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ワーホリに来て日本人に足を引っ張られる【大人のいじめ】

こんにちは
フミです🍇

6月ごろから頭を悩ませてきた表題の件、
一区切りつきそうなので、書いていこうと思います✍️

わたしがオーストラリアに来たのは、
ワイン生産の現場を見て、知って、感じるため。
次のヴィンテージで、3期目になります。
(👇詳しくは、こちらでお話ししています🙇‍♀️)

醸造期以外はビザの延長のため、
中国人オーナーの経営する、
アジアンレストランで働いています。
本当にありがたいことに、醸造期には有給手当をくれ、
ワイナリーから帰ったらまたシフトをくれて、
この就職難のなか、1年半ほど働き続けています。


今回は、その職場でわたしが遭っていた
「大人のいじめ」について書きたいと思います。


ことの始まり

今年の6月中ごろ。
シフトが減り始めて、変だなと感じていました。
なにか、深刻なミスをしただろうか…
勤務態度に何か問題があるのだろうか…
正直、接客やスピードにも自信がありましたし、
思い当たる節は何もありませんでした。

7月上旬、いつもの半分くらいのシフトになった時、
これはやはり何かおかしいぞ、と同僚Mに相談。
その同僚Mは理由を知っていて、
オーナーとMと私で、仕事後に話す機会をくれました。


オーナーは、気まずそうに口を開きました。

「実は、数週間前…
 K
👦とY👧が君と働かないって言いだして、
 君のシフトを減らさざるを得ないんだ」

寝耳に水。
電撃が走ったような気持ちでした。
動揺も相まって、すぐにその場で涙が溢れました。
オーナーは、話を続けました。

「もちろん、彼らに何度も理由を聞いたのだけど、
 ひとつとして理由が出てこなかった。
 - フミは失礼な態度をとっているのか?
 - なにかトラブルがあったのか?
 - どんなところが嫌なのか?
 - 具体的に何をされたのか?
 全ての質問に、2人とも何も答えられなかった。

 ただ、Japanese cultural thingと言われた。
 中国人の僕には分からないということなのかも。」

K👦もY👧も、一年ほど一緒に働いてきた日本人。
K👦は5年ほど働く40歳手前のフルタイムの男性、
Y👧は昨年9月ごろに入った、
わたしがトレーニングをした少し年上の女性でした。

K👦とY👧はもともと仲が良かった。
そんな中、急に2人同時に言い出したと言います。
週5ずつ働いている彼らと働けないとなると、
通常の時間数働くことは、ほぼ不可能です。


最初に感じた、自己嫌悪

全くの想定外の出来事に、動揺しました。
彼らが何も理由を挙げられなかったように、
わたしは声を荒げたり、責めたりしたことはなく、
もちろん彼らとの間にトラブルもありません。
Y👧に至っては、彼女の自尊心の高さを感じていて、
オーナーに怒られているのをかばったり、
他の従業員の前で、仕事ぶりを褒めるよう努めていました。

どうして?

初めは、強く自分を責めました。
具体的に嫌なところが一つとして挙げられないのに
一緒に働きたくないってつまり、
同じ空間にいるだけで、人を不快にする存在なんだ。
誰かにとって「生理的に無理な人」なんだ、わたし。
わたしの声や顔や仕草、仕事の仕方、なにもかもが、
誰かにとって、ことごとくイヤなんだ。
しかも、2人同時に。

最初の数週間は、怯えるように生きていました。
「他の誰かも、本当はわたしのこと嫌いなのかも。
 これも、もしかしたら感じ悪いのかな。」
過敏になっていたし、ネガティブになりました。

本当にラッキーなことに、人生で一度も、
いじめられたり、仲間はずれにされた経験がなく、
耐性があまりにもなかったとも言えます。


落ち着いて、仕事は仕事

自己嫌悪中に考えてしまう疑問。
何が良くなかったんだろう、
わたしは何を直すべきなんだろう、
でも、彼らが口を開かないので、誰にも分からない。

答えがないことを考えるのに少しくたびれて、
仕事に専念しよう、わたしはベストを尽くすだけ、
と、割り切るように努め始めました。

その頃、オーナーが、足りない時間を補うために、
追加で調理補助の仕事をくれるようになりました。
K👦が表で働いている時に、隣部屋のキッチンで、
ワンタンを包んだり、肉を一食分ずつ小分けにしたり。
やったことのない作業は新鮮で、楽しい。
またできることが少しずつ増える喜びがありました。


なぜか、同情

同僚たちが、
「ただの僻みだよ」と言ってくれることも多く、
いただける時間は仕事に専念するようになってから、
彼らに対して、同情が湧いてきました。

実際のところ、本当に思い当たることがなく、
「海外の友達を作って英語を上達させ、目的があり、
 仕事ができ、コミュニケーションも得意で
 お金に余裕があって、毎日ハッピー野郎」
みたいにおそらく見えていて、僻んでいる、
としか思えなかったです。
わたしにも、人並みに悩みとかありますけど…😅

かつて、まだK👦とも普通に会話をしていた頃、
どうしたら自己肯定感を高められるのか、
目標をどうやって見つけているのか、
モチベーションをどうやって保っているのか、
などの質問を、彼から受けることがよくありました。
わたしのエネルギーに一目置いていたのだと思います。

個人的なことなので、詳細は伏せますが、
K👦もY👧も、日本の社会になじめなかった。
資格を持ちながらも、どこも雇ってくれなかったり、
職場に適応できず、日本から敗走してきた人たち。

誰しも、働いていたら、馬の合わない人もいる。
わたしも過去、そういうことはあった。
でも、そこでこのような振る舞いをしていたら、
最終的に損をするのは彼ら自身なんじゃないか。

いい大人が、理由もあげられずに
わがままを言っていては、評価も上がらない。
シフトも減り、収入も減る。
仲良くなる必要はない、ただ仕事ができたらよい。

2人ともわたしより人生経験が長いはずなのに、
壁に当たった時に、人のせいにして、
自分でできる建設的な解決策を選んでこなかったのでは。
ストレス耐性と問題解決能力が
欠如しているように思われました。

これからもそうやって生きていくのか?
お節介だけど、その生き方で幸せなのか?
自己実現に必要なのは、
逃避や嫉妬ではなく、努力だと、わたしは思うよ。


追い討ち

わたしにも、いろいろ言いたい事はあったけれど、
ひたすら耐えて、仕事に集中していました。
変わらずに自分のベストを尽くせば、
いつか理解され、報われると信じていました。
そんな中、K👦とY👧に追い討ちをかけられます。

K👦が、わたしが隣の部屋で
調理補助の仕事をしているのも気に入らないと、
追加で文句を言い出したのです。
この文句はオーナーの激怒によって退けられます。

また、Y👧とは、勤務時間が被らないように、
彼女の退勤時間にわたしが出勤になっていたのですが、
入れ替わりの数分間に、態度が悪いと怒られたのです。
「最近、どうしたの?何かあったの?
 何、その態度?おかしいよ?」

と、詰め寄られました。
何かあったかは、よくご存知なのではないか…。

理由も挙げずに、一緒に働きたくないってことは、
改善や交渉の余地もないわけで、
わたしと接触したくないだろうと思っていたし、
必要のない世間話や愛想笑いはしていませんでした。
何か言われたら、はい、と答えるだけ。
彼女はそれが気に入らなかったのか、怒っていました。

なぜこの状況で、いまだにわたしが礼儀正しく、
愛想よく、胡麻を擂らなければならないのか。

この2件で、同情さえも吹き飛びました。
この人たち、わたしの持つ常識とは違う世界にいる。
論理的思考や、道理というものがわたしとは相容れない。
いままで、少しでも期待していたわたしがバカだった。

あまり詳細を知らない同僚も、この辺りから、
こんなのっていじめだよね、と囁くようになり、
明らかに風が変わっていくのを感じました。


人を呪わば穴二つ

もう、この頃にはわたしの労働時間は元に戻り、
代わりにK👦とY👧の時間は減っていっていました。
とくにK👦は、他のメンバーとのトラブルも絶えず、
オーナーがクビにしたいと発言することもしばしば。
実際にK👦の仕事内容をわたしに引き継ぎ始めました。

目に見えて、2人の孤立は進んでいました。
とうとう10月頭、突然Y👧は退職しました。
そしてその翌週、追うようにK👦も退職。
なんだったんだろう。

彼らは、わたしのシフトを削りにきたのか、
評価を下げにきたのか、一番の目的は分かりませんが、
人を呪わば穴2つ。
彼らも代償を払うことになりました。

2人とも、器用ではないけれど、真面目に働く方です。
みんなに、
「今までありがとう、
 君と働けてよかった、
 君の働きぶりは素晴らしかった。」
と、華々しく見送られるはずだったと思います。

「嫉妬から人に噛みついて自滅していった。」
そんな陰口を叩かれる終わりで、良かったのかな?


なんでも糧にしたいよ

わたしはどんな経験も、ちゃんと糧にしたい。
ツラかったー、って終わりにしたくない。
悔しいもん。

今回学んだのは、時に理解できないことや、
白黒つかないこともあって、モヤモヤするけれど、
自分のやるべきことを、全うしていけばよい。
悔しくても同じレベルに下がって戦っては損。
いい学びでした。

生きていれば、人と比べたり、
羨ましいなって思っちゃうことってあると思う。
でも、羨ましいなってくらいの人とは、
仲良くなっちゃえばいいんじゃないかなと思うし、
性格が合わないんだとしたら、
自分は自分で努力して自信をつけたい。

楽じゃないけど、自分も成長できて、
精神衛生的にもよく、人にも認めてもらえる。
いつもいつも、そうできるわけじゃないけど、
小さい自己研鑽の積み重ねが、
なりたい自分を少しずつ近寄せてくれるのかな。


TOPの写真は、Y👧が退社した日、
とうとう芽を出したミョウガ🤣
手に入らない日本食材は、育てる💪笑

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