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文学フリマ東京の大反省会〜。

文学フリマ東京37お疲れ様でした。めっちゃ疲れた!けどめっちゃ楽しかった!(語彙力幼稚園)


はい、という訳で大反省会の会場はこちらです。よりよい出店をしたい方は必ずお立ち寄りくださいまし。


良かった点と悪かった点どちらも書くので文学フリマに挑む同志に届け。役に立ったらいいねとか記事の紹介とか是非、お願いします🙇‍♂️

(あくまで文学フリマ東京での話なので、地方だとまた空気感は違うと思います)


◆◆当日について◆◆

スタート前

【bad】到着が遅かった

10:30〜出店者の入場が始まる。
が、僕が到着したのは11:10くらい。準備にバタバタしたので入りは可能な限り早い方がいい。


(今回はできなかったけど、準備が終われば開場前に他の出店者さんに挨拶とかできるかも!と思った。何ならそこで買わせてもらうのもありか?邪魔にならない範囲でね)


(実は遅くなったのには訳がありまして…)
ブースに使うために額縁を用意してけど当日の荷物が多過ぎて持っていくのを断念。
代わりにイーゼル(本とか絵を立てる木の三脚みたいなやつ)を100均で買ってから向かったので想定してたルートと違う行き方になって遅くなりました。

『平和島駅→徒歩』の予定が、『JR大森駅→バスで東京流通センター前』になった。バスむずいから嫌い。

とりあえず記念撮影しといた

【改善ポイント】
・朝は余裕を持って早めに出る
・前日に荷物のシミュレーションをする
 (意外と多くなる)
・複数の行き方を把握しておく

***

【good】食べやすいパンを持っていった

開場前が1番の昼食チャンス。出店者が何かを食べれるのは多分ここしかない。こぼれにくくてサッと食べれて歯につきづらい物がいいかも。(メープルパンケーキみたいな菓子パン食べました)


ブース

ブースについてが1番反省点多い。ちなみにこんな感じでした。

どんな表情?

【bad】高さがない

改めて見ると高さがない。長机が意外と低いので思てるより高さ出さないと目につかない。こう見ると右上のA3ポスターでも全然小さいね。

【改善ポイント】
・『スマート本棚』という段ボール製の簡易棚だと高さが出るので検討
・ちっちゃい台を使うことも検討

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【bad】内容がよくわからない

「ごちゃごちゃ内容書いても読めないだろう」と考えた挙句、今回はシンプルにした。だが、裏目に出た。シンプル過ぎる。ジャンルしか書いてないのでこれじゃあ内容が一切わからん。

どんなエッセイか。どんな自由律俳句か。一言で内容をビシッと決めるヤツが欲しい。

【改善ポイント】
・内容を一言で表すキャッチコピーを大きく出す

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【bad】フィギュアとか飾ってた

プライベートでガチャガチャを嗜むことがある。最近見つけたフィギュアがあまりにも可愛くて当日ブースに飾ってみた。

コミュニケーションのきっかけになるかなーと思ったけど、ならない。広い会場ではこんなちっちゃい物は見えない。無意味。みんなそれどころじゃない。

【改善ポイント】
・余計な飾りはしない

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【bad】見本と商品がわかりづらい

何名か見本じゃなくて商品の方を試し読みしてた。こちらは全然いいんだけど後の人のことを考えると是非、見本の方を読んで欲しい。
 
位置を変えたりシールをもっと大きくしてわかりやすくしよう。

「何でそっち取るのかなぁ?」というのはあくまでこちらの意見。仕組みとデザインで乗り切りたい。

【改善ポイント】
・見本だけを前に出して売り物は少し位置を下げる

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【bad】PayPay支払いする人はいない

時代の流れもあってPayPayのQRコードも用意したけど支払い者はゼロ。ここでは現金でのやりとりが文化として根付いてますね。その方が早いし。

【改善ポイント】
・次回からは用意しないつもり

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【bad】フリーペーパーゴリ余り

過去の出店者を調べてみると「フリーペーパーを配り終えてしまった」という意見が多かったので200部刷って挑んだ。でも多分、20〜30しか配れてない。

「フリーペーパーだけでもどうぞー」と言ってみるけど笑顔で断られることが多かった。あれ結構、クるね。 

文フリ東京に来る方はお目当てのブースがあってフリーペーパーでさえ荷物になってしまうのかもしれない。

うーん。でもこれに関しては会場の問題なのか、フリーペーパーの内容や見た目がいけなかったのか、自分の押しが足りなかったのか、原因が特定できずモヤモヤ。 

しかも日にちやブース番号が入ってたり、今回の新刊の紹介なので使い回しがしづらい。Oh…。

余りたっくさん

まぁとにかく、本を立ち読みしてもらうor買ってもらうがゴールだと思うので個人的にはこれからフリーペーパーは少なめで行きます!

【改善ポイント】
・フリーペーパーは少なめにする
・もしくは使い回しができる名刺とかにする

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【good】妻と一緒に行った

同行者の存在はありがたい。励まし合ったり会場の感想を言い合ったり。心が折れそうな時、となりに妻がいるだけで大分救われた。最後、少し店番もしてもらった。


※声が通る、声かけが得意な友人・家族がいる場合は積極的にスカウトするのがおすすめ。(うちの夫婦はどちらもおとなしいので、会釈と小声のこんにちはで奮闘)


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声かけ

【?】小声のこんにちは 

これは正解がわからないところ。グイグイいくのが苦手なのでとりあえず目が合ったらできる限りの笑顔で「こんにちは」。

基本、スルーが多いけどこれは仕方ない。東京は、みんな忙しい。

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【?】基本、座りで挨拶

これも正解はわからない。立つと圧力がかかると思って基本座り。

立ち読みしてくれた人、フリーペーパーもらってくれた人、購入してくれた人に対しては立ってお礼。という感じにした。

立って挨拶したらもっと見てくれる人は増えるかもしれない。…でもここは性格とプレイスタイルによるのかなぁと。

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【good】立ち読みの促し

3秒以上見てくれた人、立ち止まりそうな人に対しては「立ち読みだけでもどうぞ!」と積極的に声をかけた。

スルーされるのと読むのが半々くらいか。

立ち読みが1つのゴールなので、読んでもらってダメならしょうがない。お口に合わなかっただけだと思うようにする。


読んでる間は下を向いてニコニコして待っていることが多かった。話せるような余白がある場合だけ、見どころとかタイトルに込めた想いとかサラッと話した。


メガネをかけた寡黙で厳しそうなお兄さんが表紙気になりながらも進もうとしてたので「立ち読みだけでも!」と言ったら読んでくれた。そこから吹き出して笑ってくれて「おもしろいですね。買います」となった。

心の中でこの日1番のガッツポーズが出た。勇気は架け橋。


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服装

【bad】脱ぎ着しづらい服

かわいいスウェットを買ったのでどうしても着たかった。でも温度的にはイマイチ。会場が熱気で暑過ぎたので脱いでほぼ半袖でいた。

で、そのまま他ブースの買い回りに行ったら外は寒かった。すぐに脱ぎ着できる羽織りものが正義な気がする。となるとカーディガンかな。

【改善ポイント】
・次回、カーディガン着用予定

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【good】歩きやすいスニーカー

行き帰り、ブース運営、買い回り。意外と歩くし疲れるのでとにかく足はラクにしといた方がいい。

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◆◆作品について◆◆

内容

【bad】テーマが尖ってない

今回持っていったのは
悲しみを笑いに変える1000文字エッセイ集』と『勢いで作った自由律俳句集』。

出店を決めてから時間がなかったし、どうしても最初につけたいタイトルを作ったので今回は悔いなし。(自由律俳句集に至っては40日前くらいに急遽追加して作った。計画性なさすぎ。)


部数をもっと売ったり広めるにはテーマ選びも重要だ。でも書きたいものを書かないと意味ないので寄せすぎない。いいバランスを見つけたい。
 

ちなみに僕が買いたかった『事実婚当事者の本』とか『子のない人生と子のある人生についての本』とかは早々に売り切れてた。

【改善ポイント】
・一言で表現できるくらいテーマを絞る
・書きたいものと興味を持ってもらえるものの重なるところを見つける

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本の仕様

【good】『ちょ古っ都製本工房』さんに頼んだ

ちょ古っ都製本工房さんが安くて品質も満足。文庫サイズは持ち運びしやすくて手に収まる感じが好き。

小さいから目立たないデメリットもあるけど、ブースの見せ方で突破できそう。

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【good】新刊2種類作った

2種類あると選ぶ余地がある。自分と感性の合うお客さんに出会えたら2冊買いも期待できる。

2冊とも買ってくれる方が何名もいました(大感謝)

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価格

【good】手に取りやすい価格

どちらも80ページで1冊500円。量もそれなりにあってこの価格。お求めやすくていいと思います。(内容はもちろんいい物を書くとして)


くるみ製本(ホッチキスとかじゃないしっかりしたヤツ)で500円以下でやってる方は全員偉い(そんなに利益出ないと思う)。マジで幸あれ。


買う立場でも500円以下ならかなり気軽に買えちゃうからいいですね。


もっとページ数を増やして重厚な1冊で1000円とかにするのもアリ。ここは個人の好み。

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◆◆準備について◆◆

執筆

【bad】執筆期間が短かった

申し込み期限ギリギリで出店を決めたため約2ヶ月で2冊作った。これは多分、早い方だと思います。とりあえず妥協なく作れたからヨシとする。

結果、印刷が直前になってしまって割高になった。もっと時間はかけた方がいい。

【改善ポイント】
・時間を捻出する。早くから取りかかる。もう次回作の構想練り始めてます。

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SNS

【good】note記事を継続的に書いた

9月からnoteに文学フリマ奮闘記を書き溜めていった。自分の宣伝だけじゃなくて出店する上での注意点とか気をつけたこととか。


その記事を見て「note見てます!ためになりました」と言って本を買ってくださる方が複数いた。

人のためになる記事を書くのはやっぱ大事だ。


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【good】noteで人の紹介をした

お客さんとしても文学フリマが楽しみだった。だからこそ自分が気になる本を20冊以上紹介する記事を書いた。自分がされて嬉しいことを積極的にやる。

案の定、紹介した方の多くは喜んでくれてリポストとかしてくれた。その記事をきっかけに事前に交流できたり、会ってご挨拶できたりと輪が広がった。

本の紹介とか感想とか書いてもらうの嫌な人いないんで皆さん積極的にやってあげてください。マジでお願いね。

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【good】Twitterで告知しまくった

#文学フリマ のタグが合法的に許される期間なのでとにかくポストしまくりました。
でも同じ宣伝は極力しないように何かしら違った内容にすることは意識した。

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とりあえず終わり!もしまた思い出したら追加します。

反省点多いな!でもひとつずつ向き合って改善してくのみですね。

僕の場合、まとめると大きくこんな感じ。

・テーマ含め作品の強度をもっと上げたい
・ブース設営がザコすぎた
・事前のSNSはまぁまぁいい感じにできた

もうすでに文学フリマ東京38に向けてやりたいことだらけなんで楽しみながら頑張りまーす。

売れた数など数字の細かいデータはこちら

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1人でも多くの人に届けたいので通販もよろしくお願いします。次回文フリではどうせ新刊が出ると思うで既刊は今のうちにどうぞ!

この記事が役に立ったから本を買うってのも立派な動機だと思いますよ!!

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福本カズヤ/エッセイ
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