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オーストラリアでつくる、牛すじ煮込み

こんにちは。
オーストラリアのワイナリーで働いているフミです🍇


この時期は毎日、朝と晩に必ず作業があります。
ポンプオーバーとパンチングダウン、糖度などのチェック。

ですが、土日は極力その作業以外はしない、
というのがうちのワイナリーの方針。


とはいえ、車を持っていない私の行動範囲は、
自転車で行ける3つの小さな商店街。

どれも、スーパーや薬局、本屋さんがあったり、
ちいさなパン屋さんやレストランがあったり、
ちょっとした飲み屋さんがあったり。

映画館とか、ショッピングモールとか、
ファッションブランドのお店とかは、ないのです。


そうなってくると、
土日の休みはどうしても家で過ごしがち。

花に水をやり、絵を描き、本を読み、
来週のための、作り置きご飯を作る。

さて、今日は何の料理を作ろうかなあ〜
と、思っていたときに、
とても素敵な記事を発見。

今日はこの本が読みたい、と思ったのだけど、
まだKindle版がない。
当然ですが、日本の本はこちらでは買えません。


うーん。
どうしても、
牛飯のくだりが、頭から離れない。

そうだ、今日はこの本は読めないけど、
紹介文にある、牛すじをとろとろに煮込んだものを作ろう。


そうして、朝一番にスーパーに行きました。
肉コーナーで、「何が欲しいの」と話しかけられ。

「牛すじが欲しいの。こう言う感じの…」
と写真も見せながら伝えます。



加工場からも、また一人お姉さんが出てきて、
あれこれ相談に乗ってくれて。

「その写真の感じのものはないけど、これとか、近いんちゃうん?」

渡されたのが、shin bone inと書かれたパック。
オッソブーコでしかみたことない、
骨が真ん中に入った、脚の輪切り。


なるほど、切り方見慣れてないだけで、
つまり脚の筋が入った部位だもんね。

「これ、ためしてみます。
ありがとうございます。」

ということで、ドキドキしながら調理。


鍋に、水と肉を放り込み、
30分煮ては、水を替えること3回。

骨を外し、一口大にカットし、
さらに1時間煮込み、
ネギ、生姜、唐辛子と、調味料、
大きめカットのニンジンも投入。
そこから1時間煮込む。


時間はかかったけど、
放っておく工程ばかりだし、
並行して2〜3品調理していたので、長く感じません。

やや筋部分は少ないものの、
思っていた牛すじ煮込みができました。


白米にスジ煮込みとネギ、七味をかけて
今晩の夕食に食べよう。


今日は、スーパーで見かけた、立派な栗も購入。
大学生の頃に毎年作っていた、渋皮煮に挑戦🌰

ですが、きれいに鬼皮だけ剥けた栗も、
煮ていると渋皮がボロボロと剥がれてしまい、
渋皮煮は断念。
品種の問題なのでしょうか。

栗のジャムにしたところ、
餡子のような味わいで、ほっこりしました。


なんてことはない1日だけど、
やったことないことに、少しずつ挑戦できた、
のんびりしたいい休日になりました。

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