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お題:レトルト三角関係 「あんな女より、私の方がいいでしょ?」 そう言ってキスに耽り始めた男女を横目に、ぎゅっと鞄の持ち手を握る。「酷い」と呟き、足早にドアへ。ばたんと大きく音を立てて部屋を出れば、ふーっと肩を力を抜き、鞄から手鏡を取り出して髪とメイクを確認しながら自己採点。 「うーん、まあ……87点ってとこかな」 ぎらぎらとネオンの眩しいホテルから出ると、いつもの送迎の車が目に入る。何も言わずに後部座席に乗り込んで、欠伸をひとつ。運転席から、「お疲れ様です」の一
一切の発電が不可能になった20xx年。 一部の人間が、電化製品や必要な電気に関するあらゆる能力を手にすることになった。 人間の新しい進化の形である。 そして、ある男、三代という男が避雷針の能力を手にした。 雷が落ちれば全てこの男に集まる。 まさに、歩く避雷針。 三代の仕事は、自身の体に溜まった少しの電力を、いろいろなところに供給するために、日々歩き回るというものであった。 三代の人気は凄まじく、一部の地域では神と崇められている。 そんなこの男にも悩みはある。 雷が落ちる時に人
こんばんは!みょびいです。 今回は、 「チア部さくら通信🌸2週目(厳選まとめ記事)」 についてお話していきます。 「頑張る人を応援したい」 そんなチア部の私です。 この記事は、、、 チア部で応援活動や挑戦しているメンバーさん、 何かを頑張っている人、 素敵な記事や企画を紹介します。 こんな方を対象としてます。 🔶素敵な記事を読みたい 🔶頑張っている人を見るのが好き 🔶オススメの企画を知りたい では早速いきましょう! 3/10/21の音声 背中を優しく押してくれ
前回の桜の季節はこちら。 桜の精は語り始めた。 「あれは70年ほど前の事になります。涼しくなり始めた秋の事でした。庄ちゃんの住んでいるこの家を改装する事になり、庭も無くしてしまう予定の為私を切ることになりました。」 過去の桜庭家中庭。桜の木の前に立ち塞がる1人の少年がいる、幼少期の庄之助だ。 『ダメだよ!この木は僕の友達なんだ!お願いだから切らないで!』 「当時まだ小さかった庄ちゃんは何度も訴えてくれました。しかし、伐採は中止にならず庄ちゃんのご両
神社の石段のてっぺんに腰かけて 台風の進路についてなんて 話したくもないこと話しながら あなたの隣 超音速で動き出す細胞 飛び出してきた心臓を 飲み込む音は 蝉しぐれがかき消して 歩いてきた道のりを見下ろせば 湿気にむせる街並みが 夕暮れを待っているけど 空の青 海の青 君が飲みほしたラムネ瓶の青 ぜんぶ抱きしめたら 地球の青 ゆれる葉陰の隙間 飛び込んでイルカになれば 超音波は そこらじゅうで乱反射 どうする? そうくる? 意地っぱりが突然 素直になっち
手越祐也と沢尻エリカは、諸事情により表舞台から姿を消した。彼らを批判する人はいるだろう。でも、わたしはこの2人を嫌いになれない。 不祥事を起こした芸能人は嫌いだけど、手越祐也と沢尻エリカは別だ。沢尻エリカがニュース番組でたたかれるたび、何も知らない私が「沢尻エリカの何を知ってるんだ」と言いたくなった。母親が手越祐也のニュースを見て「手越はもうダメだね」といった時、好きな人を批判されたみたいに胸が痛くなった。あの二人は、何だか特別なのだ。 手越祐也と沢尻エリカを嫌いになれな