直売所とおはぎ作り
私が暮らすのは、山奥の小さな集落。もうこれ以上は山の奥地にしか行かれません、その道も国有林なので鍵を持っている人しか入れません！と言う場所でなのです。そんな集落への帰り道の端には、掘っ立て小屋や軒下の簡易直売所が開店します。大根やネギやキノコや果物や…。掘っ立て小屋が出来ていたから…何が売られるのかなぁと思っていたら、長ネギとサツマイモの直売所。
立派な長ネギ、３本一束で100円でした。サツマイモもあったけれども、長ネギを買いました。こういう、人の良心を信じる商いを見掛けると、何だか嬉しくなるのです。今夜は、長ネギのかき揚げにしよう！って思いました。
帰宅して、もち米を炊いて…おはぎ作り。先日作って冷凍保存しておいた粒あんで。あんこをもち米の中に包んで、きな粉をまとわせるのが私流のおはぎです。いつもならば胡桃おはぎを作るのだけれども、ちょっと気合いが入らず…ふふふ。もう少し、秋が深まってからのお楽しみにしておきます。
きな粉をたっぷりと纏わせた、あんこ入りのおはぎと、白すり胡麻のおはぎ。以前はイベントで頼まれて１個50円で販売しておりました。秋は、何かとイベントがあったから大忙しだったのです。今はね、お仏壇と神棚にお供えして頂く分で十分です。明日、職場に持って行ってお福分けします♪
ただ、ただ、爽やかな空気に満たされて…暑くもなく寒くもなく心地良くて。でも、夏には来なかった膝の上にくる猫達の様子や、その温もりにホッとするのはきっと秋なんだよなぁと思うのです。秋の空色や空気は、どこか薄墨を一滴零して含ませたみたいに深みがあって、深呼吸をするとひたひたのBlueが沁み渡る様です。