持ちを振り返る。
ああ、なんだか体が重いなあ、お腹も張ってる
仕事忙しくてストレス溜まってたかも、
ちょっとしんどかったのに無理しちゃってたな
とか。そんなだけでもいいのです。
その振り返る時間を作ることが、自分自身の中庸(ちょうどいいところ)に持っていくためには必要なのではないかと、私自身も日々薬膳茶を飲む中で感じています。
この時間を作るのに、正直薬膳茶じゃなくてもいいかもしれません。
ただ、薬膳茶はそれぞれの食材の性質や働きを生かしてよりパーソナルに整えることができる。
そういう意味では気持ち的にもただ普通のお茶を飲むよりも、今の自分にちょうどいいな、と思っていただけるのではないかと思います。
もちろん食品であり薬ではないので効果は謳えませんがその人ぞれぞれに合わせて作れるし、緩やかに穏やかにじわじわ、が薬膳のいいところなんですよね。
いい時も悪い時も、私のための薬膳茶がある。
そんな心強くて穏やかな薬膳茶Lifeが
少しでも毎日を自分らしく過ごせる一助になればいいなと思っている今日この頃です。
ここまでお読みいただきありがとうございました☺️
心と体を調和する薬膳 木犀花 MOKUSEIKA
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