乳がんと心〜感謝できなくてもいい
◆まずは自分にありがとう
「生きていられることに感謝」
「恵まれていることに感謝」
そう思えなくてもよい。
乳がん治療から、心身ともに疲弊して、
生きているのが辛くなることがあり
「生きていることに感謝」
「生かされていることに感謝」
と他者を理解し他者に向けた言葉より
むしろ、
「私はよく生きてるよ」
「私、ありがとう」
と自分で自分を褒め称えるのが先だと思った。
そして、ちょっと我がままに生きてみる。
ひとに頼んだり、
横になりたいとき横になる。
その我がままにつきあってくれたひとに
自然と感謝が湧く。
◆ごめんなさい と ありがとう
当時、「鬼滅の刃」の
累や猗窩座といった鬼が
自分のしたことに「ごめんなさい」と
言うシーンがあり感極まった。
それは、我がままになった自分に
我がままな心になりきれない罪悪感と、
これだけやってくれて「ほんと有り難いな」とひとの愛にふれたアツい気持ちだった。
「ごめんなさい と ありがとう」
はセットなんだなぁって。