「好き」に対して落ち着きがない生き物、それが私たちライターです
わたしは周りから「落ち着いている」と言われる人間だ。
そのとおりとも言えるし、イヤイヤそんなに落ち着いていないよ、とも言える。
というのも、わたしはコンテンツに対する感動のセンサーがなかなか緩い。
世界の広さを教えてくれる映画
知的好奇心をかきたてる本
筆を投げたくなるほど叙情的な音楽
そんなコンテンツ、あるいは、そのコンテンツをつくっている人に出会うと気持ちが高ぶってしまう。
時と場合と相手との関係性は考えるが、暑苦しいほどの「好き」を言葉にしたい、という思いに駆られる。
そういうときの心のなかは、とても忙しなくなる。
まったくもって、落ち着いていない(笑)。
けれど、ライターは「感動を伝えて行動させる」仕事だと思うので、これでいいのかなと近頃は思っている。
これからも落ち着いている風を装いつつ(?)、心のなかで落ち着きなく感動する自分でいたい。