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わたしの一冊 6
【おむすび】
筆者 佐藤初女
発行 株式会社主婦の友社
結ぶ
あなたがくれた
温もりを
わたしが
あなたへ
結んでいく
と思った一冊です
佐藤初女さんは、訪ねてくる人たちを迎えるための宿泊施設「森のイスキア」(青森県弘前市)で手作りの料理を用意し、共に大きな丸い食卓を囲み、心を分かち合って食事をしました。「一緒に食事をすれば人の心は開いていく」と実感していたからで、94年の生涯を「食はいのち」という信念で行き抜きました。「野菜も生きているから、にんじんや大根などの皮は、ていねいに薄くむきます」など、食材への思いは人への思いでもありました。ごはん、梅干し、塩、のりのシンプルな「おむすび」への細やかな心使いの見事さ。野菜の炒め物やあえものなどの身近なレシピも、人生と重ね合わせた思いや愛情で作られていました。初女さんが残してくれた数々のレシピや語られたことばから、どう生きていくかのヒントも得られます。「おむすびの不思議な力」「地の食材を選びたい」「祖母から母、母から私へ」「常備菜があれば」「いつものおかず」など。
ご閲覧くださりありがとうございます!
おむすびなど
日本食のレシピ本と言葉の本です
いのちをいただく
食のなかで
おむすびは
手のもつあたたかさと
やさしさを感じます
わたしの一冊が
あなたの一冊へ
紡ぐことができたら嬉しいです!