なかむらふみえ / 心と体を調和する薬膳 木犀花

心と体を整え、自分なりの”ちょうどいい”を知るために 薬膳茶で毎日ゆるりと養生を。 薬…

なかむらふみえ / 心と体を調和する薬膳 木犀花

心と体を整え、自分なりの”ちょうどいい”を知るために 薬膳茶で毎日ゆるりと養生を。 薬膳や養生、漢方で胃腸虚弱から徐々に脱却中。 薬剤師 / 国際薬膳師 オンライン養生相談&薬膳茶ブレンドとオリジナルの薬膳茶も販売しています(オンラインショップ準備中)。

最近の記事

全ての土台、胃腸について

こんにちは。 養生相談でも割と多いのが、胃腸が弱いことが諸症状の原因という方。 私自身もそうなので良くわかるのですが、、 というわけで、今日は胃腸についてお話ししようと思います。 胃腸は全ての土台である そもそも胃腸とは。 中医学的には脾(ひ)といい、主に消化吸収を司る臓器。 食べたものをエネルギーや栄養に変えて体に送り出している場所です。 胃とまとめて脾胃(ひい)ともいいます。 細かく話すと脾と胃は働きが違うのですが、ここではざっくりとまとめて胃腸≒脾、として書い

    • コツコツ養生を続けることがなぜ大切なのか。

      こんにちは。 今日は、養生を続けることについて。 そもそも、養生とは 養生相談を始めて、1ヶ月。 お話ししたみなさんにお伝えしているのが、ぜひ養生を続けてみてほしいということ。 養生とはそもそも、生命を養うことです。 生活習慣に気をつけて、健康増進に努めること。 例えば、睡眠時間の確保、飲食物の内容や頻度の調整、季節に合わせて生活リズムを変える、などなど。(必要な養生は人によって違います) 食生活と同じくらい生活習慣って大事で、毎日の積み重ねなんですよね。 私自身の

      • ポジティブじゃなくていい

        なんでもポジティブ思考、というのは あまり好きではない。 だって辛い時は辛いし、しんどい時は気持ちは落ちる。 それを無理やり上げる必要は必ずしもない。 物事は陰陽バランスで成り立っていて、 上がったり下がったりを繰り返して調和しているから。 それが自然の理であって。 陽ばかりー!!とか、がーっと上がったと思えばがくーーんと下がる というのはどこか不自然で、気づかなくても心と体のどこかにきっと歪みが生じている。 ポジティブまたはネガティブを無理して選んでいるのなら。 また

        • 薬膳は、その人を見る

          こんにちは。 あっという間に9月。 まだまだ残暑が厳しいですが、涼しさも感じられるようになって秋が近づいているのを嬉しく感じます。 薬膳の勉強を始めてから数年が経ちました。 知識と実践のサイクルが染み込んでくる感覚がようやくつかめた気がします。 今学んでいる講座で、薬膳の先生が言われていたこと。 “薬膳は、その人を見ること 季節や旬のものを食べれば良いわけではなく 食べる人間の方、身体を考える” よく言われる、旬のものやその土地のものを食べましょう、という考え方はも

          酒種酵母パンを習ってからというもの、すっかり日常化してしまったパン作り。最近はベーグルに手を出している。もちもち、ふわふわ、むぎゅむぎゅの中なら断然むぎゅむぎゅ派です。THEベーグル、という感じの。これが家で作れる幸せ。自分でパン作るようになるなんて、人生とは分からないものだ。

          酒種酵母パンを習ってからというもの、すっかり日常化してしまったパン作り。最近はベーグルに手を出している。もちもち、ふわふわ、むぎゅむぎゅの中なら断然むぎゅむぎゅ派です。THEベーグル、という感じの。これが家で作れる幸せ。自分でパン作るようになるなんて、人生とは分からないものだ。

          忙しい現代人にこそ、ちょうどいい薬膳茶

          こんにちは☺️ 薬剤師で国際薬膳師の なかむらふみえです。 今日は私も日々飲んでいる薬膳茶について、普通のお茶とどう違って一体何が良いのか? ゆるゆるとお話できればと思います。 そもそも、薬膳とは 薬膳茶って急に言われてもなんやねん、って方も多いと思います。 そもそも薬膳とは、中国の伝統医学を統合した「中医学」をベースとした季節や体調、体質などに合わせて作る目的のある食事のこと。 ※厳密には、対健康な人と対病人とで分けられており 狭義の薬膳は、病人に対して食材と中

          忙しい現代人にこそ、ちょうどいい薬膳茶

          改めて自己紹介。

          こんにちは。初めまして。 最後に書いたのが2022年、noteを放置しすぎていた…。 自己紹介も変わったし、改めて書き直したいと思います。 自己紹介、現在の活動 薬剤師で国際薬膳師の なかむらふみえと申します。 個人事業として、オリジナル薬膳茶の販売や各種薬膳ワークショップ、イベント開催、オンラインにて養生相談と薬膳茶のブレンドサービスなどを行っております。 中医学との出会いと薬剤師 新卒から病院5年、薬局2年と薬剤師として勤務。 現在は一旦離れています。 元々医

          薬膳を伝える場を作る②中庸とは

          中庸について、以前まとめていました。 https://note.com/e_i_m_y_/n/nf7be63a62732 この言葉に出会ったのは、おそらく仏教の本を読んだ時。 お坊さんが書かれた本に載っていた気がします。 偏りがないことを中庸というんだ!と初めて知りました。 その後、薬膳に興味を持ち、東洋医学を学んでいくうちに、再びこの言葉が出てきたんです。 東洋医学は、その人それぞれの中庸に近づけていく治療なのだと。 その中に薬膳もある。 それを知ってから、ま

          薬膳を伝える場を作る

          伊勢の地で、薬膳サロンを開きたい。 . noteの更新が大分できていなかった、、。 今年6月に試験を受け、無事に国際薬膳師となることができました。でも、とったものの、これからどういう風に活動していけばいいのか分からず。 そんなときに見つけた、薬膳を仕事にしたい人のための講座。 7月末から足掛け2ヶ月ちょっと。つばめ薬膳アカデミーさんの薬膳を仕事にしたい人のための起業塾 第一期生として無事に先日講座を修了しました。 私らしく薬膳をお伝えする方法ってなんだろうか?私にで

          転職活動をして思ったこと。

          大変恥ずかしながら、薬剤師、という職に対する熱い気持ちというものを今まで持ち合わせていませんでした。薬の勉強は義務でしかなく楽しいわけでもない、かといって他にしたいこともない。 引いてもらったレールの上で、出してもらった選択肢の中からできそうかなと選んだに過ぎない職業でした。 自己決定感が全くなかったのです。ただ、免許があるから仕事をせねば、という義務感から働いていたのでした。 それでも、新卒からなんとか仕事をこなし毎日慌ただしく調剤をし、患者さんや他職種の皆さんとお話

          作り手の想いが伝わるモノ

          購入してから時間は少し経ちましたが。 インスタグラムで拝見していた、黒沢祐子さん(Wedding&Lifestyle Producer)の作られたワンピースを購入しました。 こちらのお洋服。 The CURE × YUKO KUROSAWA https://www.instagram.com/yukowedding/?hl=ja いつもとっても素敵で、こだわり抜いた妥協を許さぬお仕事をされていらっしゃる。こんな生き方がしたい、と女性ならきっと憧れるであろう方。(も

          外側から定義することで内側が分かる

          先日とある打ち合わせで お話しした方から言われたこと。 薬剤師の仕事のことや薬膳を勉強中というお話をしたところ、 薬膳って食材高いんですよね? 難しそう、、😥と。 いやいや、スーパーにあるものでできるんですよ〜 とお伝えしたら、驚いていらっしゃいました。 やっぱり、生薬とか高い食材とか 手に入りにくいもので作るというイメージって あるんだよなぁ🤔 苦そう、難しそう、手間がかかりそう。 これは勉強するまでは私もぼんやりと思ってました。 薬膳はあくまでも普段の食事で

          外側から定義することで内側が分かる

          さつまいも🍠で鬼まんじゅう

          秋ですね。ご飯が美味しくて困る季節。 さつまいものスイーツといえば 皆さまは何を思い浮かべられるでしょうか? 私は完全にこれ #鬼まんじゅう です🍠 さつまいもが手に入ると決まって母が作ってくれたのを思い出します。 角切りのさつまいもを水溶き小麦粉と合わせて蒸しただけのシンプルかつ素朴なおやつです。 これ、東海地方とくに愛知と岐阜の郷土菓子なんですね。 全国区だと思ってた、、、笑 この辺りの和菓子屋さんには大体あります^^ ごつごつした角切りさつまいもが鬼や金棒の

          薬膳を学び始めて一年

          が経ちました。 ちょうど一年前に投稿したこちら。 この栗ご飯を作ったあたりで薬膳の勉強を 始めたのでした。 栗ご飯は初めての薬膳料理、 そして学びの原点と言えるかもしれません🌱 . 薬膳を学び始めたきっかけのひとつは仕事。 薬剤師として内科病棟で働く中で 生活習慣、特に食習慣の乱れから 病気になってしまった方に出会う機会も多く、、 そもそも、未病の状態から健康にシフトして 病気を防ぐことは出来ないのかな、 と思っていたのです。 . 何を食べるのか、という選択は毎

          白露の薬膳レシピ

          急に寒くなって秋めいてきましたね。 今日は二十四節気の白露。 夜に気温が下がり草花に朝露がつき始める頃 きらきらと露が輝く様が分かるような 美しい言葉です🌱 今が旬、 そして私の地元も産地として有名な いちじくを使って 潤いのレシピを作りました🍀 いちじくの赤ワイン漬け 胡麻ソースかけ 薬膳的メモ_φ(・_・ いちじく(無花果):大腸を潤し便秘改善、胃腸の調子を良くする、肺を潤し咳を止める いちじくは体を冷やしたり温めたりしない平性の果物。五味は甘味です。 レシピ

          立夏の薬膳レシピ:そら豆

          5月に入り、日中も暑くなってきました。 今日は5月5日、端午の節句🎏 二十四節気の「立夏」にもあたりますね。 立夏とは立夏 りっか                 •春分と夏至のちょうど中間に当たる日 •夏が立つ=夏の気配が立ち始める、夏めいてくる時期 パキッとした青空に濃くなった緑が映えているような、そんなイメージがする素敵な響き^^ そこで、立夏に食べたい薬膳おかずを作ってみました。 この時期のおすすめ薬膳レシピ🍽初夏の陽気も感じ始めるこの時期の旬は