人は人の中で人になる
オオカミに育てられた少女アマラとカマラの話はご存知だろうか。特に、幼児教育での愛着形成を語る上では、外せない内容だ。
アンリ・ワロン
人間は、生まれた当初は自分と他者の区別がつかない。しかし、乳児に対しての養育者の反応や声掛けによって乳児は他者を認識し区別できるようになる。
つまり、人が人の中で育つことで自分ではない別な他者が居ることを認識する。
それがいかに大切なことか。
どういう場所にいるか、どういうモノ・人との関わりがあるか、また、その中で何が行われているか。
今、自分のいる環境は、自分を高めてくれる環境なのか。
はたまた、自分を下げてしまう環境ではないか。
「周囲に影響を与える立場」
「周りから影響を受ける立場」
2つの側面があることを認識し、人の中で人を育て、人の中で自分を育っていきたい。