レ・ミゼラブル@帝劇
ついに、この日がやってまいりました!
ただでさえ人気の演目なのに、帝国劇場ではラストの公演。
チケット争奪戦の予感しかしない!
東宝ナビザーブさま、どうか当てて頂戴!!
祈る気持ちで応募したのが昨年秋…
何とラッキーな事に当選☆
2階席の一番前という、幸運に恵まれました。
開場は1時間前
はやる気持ちを抑えながら並びました。
女性比率が高いミュージカルですが、レミゼに関しては男性も多く、
劇場にいる人達は、皆さん、本当に目が輝いてました!
ミュージカルの魔力でしょうか
頭の中には『民衆の歌』がすでにこだましてます。
今日のジャンバルジャンは元劇団四季出身の飯田兄!
今回が四季以外で初の舞台、期待が高まります。
エポニーヌの印象が強い昆さんのフォンティーヌもどんな世界を魅せてくれるのか?!ここだけでも大興奮!!
上演時間は1時間半➡休憩はさんで➡1時間10分
2階で撮影したのでステンドグラスが反射して写るのもこの劇場ならでは
お約束のベアをレミのスーベニアカップに入れてみました!
ここの場所で写真撮ってる人が多かったです。
数々の演目とともに帝国劇場の思い出が甦ります。
グッズはバックが欠品以外は潤沢にありました。
個人的にはTシャツがカラーだったけどモノクロが良かったな。
飯田ジャンバルジャン、素晴らしかった!!
冒頭の船のシーンから鳥肌が。
船頭に立つシャベールの後ろ姿がこれからの物語を予感させて素敵なシーン
ジャンバルジャンが出所してから村で差別を受けて絶望していく様子、そこから教会の牧師さんから教えを受けて気づく心の変化!!
飯田ジャンバルジャンの心の機微が伝わってきて涙腺が。
あの牧師さんと会わなかったら、ジャンバルジャンも違った人生を歩んでいたかもしれない。
もう、それからの変化といったら。
人は変わらないとは言われるけど、心に刺さるきっかけがあれば変わる事が出来る、そんな人の可能性をビクトル・ユゴーは示してくれた気がします。
昆さんフォンティーヌ、子を想う母の気持ちが伝わってきました。
切ない・・・来世では幸せになってね、フォンティーヌ
そして物語は進み、エポの心に気づかない鈍感マリウスがコゼットと恋に落ち、でも革命に進む時代との葛藤。複雑。
六角さんと樹里さんが演じるテナルディエ夫妻の狡猾さ、いるいる!こういう心から黒い人たち。
まだ若き青年が突き進む革命。誰が止めてあげてよ~
『one day more』でそれぞれの人生が折り重なる
もう、歌で人生を重ねていくなんて凄すぎる。
レ・ミゼラブルが人気なのは、時代が違っても、それぞれの人生にどこか共感する部分が多く、自分が見る年齢により共感ポイントが変わるのが、きっと長く愛されるポイントなのかなあ
ビクトルユゴー、改めて凄い!そして演出クリエイティブが神!!
ユゴーは実際には革命に遭遇して、学生を止める側だったと史実には残っているけど、歴史は変わらないから物語に残す事で自分の心の葛藤も昇華させたのかな?今となっては想像しか出来ないけど聞いてみたい。
あと今回は割と演出を変えている気がしました。
終わってからの余韻が消えず。ありがとうございました、帝国劇場
劇場2階席もラストだと思うと感慨深い