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ニッポンしんでれらSTORY

「シンデレラ」は世界で愛される西洋の童話。
貧しくても、いつか王子様が・・・。という夢見るストーリーに酔った人は多いはず。
西洋の童話はプロモーションがうまいので、絵本以外にもアニメや映画になったり、グッズになったり。そしていつの間にかシンデレラに洗脳されていくのである。

でもですね、ニッポンにもあるのです。和風しんでれらSTORYが。
「玉の輿」の語源となった桂昌院がまさに和風しんでれら。
八百屋の娘から3代将軍・家光の側室に。
ただ何故か日本人だと妙に現実的に捉えてしまって、しんでれら感が薄れてしまうのは何故でしょうか?
私の想像力が欠落しているからなのでしょうか?

とにかく西洋の童話のように、日本のしんでれらSTORYもグッズまで発展して欲しいと願うばかりだったのですが、そこで一筋の光が・・・。

藤村真理先生の「めでたく候」

ただいま3巻まで出ている「めでたく候」
まさに和シンデレラガールの桂昌院が主人公の漫画なのです。
藤村先生、漫画にするなんて、素敵(☆。☆)

藤村真理先生の絵が美しいのとストーリー展開が、冒頭に桂昌院が死んでから人生を振り返っていくという斬新さ。
そして親しみやすい逸話がいくつもちりばめられていてこれはグッズ展開までの第一歩では?!と期待大のしんでれら漫画なのです。

私が一番好きなエピソードは、あぶり餅屋のおばあがお玉に語る、
「人生は思い通りにならない、それを受け入れるのが生きていくということ。そんな時は嘘でもよろこんで受け入れると人生が楽しくなってくる」
という話。

ただ進行状況が年に1巻発刊のペースなので。。。ちょっと先に小説を読んでしまうかもしれません。

今、いちばん押しの漫画なのでした!!

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