
勇気づけと勇気くじき
みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・コンサルタントのフジガッキーです!
きょうのテーマは「勇気づけと勇気くじき」です。
昨日にひきつづき「幸せに生きる方法」(平本あきお・前野隆司共著)からになります。
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褒めても叱ってもやる気を出してくれないのはなぜ?
アドラーが開発したコミュニケーション技法の一つが、勇気づけだといわれています。こんな2つの事例がクローズアップされて出ていました。
事例➀ 褒めたら相手の勇気をくじいてしまった
プレゼンの準備をしている部下を激励するつもりで「君は優秀だから大丈夫だ」「その内容なら必ず成功する。がんばれ!」と言ったのに、部下はそれをプレッシャーだと受け取ってしまい「無理です」という反応が返ってきた。
事例② 思わず叱責したら、相手の勇気づけになった
プレゼンの準備をしている部下の態度が不満で「お前、何やってるんだ!」とついつい怒鳴ってしまったら、「すみません!がんばります」とむしと気合いが入った。
むずかしいですね。
褒める・叱るという行為はあくまでもこちらからの目線にすぎず、勇気づけられるかどうかは、受け取る相手側の反応がすべてだと。
つまり、勇気づけとは、相手が元気になること。
なので、こちら側が何を言ったか、叱ったのか、褒めたかは一切関係なく、受け取る側の反応がすべてだとも書かれていました。
時代が変わった
うーん、受け取る側の反応がすべてといわれると、ますますむずかしいと感じました。
でも着眼点として、こんなことが書かれていました。
褒める・叱るというコミュニケーションには上下関係が欠かせません。
なるほど!確かにたしかに。
従来型の日本の組織では年功序列という確固たるヒエラルキーがあってそれはそれで機能してきていた。
でも、今や多様性(ダイバーシティ)の時代、年功序列的な考えが通用しなくなってきている。
なので、上下関係ではなく、対等なヨコの関係でコミュニケーションを取る必要がある。
考え方を切り替えしないとですね!
【問題】年上で経験豊富な部下への接し方
最後に、この本に出ていました仮想問題をひとつ。ぜひ答えを見ずにまずは考えてみてください。といっても見ちゃいますよねw
自分よりも年上で、経験もある部下が成果を出した。
ここで年下の上司が「良くやってくれた」と言っても、たとえ「良くやってくれましたね」と敬語を使ったとしても、上からの評価目線になってしまう。ではここでかけるべき言葉を考えてみてください。
「◯◯さんががんばってくれたおかげで、チームのみんなが助かりました」
これが、上からの目線の評価にはならず、しかも、まわりの人や自分への貢献を言い表わす表現で、正しい勇気づけの例として、書かれていました。
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いかがでしたでしょうか。
じぶんとしては、最後の問題が一番刺さりました。
さて、きょうはこれから定例の飲食店コーチングです。
口角をあげて、勇気づけとなれますよう、出かけてきます。
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