Mizuka Fukuyama

國學院/保育士/幼・小・特支教諭免許/児童指導員/現代教育に対する思いを発信💫🌟 世界を変える方法は、個々が行動と思考をやめないこと。

Mizuka Fukuyama

國學院/保育士/幼・小・特支教諭免許/児童指導員/現代教育に対する思いを発信💫🌟 世界を変える方法は、個々が行動と思考をやめないこと。

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人間の可能性

これは、歌の歌詞である。 歌を書いた彼は、生後9ヶ月時の高熱の後遺症で脳性麻痺になった。 何とか、命は助かったものの重い障害が残った。 当然、周りの大人は絶望し、もう彼とは会話はできない自分で生活することすら難しいと思っていた。 だから、彼は、10年以上も毎日毎日ベットで天井を見て過ごしていた。 そんな時、重度障害の言葉の可能性を研究している大学の教授に出会う。この教授は、遷延性意識障害の人達も「言葉を持っているのではないか、意志があるのではないか」と信じ実践を積み重ねてい

    • 座右の書

      「沈黙を越えてー知的障害と呼ばれる人々が口に秘めた言葉を紡ぎはじめたー」 2023年最後は、私の尊敬する柴田保之氏の1冊から。 柴田氏の講義はまるで落語を聞いているかのような一人語りが中心だ。 しかし、その内容はいかに学生達を惹き付け、疑問を投げかけているのだろうか。初めて彼の講義を受けた時の衝撃は未だに覚えている。 と同時に、私自身の無知に対する恐怖も襲ってきた。 これまで、たくさんの方々と向き合い実践を繰り返しながら、常識を疑い歴史を創ってきた柴田氏の言葉は、実に重

      • 教職課程学ぶ理由

        私が教職課程で学ぶ理由… 私は、「教員」という仕事に就くために教育学部に進学したわけではない。 確かに、これまでに憧れの先生に出会い素晴らしい職業の1つであると思うし社会的価値の高い職業であると感じている。 しかし、私が教職課程を選んだ理由は、 「子どものことを知りたいから」に尽きる。 ・先生になる→子どものことを知る必要がある (先生になるために子どものことを知る) ・子どものことを知る→◯◯ (子どものことを知った先にどんな職業があるのか) 上記で表すと、私は2つ

        • 2023

          2023年になり、既に1ヶ月が終わった。 その時の気持ちをこうして書き記しておくことは非常に重要である。 と同時に、過去の事柄をあまり振り返らない私にとって書き記すことに意味があるのか。 相手に「話す」と文字で「書く」はどちらも自分の中の思いや感情を表出させる動作であるが、不思議なもので、その行為を終えたあとの私の心持ちが全く違う。 前述に戻ろう。 つまり、私は過去を振り返ることはあまりしないが、文字で書くことの方が心が穏やかになるということなのだろうか。 過去の投稿が

        • 固定された記事

        人間の可能性

          最近思うこと

          目的がハッキリしている人とそうでない人の差 人の陰口を言ったり噂を立てたりする人を見ているとなんて暇なんだろう…と思う。噂を広める人も同様だ。嘘か本当か分からない話が来たら広めずに自分のところで止めればいい話。どうして、わざわざ労力使って広めるのか謎だ。 なにかに一生懸命になれない人は万年そんなふうに人の話題で盛り上がって生きていくのだろう。人に興味を持つ前に自分と向き合った方がいい。 一方で、目的がハッキリしている人は、外部からの多少の攻撃にも屈しない。そもそも外部から

          最近思うこと

          ICT機器活用で見られる効果❶

          ①個々の体験でとどまっていたものが、 後から別な人と共有できる。(再現できる) ・その時いた人だけが見るだけ⇒その時にいなくても共有できる ②刻々と変化する様子が記録でき、気づきが増え、細緻に見られるようになる。 ・記録やメモが頼り⇒写真や動画で記録、確認 ③言葉で表現しにくいものが一目で伝えることができるようになる。 ・言葉や自分で描いた絵で説明⇒写真や動画を見て説明 ④限られた情報で学習していたものが「検索」で多くの情報がリアルタイムに獲得できる。 ・限られた情報の

          ICT機器活用で見られる効果❶

          個別最適化の教育

          2022年11月現在。 既に2030年学習指導要領改訂に向けて、議論が始まっている。 学習指導要領は、約10年に1度の改訂であり時代に合わせて生き抜くために必要な力を身につけさせるための教師の指導指針である。 2020年学習指導要領のキーワードに1つに 「主体的・対話的で深い学び」がある。 「何を学ぶか」だけでなく「どのように学ぶか」に重視されている。実際、この考えを具体的に授業に落とし込むことは大変難しいことである。 他のキーワードに挙げられていることとして、 プログラミ

          個別最適化の教育

          人は人の中で人になる

          オオカミに育てられた少女アマラとカマラの話はご存知だろうか。特に、幼児教育での愛着形成を語る上では、外せない内容だ。 アンリ・ワロン 人間は、生まれた当初は自分と他者の区別がつかない。しかし、乳児に対しての養育者の反応や声掛けによって乳児は他者を認識し区別できるようになる。 つまり、人が人の中で育つことで自分ではない別な他者が居ることを認識する。 それがいかに大切なことか。 どういう場所にいるか、どういうモノ・人との関わりがあるか、また、その中で何が行われているか。 今

          人は人の中で人になる

          教育・共育・響育

          教育 教え育てる。人間を育てる営み。 共育 保護者、地域社会、学校、その他の人達とも連携し、勉学を授けるものと授かるものが共に育み成長する。 響育 教師に押さえつけられた恐育ではなく、子ども間での多様な響き合いを育てる。

          教育・共育・響育

          教育現場の話

          既に小学校現場に出ている友達の教員に聞いた話。 4月に入ったら、始業式前に先生方は学校に行き、自分の担当クラスやその他の業務に追われる。 特に1年生のクラスでは、名前のシール貼り、教科書等を数えたり、教室内の整理整頓する仕事もあるようだ。 もちろん、担任だからやらなければいけない業務の1つだということも分かるが、 「誰にでもできる仕事」ではないか、と思った。 教師は専門職である。例えば、授業作り等、教師にしかできないことに集中する為に、「誰にでもできる仕事」は、地元の教育大

          教育現場の話

          児童の不読率について

          近年、児童生徒の不読率の問題が取り上げられている。 現に不読率は各学年低い傾向にある。 それにより、語彙力の低下が考えられ、それに加えてSNSの検索機能を利用し、考えない児童生徒が増えてきた。 先日、ある市の教育研究発表会を拝見させて頂いた。 その中で、A小学校の教員が児童の不読率をどうにかしたいという内容で話をされていた。 不読率を解消する対策として、図書室に来た児童にはポイントをあげて溜まったらいい事があるよ!といういわゆる簡単な報酬制を取り入れるようだ。 その話

          児童の不読率について

          児童生徒の不登校・自殺過去最多

          「コロナ影響、児童生徒の不登校・自殺が過去最多に…」 10月13日のニュースの見出し。 本当に驚き。 何が驚きかって、 少子化、少子化と言われているこの時代に反してこのような記事があること。 子どもの数は減っているのに不登校・自殺は増えている。 保護者や教師など大人ばかりを責められない。 なぜなら、コロナのせいで環境が変わっているのは大人も同じだから。 でも、何か対策はできないものかと… 私は勝手ながらに感じてしまう。 教師はもちろん何もしていない訳では無い。 コ

          児童生徒の不登校・自殺過去最多

          LGBT

          「セクシャルマイノリティと学校教育」 このテーマで卒業研究を行っている。 以前から課題意識は持っていたものの いざ、研究を始めるとなかなか進まない。 ただ、たくさんの気付きもある。 1番は、日本国は変わろうとしているということ。 テレビの前の人や表面上で見るとLGBTに対して国は何か政策をしているのだろうか?と思う人も多いと思う。 しかし、GIDの法律を出したり、教員向けの通知を出したりと、国は少しずつ動いている。 テレビの前の人に伝わりづらいのは、 教員内での通知や