『夢をかなえるゾウ』を読んで、自分のYouTube活動を見直した話。
みなさんも一度は聞いたことがあるであろう本『夢をかなえるゾウ』は、実は4巻もある。
それを知ったぼくはすぐさま図書館へ行き、2と3だけおいてあったので、借りてきた。
早速2を読んでみたが…今の自分につながるところがあまりにも多くて、響いた。
今日はその話をします。
あらすじ
水野敬也さんが書かれた『夢をかなえるゾウ』シリーズは、ジャンル的には自己啓発にあたる本だ。
人生がうまくいっていない主人公に向かって、ゾウに似た神様であるガネーシャが成功法則を教えるというストーリー。
この本の一番の特徴は「物語口調で読みやすいこと」。
自己啓発書といえば、少し堅い文章や、エッセイのような感じで書かれることが多いが、この本はあくまで小説(物語)。そのためすごく読みやすい。
今回ぼくが読んだのが、その続編である『夢をかなえるゾウ2』。
あらすじをひとことでいうと「売れないお笑い芸人が、ガネーシャたちと共に成功を目指す物語」だ。
ガネーシャたち、というのがポイントで、この本ではガネーシャ以外にも、貧乏神の金無幸子(かねなしさちこ)さんや釈迦などの神様が登場する。この神様たちも非常に個性豊かで面白い。
特に幸子さんは貧乏神というだけあって、貧乏な人や貧乏につながる行動が大好き。借金を背負う主人公を見て喜び、CP(コストパフォーマンスの略)という文字が書かれた服を着ている変わり者。
売れないお笑い芸人である主人公は、長い間この貧乏神に取り憑かれていたのだ。
その幸子さんと主人公との会話が非常にためになる。
もっとも心に響いたエピソード
あるとき、幸子さんは主人公に「貧乏になりやすい人の3つの特徴」について話す。
幸子さんは紙に3つの絵を書き、こう言います。
「まず、『ドリーム貧乏』__略して『ドリ貧』ですが、この人たちは大きな夢を持っているものの、その夢に囚われるあまりお客さんのことが全然目に見えていない人です。お客さんから望まれていないことを頑なに続けているので、『イタい人』なんて呼ばれることもありますね。フフフ
グ、グサッ…
まさに自分のことだ。
YouTubeでは自分が出したい動画ばかり出して、視聴者が見たいような動画作りを全然してこなかった。
だから登録者もなかなか伸びない。いつまでたっても収益化できないし、YouTubeで生きていくという夢は叶えられない。
これからのYouTube活動
考えてみれば当たり前のことだ。
人気のYouTuberというのは「(自分が)好きなことで生きていく」以前に、まず視聴者が好きなものを発信し、動画がたくさん見られることで結果的に「生きていく」ことができる。
今の自分は、ただ好きなことを追求しているだけで、全然お客さん(視聴者)のことが見えていない。
出している動画も一貫性がないし、どういうYouTuberなのか分からない。
まず、たくさんの視聴者に見てもらわないことにはなにも始まらない。
だから、ぼくはこれから視聴者を第一に考えて、動画作りをしていきたいと思う。
大衆受けするテーマの動画で、ニッチな話はせずに、見慣れた編集をしていきたい。
個性は少し失われるかもしれない。でも、視聴者がついてくれればそれでいい。
自分が出したいのは、大衆向け動画ではなく、もっとニッチな動画だ。
この記事でも話しているように、ぼくは自分自身について話すのが好きだ。
でも、自分に興味がある人は少ない。
だから、まずは大衆受けする動画をたくさん作って、自分について知ってもらって、それからサブチャンネルかなにかでニッチな話をしていこうと思う。
大衆受けする動画を作ると言っても、それは簡単なことではない。
話し方とか、動画の雰囲気とか、色々改善していかなければならない。
具体的に改善する点についても、また記事で話していこうと思う。
「視聴者が見たいと思える動画を作る」
こんな当たり前のことを意識していなかった自分が恥ずかしい。
でも、このことに気づかせてくれたこの本に感謝して、これから自分を変えていきたい。
フルダイは生まれ変わります。