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インナーマッスルを鍛えて、肩こり、腰痛を予防!~富士通の高精度な骨格認識AI×最新トレーニングマシン~

こんにちは!富士通 広報note編集部です。

近年高まる健康志向の中で、大切な要素の一つとなるのが「運動」です。
一口で運動と言っても様々なものがありますが、体の内側の筋肉、つまり「インナーマッスル」を鍛えると多くの効果が得られることをご存じでしょうか。

今回の記事では、富士通が体操で培った世界最先端の高精度な骨格分析技術により、人の動きをデジタル化するデータ解析プラットフォームHuman Motion Analytics(以下、HMA)を取り入れた最先端のトレーニングマシンを体験し、健康促進を体感いただける、とどろきアリーナでの取り組みを紹介します!

とどろきアリーナのトレーニング室に設置したHiTREX(ハイトレックス)

HMA×HiTREXで腰や肩の慢性的な痛みが改善?!

近年、腰痛や肩こりに悩んでいる方は多く、また、アスリートにとっても怪我の予防が重要な課題です。そんな悩みや課題解決に一役買うのが、富士通の高精度な骨格認識技術Human Motion Analyticsを搭載したH&Wサポート株式会社(以下、H&W社)のインナーマッスルトレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)です。

実際の体験の様子(動画)

インストラクターの動画に合わせて約5~10分のトレーニングを行う。トレーニング前後の肩関節と股関節の可動域をHMAで測定することで、トレーニング効果が数値でわかる。動画は、今回、体験いただいた川崎市在住、高校生のUさん

HiTREXは、モニター付きの座面に腰掛け、下半身と上半身を連動させながら鍛えることで、誰でも確実に「インナーマッスル」(股関節・肩関節・脊柱周辺の深層筋)の機能を改善・向上させることができるトレーニングマシンです。上部から吊るされたバンドを手首に装着することで、肩周りに過度な力みが生じないように力を適切に分散させながら運動を行います。このマシンはインターネットに接続されており、カメラでユーザーを識別します。さらに、富士通の骨格認識技術(Human Motion Analytics)を活用したマーカーレスモーションキャプチャシステムと連携し、利用者の動きを解析します。

Human Motion Analytics Platform※での解析結果。トレーニングの結果、肩関節、股関節ともに広がっていることがわかる。人の表面に見える線はHMAで骨格を認識しているもの。

Human Motion Analytics PlatformHMAをWEB APIを通じて利用できるサービス(株式会社ジー・サーチより提供)

従来のHiTREXは、この機器でトレーニングした効果を感覚でしか感じることができませんでした。今回、HMAのAPIを実装することで、HiTREXの上部に設置されたカメラで撮影された画像をクラウド上で解析することで、利用者のトレーニング前と後の、肩間接の開きや股関節の開きを「データ」として測定し、効果を可視化することが可能となりました。また、HiTREXは顔認証を利用することで、IDやパスワードなどを登録しなくても利用者を認識できる機能があり、利用者はトレーニングをするたびに、過去の自分の計測データがどのように改善しているかも確認することができます。

尚、実施後のアンケートでは、95%の方が「このマシンをまた利用したい」と回答し、その理由として半数以上より「データでトレーニングの効果が分かり、実感がしやすいため」を挙げていただきました。HMA搭載により、更にトレーニングへの効果可視化や利用者のモチベーション向上に貢献していることが伺えます。

このカメラから取得したデータをもとに、富士通のHMAが人の動きをデジタル化する

下半身のトレーニングとしては、主に、股関節の外旋(がいせん)と言われる動作を行います。これは、お相撲さんのしこふみと同じような動作です。この動作はお尻周りの筋肉(外旋筋)のトレーニングに非常に効果的で、腰痛改善が大きく期待できます。

上半身のトレーニングは、通常のトレーニングでは効果を出しにくい肩関節、肩甲骨、肩回り、上腕筋へ働きかけ、肩甲骨を鍛えてきれいな姿勢をつくりたいといった若年層へはもちろん、デイサービス、老人ホームでの利用者からも肩の痛みが消えたといった多くの声が寄せられています。

富士通とH&Wサポートは、2025年2月18日から3月23日まで、市民向けの体験会をとどろきアリーナで開催していますので、ぜひ体験ください!川崎市民以外の方も体験いただけます。

体験会のご案内

コラボのきっかけは富士通のスタートアップ連携プログラム

富士通とH&Wサポート社との協業は、FUJITSU ACCELERATORという富士通のスタートアップとの協業プログラムから生まれました。富士通のデジタル技術とスタートアップ連携の枠組みを活用することで、市民のウェルビーイングへ貢献することを目指しています。

H&Wサポート株式会社
代表取締役 岸 陽様からのコメント

H&Wサポート株式会社 代表取締役 岸 様

私が目指しているのは、「本当に健康を手に入れられる運動環境」をつくることです。HiTREXはそのために開発したトレーニング器具で、運動の質を高めることで、一人ひとりの運動という「努力」をウェルビーイングの実現という確かな「成果」につなげることをサポートしています。

富士通のFUJITSU ACCELERATORプログラムに応募したことで、最先端のマーカレスモーションキャプチャー技術に触れ、私が運動指導者として最も重視している股関節と肩関節の可動域を高精度で分析できるようになりました。これにより、HiTREXの可能性をさらに広げることができ、動作解析の精度向上やデータ活用の幅がさらに広がる手応えを感じています。
今後も富士通様とともに、より多くの人が効果的に健康を向上させ、ウェルビーイングを実現できる仕組みを社会に提供していきます。そして、データに基づいた、これまでにない運動習慣のスタンダードを確立することを目指して参ります。

創業の地 川崎を起点に人々のウェルビーイングに貢献

富士通は2024年4月から本社をFujitsu Technology Park(川崎市中原区)に移転しました。川崎は富士通にとって創業の地であり、多くの従業員の活動拠点となっています。テクノロジーを活用して市民のウェルビーイングに貢献することは、富士通のパーパス実現に向けた重要な活動の一つです。
 
また、富士通は2023年4月より、等々力緑地の再編整備・運営等を担う「川崎とどろきパーク株式会社(KTP)」に川崎フロンターレ、東急株式会社ほか6社と共同出資し、事業に参画しています。KTPが川崎市からの委託により運営を担っている「とどろきアリーナ」で開催される今回の体験会は、富士通とKTPの共同による市民貢献の取り組みの一環です。体験会を通じて、市民の皆さまに富士通の最新テクノロジーに触れていただく機会を提供できることを願っています。

体験会を実施している川崎市 とどろきアリーナ

今後の展開

富士通は、今後も、社会課題を起点とした事業モデル「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」や、最新テクノロジーにより、等々力緑地が「市民が誇りをもてる場所」となっていくことに貢献します。同時に、市民の皆さまからの生の声や思いを吸い上げ、技術やサービスの改善に反映させながら、テクノロジーを活用して、人々のウェルビーイング向上に貢献していきます。5月には、またHMAを活用した新たな体験会も予定していますので、ぜひご期待ください。

富士通 担当者コメント
富士通株式会社
戦略アライアンス本部 春日井淳史
CEO室 坂口光貴

富士通 春日井(左)と坂口

今回、利用者の方と直接コミュニケーションを取らせていただく中で、「肩凝りや腰痛など、身体の不調に対する改善効果を実感している」という声をいただきました。富士通のテクノロジーと、等々力緑地という場所を通じて、市民のウェルビーイング向上に寄与していることを実感し、嬉しく思います。

きっかけとなったFUJITSU ACCELERATORでは、スタートアップ企業や産学官など、様々なエコシステムのパートナーとお互いの強みを持ち合って協力しあう「オープンイノベーション2.0」のかたちで、社会的な共通課題の解決に取り組んでいます。今後も皆さまの健康やウェルビーイングの実現、環境と人に配慮したサステナブルなものづくりなど、様々なテーマにおいて、イノベーションによる新しいビジネスや価値の創造をしていきたいと思います。「富士通と一緒に取り組みたい」「この課題を解決したい」などありましたら、FUJITSU ACCELERATORまでお声がけいただけますと嬉しいです。

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