自分がコントロールできるものにもっと目を向ける
昨日は「強み」について書きました。
強みは絶対的なものでなくて、相手や周りの環境によっても変わる相対的なもの。そんな話でした。
きょうのテーマは、それに関連し
「自分がコントロールできるものにもっと目を向ける」です。
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絶対評価と相対評価
そう、評価にはどちらもあります。
とかく絶対評価や相対評価というと、点数評価のことを指す場合が多いですが、きょうはそういうことではありません。
みなさんも現在多くの方は、なんらかの組織に属していらっしゃるのではないかと思います。組織ですから、複数人いて、トップ(長)がいて、さまざまな役割分担がある。イメージはピラミッド型。そう、上に行けば行くほど人数が限られてくる。
誰しも上を目指すわけでもないと思いますが(特に最近のZ世代の方々はそのような傾向にあるようですが)、少しでも上を目指すことは決して悪いことだとは思っていません。
でも、相対的なものというのは、運や偶然、そのときどきの組織の体制によって変わってくる、いわば自分ではコントロールできないものだということです。
地位財と非地位財
ここで、地位財と非地位財の話しをします。
【地位財】
他人と比較することで得られる金・モノ・地位
例)仕事での成功や出世、社会的地位、名誉など
【非地位財】
それ自体に価値があり、他人とは関係なく得られるもの
例)幸せ、健康、安全など
地位財には際限がない。つまり、出世や地位や名誉など一度得ても、もっともっと欲しくなる。なので、それを得たからといって満足には至らない。あるいは、逆に他人と比較するので、落胆や妬みのタネになりやすい。地位財も相対評価同様に、自分ではコントロールできない部分も多いです。
一方、非地位財は自分でコントロールしやすい。
コントロールしやすいとパフォーマンスも上がりやすい
『はじめる習慣』(小林弘幸著)にこんなことが書かれていました。
なるほど!
自分のコントロールできるものにもっと目を向ける
とても大事なことだと感じました。
非地位財のなかに、「健康」が入っているのもとても頷けました。