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ふじようちえんの秘密

ふじようちえんとは

1971年東京都立川市に創立された私立幼稚園。ふじようちえんの他、Fujiれもん保育園、Fuji赤とんぼ保育園、なすび保育園、保育室スマイルエッグスの4園を運営しています。2007年に3月に竣工した楕円の新園舎の屋根は、外周183mで終わりがない屋根を子どもたちはぐるぐる走り回ります。

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上空から見たふじようちえん

わたしたちのおもい

私たちが目指すのは、“幸せな未来をつくる”こと。それは、幸せな未来をつくる人を育てることによって可能になると信じています。自立した個人として、社会に貢献する一人の大人として生きていって欲しいと思っています。心の真ん中にある思いは“子どもが育つ”こと。だから、園舎や人、土、動物、木々、芝生、砂場、井戸……すべてが子どもが育つための道具なのです。子どもたちは、その道具である園舎環境、状況に関わり、『自ら育つ力』を発揮し、自立へと向かうのです。

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ツリーハウス

幼児期は一生モノの始まりの時期。子供の育つ環境は、とても大事です。特に、さまざまなモノに興味を示し、理解し、育つ幼児期には「見て、触れて、感じて、考えて、行動する」というサイクルを自らつくってもらうことがその後の成長に大きく貢献すると信じています。
ふじようちえんは、ちょっと昔の、ちょっとした不便をあえてつくり。子どもたちをちょっと困らせようとします。不便に出会うと、子どもたちは自ら工夫し、工夫するところに育ちが生まれてきます。

いわば、不便による利益“不便益”を、今の子どもたちに体験してもらいたいのです。いろんなことを教えることはできても、『体験は、教えられない』のです。これが、子どもの育つところ、ふじようちえんです。

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自由自在に曲がる水道の蛇口

教育方針

私たちは、幼児期を“人間にとって、また幸福な人生を歩む上での基礎であり、最初の驚きや発見を体験し、 感動をあじわえるかけがえのない時間”と考えています。
子どもたちの大切な幼児期を過ごす場所として、私たち幼稚園は環境を整え、安全を確保し、いつでも手をさしのべられる距離にいます。そして、子どもたちひとりひとりが、それぞれに一番したいことを思う存分できるように見守ること。それこそが、子どもの心に自信と達成感をつけ、個の自立へと継がっていくと信じています。

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テラスからようちえんを眺める子どもたち


また子どもたちには、木・花・草・土・動物・作物といった、自然のぬくもりに包まれて、生きる力をたくわえ吸収して欲しいと願います。その上で、各ご家庭や地域の方々のコミュニケーション “ひろば” として、ひらかれた幼稚園でありたいと思います。

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ポニーの"はるちゃん”

園長だよりの抜粋

<自然、木々、草花、あそび、育ち>

ふじようちえんには、様々な木々、草花等々があって日々子どもたちが葉っぱや実や花に触れながら過ごしています。特に、ふじようちえんにある樹木一覧図があり、木の名称、花、枝、葉の形がつながってわかるような教具にもなっています。また、園庭の旗を揚げる柱も、あえて山から切り出した丸太を使っています。理由は、単純に木が好きだし、子どもたちに出来るだけ自然のものに触れてほしいからです。
先日、奥多摩にお住いで、木のおもちゃや家具等を製作している方から、ヒノキの切り株を2ついただきました。木の断面の肌触りがよく、気持ちいいので子どもたちに見て触れてもらおうと思って園長席の前に置いてみました。しかし、動きも話もしない切り株に子どもたちは興味を示さずスルー状態。そこで、木の年輪をヒントに、年輪からわかる木の年齢『この木は何歳でしょうか?』と言うクイズにしてみました。すると、やがて誰からともなく、一つの輪が一年だから…と言って数え始めました。こんな調べ方から木の年齢に興味をもってもらえたらうれしいですね。
一般的に年輪は春と初夏に成長した部分が明るい色、夏の終わりと秋に成長した部分が暗い色という構成になっていてこのペアで一年と数えることが出来ます。また、この年輪の幅を見て当時の気象も推測できる木の履歴書とも言えます。2つの切り株を調べたところ、まだまだ若い38才と24才でした。自然から読み取る情報収集力、情報分析力、あそびの中にいっぱいですね。 (園長だよりvol.243)

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木の年輪を数える子どもたち

ふじようちえん公式Instagram

https://www.instagram.com/1016fuji/

園長紹介

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加藤 積一  (Sekiichi Kato)

1975年東京生まれ。1979年法政大学社会学部社会学科卒業。商社勤務、会社経営などを経て、1992年藤幼稚園に入社。2000年に園長に就任。現在、NPO法人全国元気まちづくり機構理事、私立幼稚園経営者懇談会会員も務める。

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