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【新刊紹介】 2024年12月発売の気になる哲学書や本180冊紹介!!年末の読書の参考に!
今年最後の新刊紹介です。
2024年12月に発売される書籍で
読む予定のもの集めました!
下記の目次の中で
気になる本を見つける参考にして下さい。
今月の新刊見る前に、、、
-今まで-
・2024年4月・2024年5月・2024年6月
・2024年7月・2024年8月・2024年9月
・2024年10月・2024年11月
「発売日、当日の書籍情報教えてほしい」
「新しい書籍をテーマに話したい」などなど…
書籍や研究情報に関心ある方は
こちらのアカウント・コミュニティにも
ぜひ参加してみて下さい!!
哲学広場 -AGORA-
それでは
紹介していきます!!
沢山紹介されてるので
目次から気になるものを探すことをお勧めします!
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※こちらのカテゴリ分けはAmazonの分け方になります
※★は読了済みのものです
人文・思想 57冊
プラトン 魂と(詩と)高慢 矛盾の弁証法 (五十七の警句) オンデマンド (ペーパーバック) – 2024/12/1
アナスタシア・N・マルゲティ (著), 福田耕佑 (翻訳)
プラトン哲学を日本の俳句の形を用いて表現した、アナスタシア・マルゲティ氏によるギリシア詩作品をギリシア思想史の専門家が翻訳。ギリシア語と日本語の対訳。古代から現代にまで及ぶギリシアの哲学と文学が日本の文芸や文化と正面からぶつかり合った野心的な作品です。
労働廃絶論 文庫 – 2024/12/1
世界一誤解されているテキスト(?)であるボブ・ブラック『労働廃絶論』が分かりやすい現代語訳に! 理解を助ける解説文とセットで!難解な哲学書ではなく、労働のない新しい時代を切り開く希望の書!
「考える」ということ 西洋キリスト教幽霊文明 単行本 – 2024/12/1
堀江 秀治 (著)
戦後GHQの旗振り役を担った日教組による西洋=善、日本=悪という洗脳教育により日本人の頭から日本的なものが抜き取られ、自らの精神的独立性を失って糞も味噌も一緒くたの西洋思想が氾濫した。それに対して私は、古来、日本人の考え方の一つである空(無)による思考法が思想(言葉)に成らぬものであるのをなんとか工夫して「歴史的古層」とした。その結論が本書の含む意図である。
読んでわかる心理学 (ライブラリ読んでわかる心理学) 単行本 – 2024/12/3
清水 寛之 (著), 瀧川 真也 (著), 槙 洋一 (著), 山本 晃輔 (著)
本書は,これから心理学を学ぼうとする方に向けた入門・概説書です.各論や専門領域に向かってさらに学習を進めたくなるように,図表やイラストをふんだんに載せ,心理学の世界をわかりやすく説明します.また,日常生活の出来事や具体例を数多く取り上げることで,心理学への興味・関心を促し,学習への動機づけが高まるように努めました.心理職を目指す方の導入ともなる一冊です.
デジタルテクノロジーと時間の哲学 単行本 – 2024/12/3
直江 清隆 (翻訳), 佐藤 駿 (翻訳), 鹿野 祐介 (翻訳)
「デジタルテクノロジーが我々の時間と存在にどのような影響を与えうるのか?」という現代的課題に、技術哲学分野の第一人者が、初めて独自の刺激的な視点から挑んだ野心作 ●プロセス哲学、ナラティブ理論、テクノパフォーマンスの概念を用いて、デジタルテクノロジーが「私たちの時間と存在との関係をどのように形づくっているか」を分析し、AIをはじめとする新技術や気候変動などに照らして、それが何を意味するのかを論じる。●現代の技術哲学とメディア論との対話と「人間的年代(アンスロポクロネ)」と呼ばれるものに共通する時間について、独自の問いを設定して、私たちが今日どのように存在し、時間に関係するのかを理解するための概念フレームワークを具体的かつ分かりやすく提案する。
精神科「フライング診断」を乗り越える 鑑別と併存診断のケーススタディ 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/3
仙波 純一 (著)
「精神科を専攻して2、3年経てば、そろそろ1人で外来を担当させられることになるであろう。これから野戦病院でどんどん経験を積んでいこうという段階である。さすがにそのころには、典型的であれば統合失調症やうつ病、あるいはパニック症などの
診断に困ることはないかもしれない。しかし、外来やリエゾンで往診した患者を前にして、症状が複雑で定型的でない、診断を下すには情報が足りないなど、困惑することも少なくない。」
本書の「はじめに」で著者が記したこの言葉に、若い精神科医だけでなく多くの医師がうなずき、同意するのではないだろうか。そして、一度下した診断が経過をたどっていくうちに「違っていたか」と思い始めたり、紹介されてきた患者の診断名に疑問を抱くといったことも、よく経験するだろう。そんな “一見すると○○症と診断してしまうかもしれないが、よく症状を見たり観察していくと△△症の診断になる” という51の症例を紹介した書籍である。「少し臨床経験も積んできて、診断にも慣れが生じてしまっている…」「時々やってくる複雑な症状を抱えた患者さんに対応できる自信を持ちたい!」「めったに遭遇しない珍しい症例のことをよく知っておきたい!」こんな思いをお持ちの方であれば、必ず役立つと1冊になっているはず。ぜひご一読をお薦めしたい。
「黒人」は存在しない。-アイデンティティの釘付けについて (単行本) 単行本 – 2024/12/6
タニア・ド・モンテーニュ (著), 堀 茂樹 (翻訳)
「『白人』の音楽が大好き」「『男流』文学がいいよね」とは誰も言わないけれど、「黒人文化は素晴らしい!黒人音楽が好き!」と人は言う。いったい「黒人」とは、何を指すのか?
「黒人」「白人」はたまた「アジア人」「ユダヤ人」と分離して人数を数え、極右からリベラルまでが陥るアイデンティティ至上主義の問題点を、公民権運動の歴史から消された黒人少女の伝記、そして現代黒人女性のリアルな日常から浮かび上がらせる。シモーヌ・ヴェイユ文学賞受賞のユニークな反レイシズム・エッセイ集!
検証 日本の社会主義思想・運動1 単行本 – 2024/12/6
大藪龍介 (著)
第1部 山川イズム 日本におけるマルクス主義創成の苦闘
第2部 向坂逸郎の理論と実践 その功罪
「日本における社会主義思想・運動は、生成以来100年有余の歴史をもつが、今日ほど退潮し衰勢になったことはあるまい。戦後左翼勢力の主座を占めてきた社会党の消滅が表徴するように、日本の社会主義は危局に立たされている。本書は、その敗退の史的過程を分析し、思想・運動上の根拠を探索する。」序文より
教育にひそむジェンダー ――学校・家庭・メディアが「らしさ」を強いる (ちくま新書 1834) 新書 – 2024/12/9
中野 円佳 (著)
大人は何ができるのか?
「与えられる性差」の悪影響と、起きている前向きな変化。
理想(多様性奨励)と現実(根強いバイアス)のギャップが大きすぎる!学校・家庭・メディアで与えられる「らしさ」の何が問題か。赤ちゃんから幼児、小学生、中高生、大学生まで、育児や教育を通して子どもたちに与えられるジェンダーイメージについて、教育社会学の知見や著者自身の子育て経験を踏まえて検証・考察する。
ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論: 不寛容時代の〈他者〉をめぐる物語 単行本 – 2024/12/9
〈他者〉への偏見や差別が激化していく不寛容時代に対し、人文学はいかに向き合うべきか。文化人類学や民俗学で蓄積されてきた「異人論」から着想を得て、〈他者〉に対する歓待や排除をめぐる物語・語りを「ナラティヴ・ポリティクス」という視点から読み直し、不寛容時代を乗り越える手掛かりを探る。国立民族学博物館の共同研究の成果をまとめた一冊。
社会心理学: 社会を動かすもの・変える力 単行本 – 2024/12/10
杉浦 淳吉 (著), 尾崎 由佳 (著), 村山 綾 (著)
私たちの日常や社会にあふれる課題を読み解く思考法が身につき,〈わかる〉+〈変わる〉につながるテキスト。日常の疑問や怒り,傷つき,生きづらさ……その違和感をとっかかりに学べるから,わかりやすい。学びを促すツール(クイズやレポート課題等)も充実。
【増補新版】思想としてのファシズム;「大東亜戦争」と1968 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/10
千坂 恭二 (著)
「破壊への情熱は創造への情熱である」(バクーニン)本書は、戦後、絶対悪として批判対象とされ、今なお、終身刑状態で思想の牢獄に幽閉されたままであるといっていい「ファシズム」について、それが何だったのか、歴史の重層性を踏まえて考察しようとしたものである。著者はこれまでエルンスト・ユンガーを通じてファシズムや現代の問題を追究してきた。そのことやユンガーの名は本書でも随所に登場するが、今回、主にとりあげているのは、日本における純正なファシズムとされる中野正剛と東方会、アジア主義としての内田良平と黒龍会、日本浪曼派と同時代に生きた蓮田善明とその感情的子弟ともいうべき三島由紀夫から、戦後の日本の新左翼、連合赤軍、アナキスト、右翼民族派などであり、極左から極右まで多岐にわたる。いずれも、既存の教科書的な理解や無難な見方とは異なる捉え方をしており、そのため同意される方と反発される方に分かれるかもしれないが、いずれにせよ、よくあるような問題の再確認や通説的納得ではなく、思考を再起動する刺激になればと考えている。久しく待たれた前書に三本の論攷を加え新版として刊行する。
人新世のヒューマニズム 単行本 – 2024/12/11
片山博文 (著)
人工知能が人間の知性を超えようとする今、人間は他の生命に対して優越性があるといえるのか。「人新世(じんしんせい)」と呼ばれる現代にあって、本書は21世紀の「人間とは何か」との問い直しと新たなヒューマニズムの構築を、ビッグヒストリーの視点から行う試みである。
考えるという感覚/思考の意味 (講談社選書メチエ) 単行本 – 2024/12/12
マルクス・ガブリエル (著), 姫田 多佳子 (翻訳)
『考えるという感覚/思考の意味』というタイトルを見て、おや? と思うかたもいらっしゃることでしょう。本書の原題Der Sinn des Denkensには二つの意味がかけられている、と著者マルクス・ガブリエルは明言しています。一つは、「考えること(Denken)」とは、見ること、聞くこと、触ること、味わうことなどとまったく同じように「感覚(Sinn)」である、という意味。例えば、私たちは見ることでしか色には到達できませんし、聞くことでしか音には到達できません。それとまったく同じように、考えることでしか到達できないものがある――それが本書のタイトルに込められたもう一つの意味である「意味(Sinn)」にほかなりません。
「考える」とは「自然的現実と心理的現実のあいだのインターフェース」だと著者は言います。もっとくだいて言えば、私たちが現実と触れ合う、その接点に生まれるもの、と言い換えてもよいでしょう。その意味で、ガブリエルが「三部作」として構想した三冊のうちの第一作『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)で扱われた「世界」と、第二作『「私」は脳ではない』(同)で扱われた「私」との接点に生まれるのが、「考えること」そのものなのです。私たちは、考えることで「かけ離れたいくつもの現実を結びつけ、それによって新たな現実を作り上げる」と著者は言います。つまり、考えるとは「結びつき」を作り、その「結びつき」を認識することです。「ポストトゥルース」と呼ばれる現実が席捲する一方で、AIによって人間の知的な営みが奪われ、いつかは「考えること」そのものさえ人間には必要なくなるのではないかと考えさせられる今日、もう一度、原点に立ち返って考えること。本書をもって完結する三部作で、著者マルクス・ガブリエルは、人間にしか可能でない未来への希望を語っています。
自由と理性 (ちくま学芸文庫ヘ-15-1) 文庫 – 2024/12/12
「自由と理性の間の二律背反を解消することが道徳哲学の課題であり、本書の課題である」。私たちは、自分で自分の行動を決める自由を持つと考える一方で、その判断は自分勝手ではなく、理性的でなければならないとも考える。本書では、道徳判断の主要な性格を「指図性」と「普遍化可能性」ととらえることによって、その規範的な効果を示し、道徳について生産的な議論への道をひらく。また、論証の実践例として人種差別問題――なぜ人種の違いを根拠として人間の取り扱いに違いがあってはならないのか――を取り上げ、理論の射程を示す。実践的で多元的な倫理学の構想。解説 佐藤岳詩
哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937 (講談社学術文庫) 文庫 – 2024/12/12
真の信仰を希求する魂の記録!
死後42年たって新発見された幻の日記
『論考』から『探究』へ―大哲学者が書き残した、自らの思考の大転換、宗教的体験、そして苛烈な内面の劇!
“隠された意味”は何か!?
「あなた」の起源: 子ども時代はその後の人生をどう形づくるか 単行本 – 2024/12/12
ジェイ・ベルスキー (著)
なぜ私たちは、一人ひとり異なる今のような自分になったのか。子どもから大人へと成長する過程でどのような力が働き、その後の人生が形づくられるのか――数千人規模で出生から中年期までを追跡調査し、それらの問いへの実証的な答えを探し求めた、世界的に著名な4人の心理学者による「人間の発達をめぐる冒険」の書。
ティマイオス (講談社学術文庫) 文庫 – 2024/12/12
プラトンの主著は何か、と言われれば、たいていは『国家』という答えになるでしょう。確かに『国家』にはプラトン哲学のエッセンスが詰め込まれ、質量ともに主著の名にふさわしいことは間違いありません。しかし、長い歴史の中で最も大きな影響力をもったプラトンの対話篇はといえば、本書『ティマイオス』なのです。神による宇宙の製作とさまざまな自然学的理論が論じられる後期対話篇である本書は、古来プラトン信奉者たちに重視され、前1世紀から後3世紀にかけての中期プラトン主義とそれに続く新プラトン主義の時代に特権的な地位を占めるに至りました。その伝統が近代にも及んでいることは、ラファエロの有名な壁画《アテネの学堂》でプラトンが手にしている書物が『ティマイオス』であることに、はっきり示されています。
ほんとうのカフカ (講談社選書メチエ) 単行本 – 2024/12/12
明星 聖子 (著)
ザムザが「変身」したのは「虫」なのか? 『城』の冒頭でKが到着したのは「村」なのか? 『審判』という表題は『訴訟』とすべきか?
カフカの作品にはいくつもの日本語訳が存在し、多くの人に親しまれてきた。だが、「虫」と訳されてきた『変身』を見ても、「虫けら」と訳したもの、原語のまま「ウンゲツィーファー」と表記しているものが登場するなど、一筋縄ではいかない。しかも、1915年に発表された『変身』は作家が生前に公表した数少ない作品の一つで、むしろ例外に該当する。代表作とされる『城』や『審判』は死後出版されたものだが、作家は確定稿を残さなかったため、ほんとうの構成も、ほんとうの順序も、ほんとうの結末も推測するしかないのが実態である。没後100年を迎えた作家をめぐるドイツ語原文の編集事情を紹介しつつ、カフカのテクストに含まれる錯綜した問題を分かりやすく伝え、日本語訳の問題を検証する。あなたは、まだ「ほんとうのカフカ」を知らない!
他力という力 叛乱論終章 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/12
長崎浩 (著)
「信じるがゆえに真である」。5人のアジテーター、法然、パウロ、道元、三島由紀夫、ハイデガーを駆り立てた〈無なる神〉の力こそ叛乱なのだ。デビュー作『叛乱論』(初版1968年)から始まった思想家がたどりついた最終地点は「他力という力」の発見であった。政治の根源とその危うさを開示する、近年再評価著しい長崎思想の総決算。
日本動物民俗誌 (講談社学術文庫) 文庫 – 2024/12/12
山海の神か、田の神か。贄か、神使か、妖怪か――。サル・キツネ・オオカミ・クマからネコ・トリ・ムシ・サカナまで、日本人は動物たちをいかに認識し、どのような関係を取り結んできたのか。膨大な民俗資料を渉猟し、山/海、家畜/野生、大きさ、人との類似などの基準によってその歴史と構造を明らかに!
25種の動物ごとの章立てで、「事典」的なニーズにも対応。
社会民主主義と社会主義 単行本 – 2024/12/13
松井 暁 (著)
福祉国家を支えてきた社会民主主義はこれからどこへ進むべきか。マルクス派社会主義の観点から考察する。
ソ連型社会体制の崩壊を経験した現在、先進資本主義国において福祉国家を推進してきた社会民主主義こそがもっとも期待できる社会主義の潮流であり、新自由主義によって縮小された福祉国家を再建することが社会主義の当面の課題である。しかし、グローバル化と情報化の段階にある今日の資本主義のもとで福祉国家を永続化させることは不可能であり、われわれは再建福祉国家からさらに生産手段を社会的所有にした共産主義社会へと進まねばならない。したがって今日の社会民主主義に求められるのは、マルクス派社会主義へと自らを刷新することなのである。
本書ではこの展望の根拠を、今日の福祉国家が直面する四つの問題、すなわち経済成長か定常状態か、「労働の解放」か「労働からの解放」か、国家の存続か廃絶か、ナショナリズムかコスモポリタニズムかに取り組むことを通じて提示する。
デレク・パーフィット 哲学者が愛した哲学者 上-下 単行本 – 2024/12/16
デイヴィッド・エドモンズ (著), 森村 進 (翻訳)
最重要哲学書『理由と人格』『重要なことについて』著者にして、桁外れの奇人と評されるパーフィット。その哲学と生涯を精緻に描く!
たった二つの著作で「最も偉大な道徳哲学者の一人」と評価されたパーフィットは、哲学界で愛された「フィロソファーズ・フィロソファー」だった。だが元来は外向的で超優秀な歴史学専攻の学生。そんな彼がなぜ道徳の最難問にとりつかれ、隠遁的な哲学者となったのか? その足跡を出生から丹念にたどり、多角的に迫る決定版伝記。
脱「学校」論:誰も取り残されない教育をつくる 単行本 – 2024/12/16
白井 智子 (著)
子どもたち一人一人に対応できていない「学校」というシステム、そして現代の「親ガチャ」の世界。そんな日本の学校教育が抱える生々しい問題点、そしてその足りない部分を補完する新たな教育システムの具体的な構想を、国内の「フリースクール」黎明期より約30年、「誰も取り残されない教育」づくりに奔走してきた著者が分析・提案する。あらゆる教育関係者、そして親や子ども、社会の構成員に贈る、絶望と希望の書。
間隙を思考する グリッチ・コミュニズムの方へ 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/16
田崎英明 (著)
ヒップホップ、パレスチナ、クィアな身体、映画のスクリーン、物語るオブジェ、叛乱する群衆たち……同じものの狭間で立ち上がり、異なるものの共通性を鳴り響かせる、グリッチ=ノイズの政治哲学。充実の文献案内付き。
ヘーゲル(再)入門 (集英社新書) 新書 – 2024/12/17
川瀬 和也 (著)
ヘーゲルと聞いて、「西洋近代哲学を完成する壮大な体系を打ち立てた哲学者」というイメージを抱く向きは多いだろう。しかし、実はこのイメージは専門家の間では過去のものとなっている。では、ヘーゲル哲学とは一体何か。主著『精神現象学』『大論理学』を解読し、日本では受容が遅れている英語圏でのヘーゲル研究の成果を取り入れながら、著者は「流動性」をキーワードに新たなヘーゲル像を提示する。本書は前提知識を要しない入門書であり、同時にあまりの難解さに挫折してきた多くの読者のための(再)入門書である。
スパルタ 古代ギリシアの神話と実像 (文春新書) 新書 – 2024/12/17
長谷川 岳男 (著)
ペルシアの大軍にわずか三百人で戦った古代ギリシア最強の都市。二千五百年後の今も語り継がれる〝元祖スパルタ教育〟の実態に迫る。
霊的近代の興隆: 霊術・民間精神療法 単行本 – 2024/12/17
日本の精神療法の流行は、グローバル化の一端であった。欧米の思想界に渦巻く〈精妙な流体〉が太平洋を渡って日本に流れ込み、呪術の近代化が始まる。宗教学の〈余白〉を彩る研究の精華!
ミル『自由論』の歩き方 哲学古典授業 (光文社新書) 新書 – 2024/12/18
児玉 聡 (著)
哲学古典『自由論』は「自由とは何か」「個人の自由はどこまで許されるか」という永遠のテーマに鋭く切り込んだ、現代人にとっても必読の書。本書は光文社古典新訳文庫を底本とし、京都大学で開講中の倫理学講義をベースに、「他人に危害を加えない限り人は自由に行為できる」という他者危害原則、普通規範、言論の自由の範囲など、今なお議論が活発な論点について親しみやすく説いた「古典の歩き方」である。
新しい認知言語学—言語の理想化からの脱却を目指して 単行本 – 2024/12/18
認知言語学が用法基盤アプローチとして不十分であることを指摘する声は少なからずあるが、その原因は、英語や日本語、あるいは標準変種や書き言葉などの高度に理想化されたレベルでの研究が多く見られたことにある。本論文集では、社会・相互行為の文脈から言語使用を考察し、極度の理想化から脱却した新しい認知言語学の在り方を探求する。
職業教育とジェンダーの比較社会史 単行本 – 2024/12/18
北村陽子 (編集)
近現代において、教育の機会が少ない女性たちと就労困難の戦争障害者に着目し、職業教育がどのように発展したか明らかにする
キリスト教の啓示に直面する哲学的信仰 単行本 – 2024/12/18
マックス・ヴェーバーに傾倒し、後にライバルとなるハイデッガーの盟友、アーレントの師でもある文字通り「知の巨人」にもかかわらず、近年は顧みられることが少なかったカール・ヤスパース。「世界哲学」の嚆矢とも言うべき彼の哲学が再注目されるなか、その思想の核心を理解するうえでの重要書を初翻訳。
映画で読み解く イギリスの名門校 エリートを育てる思想・教育・マナー (光文社新書) 新書 – 2024/12/18
秦 由美子 (著)
イギリスで多くの生徒が入学を望むパブリック・スクール。その人気は今や海をも渡り、2014年に37校だった海外キャンパスは2024年には100校以上に。日本でもすでに3つの分校が開学している。時に年1000万円を超える高額な学費にもかかわらず、なぜパブリック・スクールはこんなにも熱望されるのか。その秘密を長年イギリスの学校教育を研究してきた著者が、『ハリー・ポッター』をはじめ7つの映画作品を切り口に探る。
ベンヤミンとモナドロジー: 関係性の表現 単行本 – 2024/12/19
茅野 大樹 (著)
20世紀思想のなかでも無二の光芒を放つヴァルター・ベンヤミン。その哲学的・批評的営為の根底には、プラトンとライプニッツに遡る思想史的系譜、そしてその受容をめぐる新カント派、ロマン派やゲーテとの対決があった。芸術・言語・歴史についての解釈の極点で、イデアと真理、アレゴリーとバロックの主題へと展開されたモナドロジー的思考は何を表現していたのか。高精度の解釈で核心に迫る。
感情心理学・入門〔改訂版〕 単行本 – 2024/12/19
大平 英樹 (編集)
累計2万部の定番テキスト。14年ぶりの改訂版。予測的処理,古典から最新知見までを体系的に見渡せ,かつこのコンパクトさは他にない。心理構成主義,内受容感覚,PERMA等,近年のめざましい進展をフォロー。歴史やロボティクス,感情粒度に関するコラムも追加。
小林秀雄、吉本隆明、福田恆存――日本人の「断絶」を乗り越える 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/19
浜崎 洋介 (著)
今回、テンミニッツTVで小林秀雄、吉本隆明、さらに福田恆存という近現代の日本を代表する文芸批評家について、お話を差し上げながら、「現代日本人の幸福とそれを支える自然観のあり方」について考えていきたいと思っています。
近代日本が抱えている問題を、イデオロギーを超えた「文芸批評」の言葉において見届けながら、それを、「前近代」と「近代」、「戦前」と「戦後」、そして「右」と「左」との断絶を超克し、日本人の連続性を自覚し直すヒントにすること、それが本講義の課題だということです。
作家の文章はなぜ人の心に響くのか――ヴィゴツキー学者による文学心理学の試み 単行本 – 2024/12/19
人間には、なぜ芸術的思考が必要なのか。
想像的思考(芸術的思考)と論理的思考(言語的思考)など右脳・左脳の機能を解説した上で、トルストイやチェーホフなど具体的なロシア文学の作品を対象に芸術的思考と作家による創作の本質を検証する。さらに、芸術的なことばがもたらす催眠療法的な効果とサイコセラピー(心理療法)への応用なども紹介。音楽や美術と同様、芸術的文章――文学にも人間の心を揺さぶる力があることを心理学的視点から解明する。
心理学・教育学研究のための効果量入門: Rを用いた実践的理解 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/20
中村 大輝 (著)
ジャーナルでの研究報告に求められる効果量とその信頼区間について,理論から実践まで体系的に学べるテキスト。効果量の定義,計算方法,解釈や統合の方法,効果量に基づくサンプルサイズ設計の方法を,Rコードと論文での実際の記載例を交えて紹介。統計学の基礎を履修した学部生から他分野の研究者まで幅広く参照できる。
新・動物の解放 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/20
不滅の名著、30余年ぶりの全面改訂版を完全新訳。最新のデータと議論にもとづき本文の3分の2を書き換え、さらに気候変動や新型ウイルスなど新たなトピックを盛り込んで、21世紀の緊急課題に応える。序論=ユヴァル・ノア・ハラリ
日本語探究のすすめー日本語学と国語教育の連携に向けて 単行本 – 2024/12/20
日本語学会 (編集)
生徒が日本語を探究した成果を発表する「中高生日本語研究コンテスト」。その優秀発表を紹介しつつ、日本語研究者がその魅力を解説する(第1部)。さらに、気鋭の研究者が日本語学と国語教育の連携を論じる(第2部)。日本語学会80周年記念企画として、日本語研究と国語教育の連携を探る必携の書。
増補改訂版 カントと自己実現:人間讃歌とそのゆくえ 単行本 – 2024/12/20
渋谷 治美 (著)
人間存在に「讃嘆と畏敬」の念を抱き、地上における〈最高善〉の実現を目指したヒューマニズムの哲学者、カント。価値の全面崩壊=〈価値ニヒリズム〉に面して徹底的に考え抜いた不屈の思索を解き明かし、危機に直面する現代人のための新たな「人間讃歌」を展望する。
自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門(未来のわたしにタネをまこう7) 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/21
箕曲在弘 (著)
〈私とは違う誰か〉と生きるための文化人類学入門
「家族にとって血のつながりは大切」「“日本人”とは日本人の親を持つこと」「日本では宗教を信じる人はめずらしい」……それって本当? 自分にとってのあたりまえが、実はあたりまえではなかったことに気づく。多様な人々と共に生きる、未来のための文化人類学入門。
信頼と不信の哲学入門 (岩波新書 新赤版 2044) 新書 – 2024/12/24
キャサリン・ホーリー (著), 稲岡 大志 (翻訳)
会ったこともない人によって書かれたこと、作られたものであるのに、私たちは、古典の一冊やネットで話題のお取り寄せ食品を信じて暮らしている。たしかに信頼がなければ生きていけないが、しかし健全な不信がなければ、よりよく生きることができない。コミットメントという視点から、信頼と不信のメカニズムに鋭く迫る知的冒険の書。
国家とは何か 吉本隆明セレクション (角川ソフィア文庫) 文庫 – 2024/12/24
国家とは何か。吉本が主著『共同幻想論』で投げかけた問いを読み解くヒントは、講演や短編にあった。国家の原点を家族に求めた「個体・家族・共同性としての人間」「幻想としての国家」、共同幻想を日本歴史の中に具体化した「わが歴史論」「異族の論理」など8編を収める。現代の読者のために、1968年当時の思想状況や時代背景を克明に再現し、今日的な読みの可能性も示した、編者による解説「AI時代の吉本隆明」も収録。
傷はそこにある 交差する逆境・横断するケア 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/24
大嶋 栄子 (著)
さまざまな逆境を生き延び、アディクションなどの生きづらさを抱える女性たちが安全でいられる場所をつくる――そのためにはジェンダー格差をはじめとする抑圧の連鎖を見据え、ケアとはなにかを問いなおさねばならない。複数の領域を横断し、ソーシャルワークの枠組みすら越境する実践の軌跡と現在地。
崇高と資本主義: ジャン=フランソワ・リオタール論 単行本 – 2024/12/24
星野太 (著)
「崇高」から何を思考しつづけたのか。リオタールの戦略とは何か――「ポストモダンの思想家」とされるリオタール。しかし、美学から一貫して資本主義への抵抗を思索しつづけた哲学者であることはあまり知られていない。複雑に交錯したその思想を丁寧に解きほぐしながら、特異な哲学者の本質を明らかにする。気鋭によるリオタール論の誕生。
哲学の問題とはポイントの問題である: ウィトゲンシュタインの中心概念を読む 単行本 – 2024/12/25
谷田雄毅 (著)
ことばが生活と噛み合うとき
ことばは、生活と噛み合うことではじめて意味をもつ。しかし生活とことばが噛み合うとはどういうことか。あるいは生活と噛み合わないことばはどのようなものになってしまうのか。わたしたちの言語ゲームにはあって、言語ゲームもどき(くずれ)に欠落しているもの。それを捉えようとしたウィトゲンシュタインの「ポイント」概念に精緻に分け入りながら、わたしたちとことばの関係を解きほぐす。
〈動物をえがく〉人類学──人はなぜ動物にひかれるのか 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/26
山口 未花子 (著), 石倉 敏明 (著), 盛口 満 (著)
人はなぜ動物をえがくのか。動物にひかれる人間とは何者か――。古今東西の絵や詩、演劇や音楽、舞踏等の表現を素材に、人類学をはじめとする多分野から集った研究者15名が考察し、11名の多彩なアーティストが語る。人と動物の間に生まれたイメージの軌跡を辿り直し、両者の関係の新たな可能性を探る画期的論集。カラー図版多数。
法現象学入門 単行本 – 2024/12/27
ソフィー・ロイドルト (著), 青山 治城 (翻訳)
われわれの社会生活における法および法秩序は、いかにして現出しているのか。フッサールの影響下に法現象を論じた戦前の古典的法現象学を嚆矢とし、ハイデガー、シェーラー、メルロ=ポンティらの思考を継承した戦後法学の諸潮流を経て、現代の法現象学は人権、他者、責任、正義、自由といった問題圏へとその対象領域を展開している。哲学と法学を架橋する法現象学の理論枠組みを体系的に叙述する決定的大著。
世界は不正に満ちている: 階層、平等、新たな人文知(仮) 単行本 – 2024/12/27
学問とは不安に向き合う力であり、それを言語化していく意志である。ポピュリズムが席捲し右傾化するグローバル資本主義社会の中で、世界の多義性および重層性、それらが生み出す矛盾・対立と向き合い対話を続けるために、いまあらためて人文学の可能性を問う。ポストコロニアル状況下の来たるべき民主主義、自由、平等、国家そして主体性をめぐり、四者が論じ、語り合ったシンポジウムの記録。
批判について: 解放の社会学概説 単行本 – 2024/12/27
リュック・ボルタンスキー (著), 小田切 祐詞 (翻訳)
批判は現実の輪郭を変えることを可能にするような事例や実例を世界の中から引き出し、様々な支配の政治体制の特徴も描き出す。社会学が、社会の批判を行うことは可能なのか。本書はフランクフルト社会研究所における「アドルノ講義」を元に、社会学と社会学批判の関係への問いから始まる。そして、解放の方向へと進むために取りうるいくつかの道が素描されていく。
尊厳概念の転移 単行本 – 2024/12/27
以前から「尊厳」という概念が西洋文明由来の特殊なものであることは指摘されてきた。本論集は、本居宣長、中江兆民、和辻哲郎、丸山眞男らの哲学思想から、仏教、イスラム教、朝鮮朱子学、東学、現代の韓国と中国、台湾の哲学思想、そして文学まで、非欧米圏の伝統思想を「尊厳」という観点から分析する。単なる語彙比較ではなく、その思想の内実に入り込み「人間観」の再構築を目指す。
機械状エロス 日本へのまなざし 単行本 – 2024/12/27
フェリックス・ガタリ (著)
日本に深く魅了され、じつに8度来日したフェリックス・ガタリ。現代日本の芸術家たちとの出会いと対話は、その思想に何をもたらしたのか――。ガタリの日本をめぐるテクストを精選・読解。
リベラルアーツとしての社会心理学 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/27
人が自分自身や社会をどのように捉え、人と人とがどのように関係しあい、社会から影響を受け、また社会に働きかけていくのかを扱う社会心理学。その学びから個人が生きやすさを感じ、よりよい人間関係、社会を構築すること、これが社会心理学の目指すもの。社会心理学を学び、実際の生活や人生に活かすことは、まさにリベラルアーツ=「自由な人間として生きるために必要な教養」そのものといえよう。実生活での体験や見聞きしたことのある出来事と結びつけながら本書を読み、複雑化する現代社会で生き抜くための力の1つとして活用していってもらいたい
新装版 ヘーゲル論理の学 第一巻 存在論 単行本 – 2024/12/27
G・W・F・ヘーゲル (著)
カントの超越論的論理学と対決し、神のロゴス(論理)に対して理性の言葉で構築した壮大な真理の体系。限定否定の弁証法、存在と無と生成のトリアーデ、形而上学的無限と数学的無限など、現代語訳が身近にするヘーゲル哲学の神髄。決定版・全三巻。
純粋存在と純粋無は同じものである。真理であるものは、存在でも無でもなく、存在が無に、無が存在に――移行するのではなく――移行してしまっているということである。だがまた、真理は、それらが区別されていないということではなく、それらは同じものではなく、それらはまったく区別されているが、だがまた分離されておらず、分離できもせず、各々が直ちに各々の反対のうちに消滅するということである。従って、それらの真理は、一方が他方のうちに直ちに消滅するというこの運動であり、生成である。
文学・文芸 21
村上シネマ──村上春樹と映画アダプテーション 単行本 – 2024/12/5
藤城孝輔 (著)
この1冊でわかる!村上春樹、映画化の全貌
アートシネマからアイドル映画、知られざるインディーズ映画、さらにはネットにあふれる自主制作映像にいたるまで、多様に受容されるハルキ文学の映像化のすべて。
文学者とは何か (単行本) 単行本 – 2024/12/6
我々は何のために小説を書くのか。良い批評とは何か。重要なのは細部か全体か――。世界的な日本人作家三人が語り合う鼎談「文学者とは」をはじめ、文学をめぐる対話全五編を初集成。
おすすめ文庫王国2025 単行本 – 2024/12/6
本の雑誌編集部 (編集)
年末恒例、一年間にでた文庫の総決算! おもしろ文庫めじろ押し!
「国を守る」とは何か 三島由紀夫政治論集 (河出文庫) 文庫 – 2024/12/6
三島 由紀夫 (著)
戦後最も重要な文学者であると同時にずば抜けた政治思想家でもあった三島由紀夫。今こそ立場を超えて読まれるべきその政治論を集成。
西洋文学にみる魔術の系譜 単行本 – 2024/12/10
田中千惠子 (著, 編集)
フィチーノ、ヘルメス主義、中世北欧のルーン魔術、中世ロマンスからドイツ・ロマン派、フリーメイソン、ブルワー=リットン、レヴィ、キャロル、フランス19世紀文学、そしてユングまで
西洋に生き続けてきた魔術とその思想――本書は文学のなかの魔術の系譜を浮き彫りにし、古代から現代まで、魔術の隠された〈知の歴史〉を文化越境・領域横断的に炙りだす。魔術の秘密の扉がいま開かれる。
連弾書評集 海と余白 単行本 – 2024/12/10
小林えみ・柳沼雄太がそれぞれの書評に短評をつけあう連弾書評集。ひとつの本について書評と短評という多角的な視点から考える新しい形式は、本の紹介だけではなく、批評する/批評文そのものも楽しめる。
芸人短歌 単行本 – 2024/12/11
井口可奈 (著, 編集)
個人製作冊子で話題沸騰!芸人による短歌連作「芸人短歌」をオール新作で書籍化。若手からベテランまで、芸人32名の短歌がよめる1冊
チーヴァー短篇選集 (ちくま文庫ち-21-1) 文庫 – 2024/12/12
繊細で、不条理で、静かな緊張感に満ちた世界を描いた、短篇小説の巨匠による最良の15篇。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞。解説 川本三郎
人形歌集 舟もしくは骨 単行本 – 2024/12/12
人形歌集第三弾となる『舟もしくは骨』は、中川多理人形展「白堊――廃廟苑於」の人形に向けて詠まれたものが中心になっており、朗読の際に現場で詠まれた歌も多く含まれています。三島由紀夫『癩王のテラス』、澁澤龍彦『高丘親王航海記』、アントナン・アルトー『ヘリオガバルス』をモチーフにした人形、白堊の少女たち、それらが第三歌集に詠われる人形たち。かろき骨をのせ、舟はゆく。
能十番:新しい能の読み方 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/16
文学として読む。音楽として味わう。650年の古典の神髄に触れる美装本。能とは、こんなに面白 いものだったのか! 精選十曲の詞章+現代語訳+英訳+解説で650年の古典の神髄を味わい尽す。柴田元幸氏との鼎談「謡を英語にする醍醐味」、酒井雄二氏(ゴスペラーズ)との対談「世阿弥に学び、「芸人実感」で謡を考える」も収録。光悦謡本の装画&スリーブ函入、和綴の謡本を模した全頁小口袋綴造本。
石川信雄全歌集 単行本 – 2024/12/16
モダニズム短歌の頂きをなす伝説の歌集『シネマ』で颯爽とデビューし、エスプリに満ちた瑞々しい歌で時代を駆け抜けた稀代のポエジイ・タンキスト、石川信雄。没後60年の節目についに明らかになる孤独なマイナーポエットの全貌。モダニズム短歌を代表する伝説の歌集『シネマ』、トラブルのため50部しか刊行されず幻となった『太白光』のほか、退色した原稿用紙として発見され、今回初めて世に出る『紅貝抄』と歌集未収録歌をおさめる。
スペース短歌 単行本 – 2024/12/18
"寂しさを慰めてくれる声があります。
明日へと踏み出す勇気をくれる歌があります。仕事場に向かう車の中で、または、夜遅くまで勉強に励む部屋の中で聴くラジオには、あたたかいパワーがあります。わたしたち三人は、「短歌を紹介するラジオ番組があったらいいな」と思っていました。X(旧Twitter)を覗いてみると、面白い短歌を発表している方がたくさん!
モナ・リザのニスを剥ぐ 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/18
ポール・サン・ブリス (著), 吉田 洋之 (翻訳)
ルーヴルの至宝を500年前の素顔に戻せ! 古きを愛する学芸員オレリアンは、実利優先のヤリ手新館長ダフネに無茶ぶりされた修復プロジェクトの旅に出る。国家をも巻き込む大騒動の末、姿を現したモナ・リザの本来の顔とは? 視覚情報に溢れたSNS時代に、美とは何か、本物とは何かを問いかける絶品アート小説。
文芸編集者、作家と闘う 単行本 – 2024/12/18
山田裕樹 (著)
1980年代から90年代、日本のエンターテインメントに大きな波が起こり、新しい時代が始まった。1977年、ひとりの青年が集英社に入社し、文芸部に配属された著者は、その真っただ中で、担当する作家たちの代表作を作り続けた。北方謙三、佐藤正午、椎名誠、逢坂剛、船戸与一、夢枕獏、東野圭吾、唯川恵、山本文緒、川上健一、高野秀行……。四十年以上担当しつづけた国民的作家・北方謙三の代表作シリーズだけでも、発行部数は一千万部をはるかに超えている。作家たちとの濃厚な仕事の過程と魅力あふれるエピソードを、驚愕の記憶力で綴る。伝説のスーパー文芸編集者の傑作エッセイ。
芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など (100年読み継がれる名作) 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/19
さまざまな文学ジャンルを往還して、作品世界を創り上げた芥川龍之介。教科書にも収録されている「蜘蛛の糸」、「羅生門」をはじめ、「蜜柑」「舞踏会」など、芥川龍之介の短編10話を収録した珠玉の名作集。巻末には各話の<解説>と<芥川龍之介の世界>(写真付き)を掲載。漢字はすべてふりがな付き。子どもから大人まで、繰り返し芥川作品を楽しめる1冊です。
太宰治短編集 走れメロス・女生徒など (100年読み継がれる名作) 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/19
人間誰もが持つ弱さ、それとともに生きていくことの大切さ、太宰治が作品を通して伝えたかったこと感じることができる1冊です。教科書にも収録されている「走れメロス」をはじめ、「女生徒」「黄金風景」など、太宰治の短編8話を収録した珠玉の名作集。巻末には各話の<解説>と<太宰治の世界>(写真付き)を掲載。漢字はすべてふりがな付き。子どもから大人まで、繰り返し太宰作品を楽しめる1冊です。
夏目漱石 美術を見る眼 単行本 – 2024/12/20
ホンダ・アキノ (著)
“美術の門外漢”として書きのこした言葉から浮かび上がる、同時代の美術への眼差しと独自の芸術観、生きる姿勢とは──。漱石がこだわった「自己の表現」の真意にせまる。
アメリカン・マスターピース 戦後篇(柴田元幸翻訳叢書) 単行本 – 2024/12/20
柴田元幸 (翻訳)
時はまさに「短篇小説の黄金時代」。 重要作家が次々と登場する、1950年代前後の傑作10篇を収録。 “名作中の名作”でアメリカ文学史をたどる、シリーズ第3弾。
物語をつくる神話 解剖図鑑 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/25
平藤 喜久子 (著)
映画、ドラマ、マンガ、アニメ、ゲームには、「世界の終わり」「王(国)の起源」といった神話のテーマを題材にした作品がたくさんあります。神話そのものを扱わなくても、「貴種流離」「見るなの禁」「末子成功」など、神話発祥のモチーフは物語の定番要素です。アーサー王伝説の「聖剣エクスカリバー」や、日本神話のヤマタノオロチ退治に使われた「ヤシオリの酒」など、神話由来のアイテムたちも物語の味付けに欠かせません。
異界の光景 ハードカバー – 2024/12/25
屋代 彰子 (著)
表題作ほか、29作品を収録した随筆集。
アメリカの〈無意識〉: 文学と映画で読む500年の歴史 単行本 – 2024/12/27
武田 悠一 (著)
トランプが再選されたアメリカ。建国以来、アメリカを突き動かしてきた〈無意識〉とは何か。コロンブスから現在に至るおよそ 500年のアメリカの歴史を、文学と映画を通して読み解く。戦後80年を迎えるにあたり、アメリカの歴史を読みなおし、〈アメリカ〉について考える。
社会・政治 19冊
戦後日本の貧困と社会保障: 社会調査データの復元からみる家族 単行本 – 2024/12/2
戦後日本の貧困の実態、その貧困から脱出する方法の模索、そして新たな社会問題の発見――。半世紀以上前に行なわれた複数の社会調査の個票をデジタル復元し、その統計分析と各種史資料とを検討することにより、戦後期日本社会の世帯・家族と福祉の実像を再構成する。
ジャパンタイムズ社説集2024 単行本 – 2024/12/6
ジャパンタイムズ出版 (編集), 北村一真 (解説)
2024年のジャパンタイムズ紙から重要テーマを論じた社説18本+ダウンロード特典1本を注釈・和訳つきで厳選収録。北村一真氏による、社説英文の重要ポイント(各社説から2箇所)の解説つき! 文法、構文、語彙がより深く学べます。
「国際」「国内政治・外交」「経済・財政」「社会・文化」のジャンル別にさまざまな題材の社説を掲載。重要ニュースを使った英語学習はもちろん、語彙・読解力強化、大学入試や英語検定試験の長文読解対策にもご活用ください。ダウンロード音声を使ったリスニング練習もおすすめです。
成人式を社会学する 単行本 – 2024/12/10
誰もが知る日本社会の風物詩,しかしその意義や由来を問われたら,あなたは説明できるだろうか。成人年齢が変わっても融通無碍に開かれ,「荒れる」と批判されたり不要論が囁かれたりしつつも生き残る独特の恒例行事から機微に触れ,社会の在り方を理解する。
障害児の虐待死問題 単行本 – 2024/12/10
川﨑 二三彦 (著)
障害が虐待の動機や要因になることがある。児童虐待死の検証報告の蓄積から障害児の虐待死事例を抽出・分析。その実態と支援の状況を明らかにし障害児の虐待防止を考える。
大前研一 日本の論点 2025~2026 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/12
大前研一 (著)
「年末の定番書籍」としてご好評いただいている大前研一氏の『日本の論点』シリーズはおかげさまで累計部数40万部を突破。日本が世界に誇る知性の一人である大前氏が鋭い視線で、現在の日本と世界の問題を分析し、ソリューションを提示します。また、毎年ご好評いただいている読者限定の大前氏の動画視聴サービスも継続します(今年の動画テーマは観光立国)。
日本弁護士総史: 奉行所の世話人から渉外ローファームまでの200年余 単行本 – 2024/12/16
安岡 崇志 (著)
これまでなかった弁護士史。多彩な文献を引用しつつその全体像を描き出す。江戸期から、司法制度改革、そして5万人時代の未来まで。
江戸期から近現代まで、その萌芽から現代の「5万人時代」に至る流れを通観する。江戸と明治の間の断絶、代言人から弁護士へ、戦後の新憲法・新司法制度・弁護士法、臨時司法制度調査会、そして司法制度改革に関する議論・関係法令の制定および施行、そして今後の展望について。なぜか語られなかった弁護士の通史を令和に示す。
貧困へのまなざし―富裕層は貧困層をどのように見ているのか 単行本 – 2024/12/17
岸政彦氏推薦
「富裕層は貧しいひとびとをどう見ているのか。膨大なデータの国際比較から浮かび上がる、格差と分断の現実」貧しい地区を抱える大都市で裕福な地域に住む富裕層は、貧困を正当化するシステムを備えて特権を享受している。パリ、サンパウロ、デリーの富裕層を対象にした貧困と不平等の認知に関する大規模調査の結果をもとに、そのメカニズムを解明する。
比較文明学の50人 (筑摩選書 0294) 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/18
小倉 紀蔵 (編集)
法然・日蓮・宣長から現代の学者・作家・実務家まで、鋭敏な比較文明的感覚を持っていた日本の重要人物五〇人を選出。その比較文明学の知を縦横無尽に論じる。
行政の実効性確保: 行政代執行を中心として 単行本 – 2024/12/19
宇賀 克也 (著)
行政法制の最大の欠陥である行政の実効性確保の仕組みの不備に解釈論、立法論から大胆に切り込み、法制度全般の理論体系化を図る。
行政法制の最大の欠陥である行政の実効性確保の仕組みの不備に解釈論、立法論から大胆に切り込み、法制度全般の理論体系化を図る。行政代執行法を中心に論じる本書は、当分野の決定版であり、学界のみならず、政府、自治体職員も必読文献である。また、立法の不備による社会的コストが大きく、そのための立法の指針となりうる書籍である。
昭和100年 単行本 – 2024/12/19
古市 憲寿 (著)
万博、五輪、宇宙に夢を託した昭和。世界の万博跡地、原発遊園地、核実験博物館など近代の夢の跡を辿り、終わらない昭和を考える一冊
心の傷と、ともに生きていく:複雑性PTSDを乗り越えるために私がしてきたこと 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/20
羽馬 千恵 (著)
虐待サバイバーとして複雑性PTSDに向き合ってきた中でたどり着いた、本当の意味でのトラウマ治療。自然とのふれあい、食生活の改善、伝統への回帰を通じ、日々の暮らしを慈しむことでレジリエンスを高め、自分の足で歩き始めた先に見えてきた景色とは――。
ルポ 子どもへの性暴力 単行本 – 2024/12/20
朝日新聞社会部 (著)
子どもが性暴力に遭う"場面"は身近に潜む。その実態に迫り、大きな反響を呼んだ朝日新聞連載「子どもへの性暴力」の書籍化。家族や教師による性暴力、痴漢や盗撮、JKビジネス、男児の被害、デートDV──、被害者たちが語ったこととは。
いじめに対する大人の誤解──スクール虐待の現実 単行本 – 2024/12/22
小森美登里 (著)
多様化し、増え続けているいじめ。当事者も周囲も、多くの人が苦しんでいます。著者はいじめ自殺遺族として日本各地で講演。加害者が「自分を守るためにいじめをする」という本音にも触れ、加害者に寄り添う必要性を強調します。学校などで行っているワークショップも紹介し、いじめをなくすために何ができるか提案します。
日本政治学史-丸山眞男からジェンダー論、実験政治学まで (中公新書, 2837) 新書 – 2024/12/23
酒井 大輔 (著)
本書は、日本における「科学としての政治学」の軌跡をたどる。学会を創設し、行動論を徐々に受容する一方、マルクス主義の成果を一部摂取しながら、時代とともに変貌していく様子を描く。その歴史を丸山眞男、升味準之輔、京極純一、『レヴァイアサン』グループ、佐藤誠三郎などの研究成果を踏まえながら論じる。さらに、政治改革、ジェンダー研究、実験政治学など具体的な論点も照らし、その見取り図を示す。
21世紀新版 マクドナルド化した社会: 果てしなき合理化のゆくえ (早稲田文庫, 15) 文庫 – 2024/12/23
2008年10月に刊行し大好評を得た同名単行本が、満を持して文庫化! マックス・ウェーバーの近代合理化理論の現代版として展開される脱人間化社会の理論「マクドナルド化」。その骨子は、「効率性」「計算可能性」「予測可能性」「制御」の4つの次元にあったが、本書では原書が刊行された2004年当時の時代的要請に応え、「合理性のもたらす非合理性」という新たな次元についても検討が加えられている(7章)。さらには、グローバル化(globalization)が進行するなか、世界の均質化が進むいっぽうで新たな地域性も生まれるという一見矛盾する状況に対し、リッツアは「グローカル化(glocalization)←→グロースバル化(grobalization[リッツアによるgrowthからの造語])」と「存在(something)←→無(nothing)」という2つの座標軸を用いながらユニークな分析を加えたうえで、脱人間化社会に対する抵抗を試みる――真に人間らしい社会を希求する人びとにとって必読の書。
憲法学読本〔第4版〕 単行本 – 2024/12/23
安西 文雄 (著), 巻 美矢紀 (著), 宍戸 常寿 (著)
立憲主義の背景にある歴史・原理に力点をおきつつ,それらが現在の憲法にどう生きているかをわかりやすく示す。コンパクトながら,重要とされる事項・判例を網羅し,1冊で憲法全体を一通り学べる。近年の重要判例や,憲法改正をめぐる情勢などもふまえ改訂。
大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う 単行本 – 2024/12/25
ニュート・ギングリッチ (著)
この全米ベストセラーの著書の中で、ニュート・ギングリッチ元下院議長は、大きな政府の社会主義がいかにアメリカを疲弊させているかを明らかにし、その影響力を克服するための戦略と洞察を市民に解説する。全米のコミュニティでは、批判的人種理論、ワクチン義務化、増税、インフレ上昇、オンライン検閲、その他多くの重要な問題が議論され、私たちは国の将来について重大な決断を迫られている。ギングリッチ元下院議長は、これらの疑問を分析し、アメリカの多数派が何を望んでいるかを示す世論調査について説明し、アメリカのために、より安全でより豊かな未来を創造する方法を解説する。
教養憲法 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/25
法学部生のみならず、一般教養科目として日本国憲法を学ぶ人をはじめとしたあらゆる人が市民・主権者として求められる憲法の素養を獲得できるよう、歴史や社会、他分野とのつながりを大切に、既存の憲法テキストでは必ずしも重視されなかった知識や話題にもフォーカス。側注にびっしりと詰め込まれた用語説明や豊富なコラム・図版・資料で、入門者から中・上級者までニーズに応じた学習が可能な、〈教養としての憲法〉の決定版です。
普通の奴らは皆殺し インターネット文化戦争 オルタナ右翼、トランプ主義者、リベラル思想の研究 新書 – 2024/12/27
アンジェラ・ネイグル (著), 大橋完太郎 (翻訳)
マーク・フィッシャーに並ぶ論客による、オルタナ右翼・トランプ主義者研究の最重要書
本書は、2010年代初頭に起こったインターネット文化戦争を忠実に記録し、それが2016年のドナルド・トランプ大統領誕生に大きな役割を果たした「オルタナ右翼」となって発展する道行きをマッピングする。オルタナ右翼の特徴が、60年代カウンターカルチャーに由来する「侵犯的な反道徳スタイル」だとしたら? 本来リベラルであったインターネットのサブカルチャーは、どのように右傾化し、メインストリームを征服していったのか?
歴史・地理 17冊
法の人類史: 文明を形づくった世界の秩序4000年 単行本 – 2024/12/3
フェルナンダ・ピリー (著), 高里 ひろ (翻訳)
法はいかにして文明を構築したのか? なぜヨーロッパの法が世界を席巻したのか? 古代のハンムラピ法典から、現代の国連法まで、4000年に及ぶ法の歴史を紐解く決定版。
帝国で読み解く近現代史 (中公新書ラクレ, 827) 新書 – 2024/12/6
アメリカ、ロシア、中国の行動原理を理解するキーワード!
果たして「帝国」は悪なのか? そもそも「帝国」とはいかなる存在なのか? 皇帝がいない国でも「帝国主義」を標榜するとはどういうことか――それぞれ中国史と英国史を専門に、東西の歴史に通ずる2人の研究者が、「帝国」をキーワードに世界の近現代史を捉え直す。今までになかった新しい視点による、近現代から現代までの歴史に流れを読み解く目を養える一冊。対談のため、充実した内容ながら全編にわたってわかりやすく読み進められる。
〈自由市場〉の世界史: キケロからフリードマンまで 単行本 – 2024/12/6
★ベストセラー『帳簿の世界史』著者、最新作!!★
〈自由〉な〈市場〉とは、人類が抱いた「夢」に過ぎないのか?「見えざる手」のアダム・スミスから、更に遥か古代ローマに遡り、世界史の中で、人間と経済の根源を探求する壮大な旅。「自由な市場は、「自由放任」ではなく、人間の手による絶えまない調整によって初めて実現する」――現代の概念を、長い歴史にルーツを持つものとして、魅力的なストーリーの中に描き出すことで知られる著者が、この逆説に挑む!
学問: 過去から未来へ 単行本 – 2024/12/6
過去に疑問を投げかけ、問い直し、自由な未来を切り開いていくところに学問の意味がある…。4人の研究者が明らかにする学問の本質。
日本近現代史の諸相 単行本 – 2024/12/11
大岩川嫩 (著)
「大逆事件の真実をあきらかにする会」の活動に1960年発足時から携わり、生涯を日本近代史研究とともに歩んできた、卒寿の現役研究者による著作集。大逆事件をめぐる論文・エッセイ・資料・記録をはじめ、明治期地租改正と農村構造、南北朝正閏問題の政治史的側面、人々の「くらし」にかかわる諸問題などを幅ひろく対象として掘り下げる論考、書評・人物論・追悼文まで、日本近現代史の諸相を照らし出す貴重な考察の数々。
戦前・戦中の軍事書籍を読む 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/16
北村賢志 (著)
第二次大戦前や大戦中の日本国民がいかなる情報に接していたのか。当時は緊迫する世界情勢や戦局についていかなる主張が唱えられていたのか。
太平洋戦争に関する情報は世に溢れているにもかかわらず、当時の一般市民が接した言説についてはほとんど論じられることはない。このため戦前・戦中では「報道は日本が勝っているばかりだった」「戦争の実情を国民は知らなかった」と言った俗説も根強い。しかし実際に当時、出版された書籍を読むとそれが決して「当時の真実」ではない事が分かる。これは戦後に一般化した俗説に対し、当時の書籍を紐解いてその実情を示すものである。
チョコレートと日本人 (ハヤカワ新書) 新書 – 2024/12/18
市川 歩美 (著)
デパートによる特設販売、メディアでの報道、SNSを使った広告……日本ではバレンタインデーに異常な盛り上がりを見せるが、それはなぜか。またカカオが抱える世界的な問題と、その打開策であるクラフトチョコレートとは。チョコレートをめぐる歴史と未来を語る。
イスラエルとパレスチナ 紛争の解剖学 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/18
イスラエルと近隣アラブ諸国との間の最初の戦争から75年が経ち、再び燃え上がっている。なぜ戦いは始まり、なぜいまなお火種がくすぶり続けるのか。複雑な感情のまじりあうイスラエルとパレスチナ問題について、2023年10月7日のハマスによるテロ攻撃をきっかけに、フランスの歴史学者たちがポッドキャストで語り合った。本書では、Q&A形式で構成され、地図や年表、用語と人名解説を追加。歴史的背景だけでなく、問題の本質がわかる。
「史料学」講義: 歴史は何から分かるのだろう 単行本 – 2024/12/23
小島 道裕 (著)
文書・絵画・遺跡・村落・祭りや伝承…。過去の人々が作り、関わったすべての物に歴史が宿っている。文字の配置、印の押し方、絵画の発注者、石塔の形、城館の分布など、さまざまな「史料」を横断して、その特質と分析方法について、図版を交えて講義形式で平易に解説。史料が作られた目的や機能を知れば、過去の社会や人々の思いが見えてくる。
複合国家から読み解く世界史: 「国民国家史観」再考 単行本 – 2024/12/24
岩井 淳 (編集)
これまでヨーロッパ史を中心に展開されていた複合国家論を基軸にして、欧米史と日本史・アジア史を架橋する新しい世界史の提唱。ヨーロッパの複合国家やアジアの複合政体の具体像を明らかにして、従来の国民国家史観の克服をめざす。
江戸の性愛業 単行本 – 2024/12/25
永井義男 (著)
未定
古代ギリシアのいとなみ: 都市国家の経済と暮らし 単行本 – 2024/12/26
古代ギリシア都市(ポリス)の経済と暮らしを鮮やかに解き明かす一冊。フランス発、世界3ヵ国で翻訳された必読のガイドが日本上陸!
〈黒人自由闘争〉のアメリカ史──公民権運動とブラック・パワーの相剋 単行本 – 2024/12/27
藤永 康政 (著)
キング牧師に代表される公民権運動と、マルコムXに象徴されるブラック・パワー運動。非暴力/暴力の二分法のもと分別されてきた両者を「黒人自由闘争」という枠組みに統合し、1930年代から続く一つの歴史として描き直す。
そして、みんなクレイジーになっていく 増補改訂版 単行本(ソフトカバー) – ミュージックブック, 2024/12/27
ビル・ブルースター (著)
ラリー・レヴァン、フランキー・ナックルス、マンキューソ、クール・ハーク、DJシャドウ etc,etc 膨大な証言と資料からその歴史を詳らかにした名著に新章を追加、全面加筆した決定版!
「カルチャーは夜生まれる。DJを巡る物語」
長く入手困難で、中古本はプレミア価格がつくクラブ・ミュージックとDJの歴史を描いた名著が、 直近20年間のシーンを6章分増補、新訳を施して、復刊。
博物館・美術館の世界史 II(全3巻): 18~19世紀 ヨーロッパの時代 単行本 – 2024/12/27
クシシトフ・ポミアン (著), 水嶋英治 (監修)
未定
博物館のアルケオロジー: 落伍・追放・従属・未発・植民地 単行本 – 2024/12/30
犬塚康博 (著)
これからの博物館は、どのような轍を踏まずに変わるべきなのか──明治期わが国に博物館が誕生してからこんにちに至るまで、日本の博物館学が見落としてきた様々な問題に関する論考群を、落伍、追放・従属、未発、植民地というカテゴリーで編む。国内中央のみならず地域、さらにアメリカの日系人収容所、植民地であった満洲国と、時代、場所、学問の領野を縦横断して、博物館体験を考古学する。
科学・テクノロジー・数学 4冊
数覚とは何か?: 心が数を創り、操る仕組み (ハヤカワ文庫NF) 文庫 – 2024/12/2
スタニスラス・ドゥアンヌ (著)
計算をしているときに、私たちの脳では何が起きているのか? 数とは文化的に創られたものではなく、ヒトに生まれつき備わる能力=数覚が関与していた! 内なる数的処理の仕組みを解き明かす
廻り道の進化: 生命の問題解決にみる創造性のルール 単行本 – 2024/12/3
アンドレアス・ワグナー (著), 和田 洋 (翻訳)
進化が教える「よく遊び、よく学べ」
ダーウィンは生命の問題解決戦略として「自然選択」を説いた。蝶の模様もアンモナイトの形も、問題解決の賜物だ。ただし、生命の戦略は自然選択だけではなかった。なぜなら、自然選択は常により適応的な方向への原動力であるが、さらなる最適解を目指す探索過程では、時に適応的でないプロセスを経由する必要があるからだ。本書では適応度地形モデルを柱に、遺伝的浮動、性、組換えを用いて、この進化理論の難題に切り込む。
さらに同様の探索過程は、ダイヤモンドができる過程、巡回セールスマン問題、ピカソが《ゲルニカ》を描く過程にも見られる。困難な問題を解決し創造する過程には、分子、アルゴリズム、生命、ヒトの心、社会にまで通ずる深遠な共通性があるのだ。自然界の戦略は、創造性、イノベーションについて何を教えてくれるのか? 数理進化研究の第一人者が世界の創造性のルールを解き明かす。
生成AIのしくみ 〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる (岩波科学ライブラリー 328) 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/20
岡野原 大輔 (著)
水面に書いたインク文字が広がっていく過程を逆向きに再生できれば文字が浮かび上がる――〈流れ〉が生成AIの核心となるアイデアだ。高次元空間とはどんな世界なのか、拡散モデルなどの流れの数理はどのように生成AIを実現したのか。AI実装で先端を行く著者が、数式ではなく言葉で、重要な概念の意味を伝える画期的入門書!
睡眠の起源 (講談社現代新書) 新書 – 2024/12/26
金谷 啓之 (著)
私たちはなぜ眠り、起きるのか?長い間、生物は「脳を休めるために眠る」と考えられてきた。それは本当なのだろうか。
新発見!脳をもたない生物ヒドラも眠る――。
世界を驚かせた気鋭の研究者が睡眠と意識の謎に迫る極上の科学ミステリー!起きていることは、なんて特別なことだろうか――。眠りの世界から見えてくる〈生物進化のふしぎ〉
アート・建築・デザイン 20冊
躍動する古典、爛熟する時代: アンリ・マティスからオットー・ディクスへ (ヨーロッパ戦間期美術叢書) 単行本 – 2024/12/2
パリとマティス、ローマとキリコ、マドリードとスロアーガ、ロンドンとシッカート、ベルリンとディクス、そしてウィーンとギュータースローという、ヨーロッパの芸術的伝統を内に秘めた戦間期ヨーロッパの中心的な六つの都市と、かつての人間存在の規範を内から穿ち内在する衝動を解き放つ新たな〈生〉の表象を探求した、六人の画家たちについての六本の優れた論攷からなる。そこから見えてくるのは、戦間期ヨーロッパの躍動し爛熟した文化が切り拓いた世界の創造のめくるめく映像/ダイナミズムである。そして、第一次世界大戦を経験した各国の芸術家がどのような創造行為に向かったのか、同じ時代を生き抜いた彼らがどのように死の記憶と向きあい、生の痛みと歓びを表現したのかについて考え、そして、今日が直面する悲劇に心を寄せるひとつの芸術的契機を視覚化するものである。
ピカソの「古典」時代 単行本 – 2024/12/02
塚田美香子 (著)
パブロ・ルイス・ピカソ(1881-1973)の創作スタイルは、彼の死後、半世紀を経た今もなお、影響を与え続けている。本書はピカソのある10年間の制作姿勢に着目し、ピカソが古典古代の美術作品を自らの作品に如何に取り入れたのかを解き明かし、ピカソが古典へと立ち戻った意図を問う。
画家たちの「肖像」 ジョン・バージャーの美術史 古代―近代 単行本 – 2024/12/2
ジョン・バージャー (著)
英国が誇る最高峰の批評家が、美術史に挑んだ野心作。
50年以上にわたる著作から編集されたテクストで、数千年にわたる美術の歴史を紡ぎ出す。作品に深く向き合ったバージャーだからこそ成しえた、本当の美術批評がここにある。『見るということ』『イメージ』に収められたいくつかの作品も新訳、再編集して収録。
レオ・レオーニと仲間たち 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/2
絵本『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』など、日本でも幅広い世代から作品が愛されてきたレオ・レオーニ。その人生は、イタリアで未来派のアーティストたちと出会ったことで動き出しました。以後、アメリカでアートディレクターとして広告や雑誌業界で活躍していきます。晩年には、最愛の土地・イタリアと、アメリカを行き来しながら、かねてから情熱を注いでいた絵画に彫刻作品、そして絵本を生み出してきました。本書は、活動が多岐に渡るなかで、決して色褪せることなかったレオの“つくることへの熱意”を、長年の調査研究とともにたどってゆきます。さらに、ブルーノ・ムナーリやベン・シャーン、エリック・カールなど、親交が深かったアーティストたちの作品も収録。実際のレオとのエピソードや、やりとりした手紙、クリスマスカードなどを紹介しながら、同時代を生きた作家たちとの交流に注目します。
美を感じる 単行本 – 2024/12/5
五感で感じる美しさとはどういうものなのか?
私たちが追い求める美しさの意味は何なのだろうか?
美しい人生とは何なのか?――
こうした問いは、いまだに多くの人にとって明確な答えが出せない謎のようなものだ。この謎のような問いに答えるために、私たちの生活を見つめながら美しさについて考えてみよう。
聴取の詩学: 枠と出来事 庄野進音楽美学論集 単行本 – 2024/12/11
庄野 進 (著)
音楽美学者・庄野進(1928-2023)によるジョン・ケージを中心とした現代音楽論の金字塔『聴取の詩学』を筆頭に多数の論考を収録。J・ケージを中心とした前衛芸術における聴取のありようから、音環境(サウンドスケープ)やそのデザインをめぐる種々の論考にいたる、音と環境についての思索の系譜をたどる。
廃墟建築家 単行本 – 2024/12/17
ヘルベルト・ローゼンドルファー (著), 垂野創一郎 (翻訳)
世界の終わりを目の当たりにした語り手は、廃墟建築家の設計した葉巻形の巨大地下シェルターに誘いこまれる。そこで彼が夢みるのは、カストラートの七人の姪が代わる代わる語る不思議な物語。もしかしたらこちらが現実で、葉巻シェルターのほうが夢ではあるまいか。『サラゴサ手稿』風の語りの入れ子構造を持ちながら、次々繰りだされる挿話の渦は、その枠さえなしくずしに解消してしまう。音楽への愛にあふれ、オーストリア・バロックの粋をこらした魔術的遠近法。
年鑑日本の空間デザイン2025 単行本 – 2024/12/17
空間デザイン機構、年鑑日本の空間デザイン刊行委員会 (編集)
空間デザイン3団体の2つのデザインアワード「日本空間デザイン賞2024」と「第58回日本サインデザイン賞」受賞作品を一挙掲載。
美術市場 2025 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/17
美術新星社 (編集)
美術愛好家必携の情報誌!market price of art 『美術市場』の2025年版。最新の日本画家・洋画家の標準発表価格、資料を掲載。彫刻家・陶芸家・版画家・外国人作家、明治以降物故作家の経歴、鑑定人、価格推移表、作家出身地一覧表等。
物と経験のあいだ――カルロ・スカルパの建築空間から 単行本 – 2024/12/18
木内俊彦 (著)
20世紀の異才スカルパ。その濃密な建築体験には「空間を変移させる」デザインが仕組まれていることを多数の写真を用いて分析する。
リック・ルービンの創作術 単行本 – 2024/12/19
リック・ルービン (著), ニール・ストラウス (著), 浅尾敦則 (翻訳)
世界最高の音楽プロデューサーとして名高いリック・ルービンは、アーティストが自分自身に抱く期待以上の能力を引き出し、素晴らしい才能を発揮するように導くことで、数多くの偉大な作品を生み出してきました。ルービンは「創造性の源」について長い年月をかけて思考するうちに、そもそも「創造性(クリエイティビティ)」とは、アーティストやクリエイターのためだけにあるものではなく、この世界全体と関係があると学びました。ビジネスにも、休養を取るときにも、また、日常生活や子育てなど、「創造性」は人生のどんなステージにも存在し、その才能を発揮する場所を拡げることができるのです。
本書は、誰もが歩める、創造性を高めるための道、ルービンの知恵と洞察の道を辿る学びのコースです。長年の経験から得た知恵を78項目に凝縮し、クリエイティビティを誰もが感じられる瞬間や、人生そのものを近くに引き寄せ、成功へと導いてくれる、感動的な読書体験を提供します。
飽きる美学 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/19
横尾 忠則 (著)
『飽きる美学』では、横尾忠則が「飽きる」という現象を美学として捉え直し、日常の単調さや退屈さえも価値あるものとして描きます。彼は、飽きることによって見えてくる新たな創造性や自由、そして精神的な豊かさに焦点を当てています。各章で横尾は、自然体で生きることの重要性、病気や老いを自然な現象として受け入れる態度、そして生と死が織りなす永続的なサイクルへの洞察を提供します。
彼はまた、猫や芸術作品の魅力を通じて、生活における遊び心や創造的な余白の必要性を説いています。横尾にとって「飽きる」という状態が、実は最も積極的で創造的な選択であるとし、これを通じて読者に自己の内面と向き合う機会を促しています。この作品は、現代人が忘れがちな「飽きる」という感覚の中に潜む、深い美学と哲学を探る試みです。
教養としてのジャズ 時代と境界を超える「音楽(ジャズ)」のすべて 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/19
村井 康司 (監修)
「つながるチャート」は必見! 時代の代表曲「10曲」をテーマにジャズの歴史をひもとき、楽器別にジャズの歴史をさらに深掘りし、クラシックとジャズに代表される、さまざまな音楽ジャンルとジャズの深~い関係について考察。語りたくなるジャズ教養ネタもたっぷり、魅力あふれるジャズの現在・過去・未来がこの一冊にある。QRコード付き、聴きながら読むジャズ体験をあなたに!
しないで、おくこと。 芸術と生のアナキズム 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/20
豊田市美術館 (著)
芸術=創造とは、いまだ了解されない認識や知覚の領野を拡張していく営みであり、ゆえに芸術とは、「芸術」として名づけられ、回収され、制度化され、統治されてしまうことへの抵抗と逃走=〈アナキズム〉をあらかじめ内包している。表現や日常的な振る舞いにおいて行われている、さまざまなアナキズム的芸術実践、芸術の本来的な力としてのアナキズムの軌跡と同時代的試みを紹介する。
新編 住居論 単行本 – 2024/12/20
山本 理顕 (著)
2024年プリツカー賞を受賞した建築家の原点を示す名著再刊。家族、共同体、都市のありようを根底的に問いなおし、制度の臨界点へと踏み入る住居=建築論。解説・原武史。
西洋美術作品レファレンス事典 個人美術全集 〈第II期〉 絵画篇 単行本 – 2024/12/20
日外アソシエーツ (編集)
個人美術全集および作品集に掲載されている、西洋絵画作品の図版索引。『西洋美術作品レファレンス事典 個人美術全集・絵画篇I(19世紀以前)』(2015.7刊)、『同 絵画篇II(20世紀以降)』(2016.1刊)の継続版。中世から現代の西洋画家97名の画集176種178冊に掲載された図版15,419点(版画除く)を収録。作品名から制作年代・素材・技法・所蔵機関など等がわかる。巻末に「作者名索引」「原題名」付き。
不在 ソフィ・カル 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/20
ソフィ・カル (著)
フランスの現代アーティスト、ソフィ・カル
「不在」を見つめた日本初の作品集
画家オディロン・ルドンの壁画『グラン・ブーケ』(三菱一号館美術館所蔵)に着想を得てソフィ・カルが製作した《グラン・ブーケ》(2020年)をはじめ、テキストと写真の作品群『なぜなら』、盗難された絵画の額縁を見つめる人々が語る『あなたには何が見えますか』、ピカソ作品の不在を示す『監禁されたピカソ』、映像作品《海を見る》など、ソフィ・カルの名作と代表作を収録した日本初の作品集。作品の一部ともいえるフランス語テキストを日本語に翻訳し、巻末に収録。作家の世界観を美しい装丁でも表現した、世界的現代アーティスト、ソフィ・カルへの理解が深まる一冊。2024年11月23日〜2025年1月26日 三菱一号館美術館で開催の『「不在」 トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル』展公式図録兼書籍として刊行。
印象派の発明: 美の技術革新と市場の創造 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/24
西岡 文彦 (著)
印象派は「発明 invention」されている。絵画をとりまく技術革新は、画家の個性の表現としての「印象」を描くことを可能にし、斬新な戦略で顧客を開拓した画商との協働によって、今日まで続く美術市場のあり方を形づくっている。モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌら画家達が新たな表現を求めて苦闘し、探求したその筆遣い、色彩を目の当たりにし、時代の変化と彼らの息遣いが伝わってくる迫力の一冊。カラー図版多数掲載。
丹下健三と隈研吾: 東京大会1964/2020の建築家 大型本 – 2024/12/25
1964年・2020年のオリンピック東京大会を軸に、丹下健三と隈研吾の共通点と差異、東京大会での実践、パリとの関わりなどを比較対照し、その魅力に迫る。隈と建築史家・豊川斎赫による解説文、写真家・石元泰博と瀧本幹也撮影の写真を豊富に用い、両者の建築思想を読み解く。パリ日本文化会館で2024年開催の「丹下健三と隈研吾展」図録和英版。世界遺産登録を目指す代々木競技場の建築的魅力も示唆している。
ヤバい絵 狂気と創造―死ぬまでに観るべき日本の名画 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/26
定家 菜穂子 (著)
北斎、若冲、写楽……彼らはなぜ描かずにはいられなかったのか?死ぬまでに見るべき名画はどのように誕生したのか?江戸の天才絵師たちの「生み出す力」の正体とは―――世界的評価も高い江戸の天才絵師たちだが、日本においても彼らがどんな生涯を送ったのか、どのような背景で作品を描いていたのかといったところまではあまり知られていない。
ビジネス・経済・金融 14冊
事業計画の極意: 仮説と検証で描く成長ストーリー 単行本 – 2024/12/2
木村 義弘 (著)
本書は、ビジョンを実現するために、数字としてどう表現していくか、その体系と方法論を徹底的に解説します。
数字として表現できるということは、「戦略から戦術、取るべき行動・施策まで具体化されていること」が前提となります。その目標とする将来の売上高をどのように実現するのか、そこにどんなコストがいくら発生して、どのような投資をしていけばよいのか。今まで多くの実務者は、この知見・思考法を、十分な経験を経て身につけてきました。ただし、これは暗黙知化され、体系化されないままでした。本書では、事業計画作成に18年、スタートアップから中小企業、大手企業、その新規事業、さらに海外で発電所・工業団地などのあらゆる事業計画・収益シミュレーション構築に携わり、さらに自身で事業計画を作成するためのプロダクトまで手掛けた著者が、自身と今まで関与・支援してきた全てのビジネスでの経験を結集し、その知見・ノウハウを体系化、余すことなく記した画期的な書です。
経済学史研究 (第66巻2号) 単行本 – 2024/12/3
経済学史学会 (編集)
経済学史学会
経済学史研究 第66巻2号
仮説行動――マップ・ループ・リープで学びを最大化し、大胆な未来を実現する 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/4
馬田隆明 (著)
起業や新規事業、質的に違う仕事を成功させるには?
スタートアップ支援から見えてきた、インパクトと実現可能性の両立を可能にする適切な一歩の踏み出し方とプロセスの全体像。そんなことできっこない、スケールが小さい、とはもう言わせない。
組織論の名著30 (ちくま新書 1831) 新書 – 2024/12/9
高尾 義明 (著)
私たち人間は、組織をつくることで繁栄を遂げてきた。20世紀に興隆する組織論は、企業組織のあり方の探究などきわめて実務的な面をもちつつも、他方で集団を形成し協働するという人間本性に根ざした学際的な学問だ。本書では、バーナード『経営者の役割』やウェーバー『支配について』といった近代組織の基底をなす議論から、リーダーシップ論、組織文化論、組織学習論、意思決定理論、さらにはオライリー&タッシュマン『両利きの経営』といった近年の著作まで国内外の名著30冊を精選。組織に生きるすべての人に向けられた最良のガイド。
資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち 単行本 – 2024/12/14
資本主義によって世界経済は驚異的に成長し、豊かになった。しかし、同時に資本主義システムは、格差や不平等、気候変動、環境悪化、社会的排除など様々な弊害を生み出し、近年それらは悪化の一途をたどり、大きな批判を受けている。資本主義が抱えているこれらの深刻な問題をどのように解決すればいいのか。どうすれば資本主義を望ましい形に修正できるのか。オックスフォード大学教授で世界的経済学者のコリン・メイヤーは、本書でその答えを出した。 メイヤー教授は、ビジネスの目的(パーパス)とは何か、利益とは何かを問う。
人はなぜ物を愛するのか:「お気に入り」を生み出す心の仕組み 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/17
アーロン・アフーヴィア (著), 田沢恭子 (翻訳)
グッズのコレクションにお気に入りのブランド、音楽、アート、スマホ、車、ジュエリー、先祖伝来のアンティーク家具、家族写真や大切な人からもらった贈り物……人が愛着を抱くものは実にさまざまだ。だがそこには、人の複雑な心理が絡んでいる。消費者行動や物への愛着研究の第一人者アフーヴィア教授が、人が物を愛するようになる仕組みを明快に分析し、アイデンティティや人類進化とも強く結びついた原理を明らかにする。
頭のいい人の、学びを「20字」にまとめる技術: 知識を結果につなげる、「紙1枚!」独学法 (知的生きかた文庫) 文庫 – 2024/12/17
浅田 すぐる (著)
著書累計56万部、ベストセラー『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』の著者が教える、アウトプット思考の「学び方」!
「頭がいい」「知識が身になっている」というのは、ただ学んでいるだけではだめで、自分の言葉で誰かに伝えることができてこそ、その知識・情報は価値があるのです。
東大物理学者が教える 創造力のレッスン (PHP新書) 新書 – 2024/12/17
上田 正仁 (著)
考える力の先にある「創造力」をいかに生み出すか。徹底的な議論、情報マップの作成、サベイ……新規の創造物を生むための方法論!
国際マクロ経済学 単行本 – 2024/12/18
ミクロ的基礎付け、最適化、動学など現在の経済学研究に沿ったアプローチで説明する、国際マクロ経済学の最もスタンダードなテキスト
経済学原理 第2巻 単行本 – 2024/12/19
アルフレッド・マーシャル (著), 西沢 保 (翻訳)
スミス、リカードの古典派経済学から、ジェヴォンズらによる限界効用革命を踏まえ、新古典派経済学の基礎を形成、ピグー、ケインズを育てたマーシャル(一八四二―一九二四年)。長い間、経済学の教科書であり、古典でもあり続ける本書。彼が目を通した最後の第八版(一九二〇年刊)の新訳。本巻には第三編、第四編を収録。
拡大する情報空間と放送メディアの未来 単行本 – 2024/12/19
民放連研究所客員研究員会 (編集)
健全な民主主義社会にとって必要不可欠である放送メディアは社会の期待により一層応えていくために、自らその役割を問い直し、その変化に的確に対応していく必要がある。本書は、このような社会背景の下、その学術的関心に基づき、放送あるいはメディアが抱えるさまざまな課題に対して、どのように対処すべきかを分析したものである。
森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する情熱と戦略 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/19
中山 玲子 (著)
USJの復活で知られる最強のマーケター森岡毅氏が率いるマーケティング集団「刀」。テーマパークの再生だけでなく、丸亀製麺のブランディングなど幅広い実績を持つ。その強さの秘訣はどこにあるのか。日経ビジネス記者が徹底取材して解剖する。
これからの広告コミュニケーション 単行本 – 2024/12/24
広告コミュニケーションの今を明らかにする新しいテキスト。企業と顧客の双方向のコミュニケーションが当たり前になった現代、メディアの進化に合わせて、時々刻々と変化する広告コミュニケーションについて、統合型マーケティング・コミュニケーション(IMC)の視点から明快に解説。
教育・学参・受験・育児 13冊
誰ひとり死なせない学校づくり―若者の自傷・自殺予防のための教育的支援を考える 単行本 – 2024/12/2
佐野和規 (著)
コロナ禍を経て、若者の自傷・自殺が増えつづけている。本書では、定時制高校の教員として長年さまざまな境遇の生徒とかかわってきた著者が、医師や心理士ではなく、生徒にもっとも近い学校教員の立場から、理論的かつ実践的な自傷・自殺対策を提唱する。尊い命を守るために、いま現場教師にできる教育的支援とは。
最新教育動向2025 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点120 単行本 – 2024/12/6
教育の未来を研究する会 (編集)
教育の転換・NEXTGIGA・教師の環境と学び・こども未来戦略・いじめ重大事態…最新の教育施策・学習の展望から社会問題まで、新時代を生きる教員が必ず押さえておきたい時事ワードを、各分野の専門家が徹底解説。全項目一次資料にアクセスできるQRコードつき。
新・道徳教育はいかにあるべきか:道徳教育学の構築/次期学習指導要領への提言 単行本 – 2024/12/9
道徳教育学フロンティア研究会 (編集)
目標・内容・教科書・指導法・評価――それぞれのカテゴリーでこれまでの 学習指導要領を検証し、次期学習指導要領の具体的なモデルを描き出す。
道徳教育学フロンティア研究会による論集第三弾。文部科学省・中央教育審議会では、二〇二八年頃の次期学習指導要領の改訂に向けて準備が進められている。本書では、これまでの二冊に続き、学際的な道徳教育学の「最前線」を提示するとともに、道徳科成立後の動向をふまえ、その課題と問題点を明らかにしながら次期学習指導要領の改訂案を具体的に提言していく。
新しい時代の教育方法〔第3版〕 単行本 – 2024/12/13
田中 耕治 (著), 鶴田 清司 (著), 橋本 美保 (著)
累計2万7000部の好評書の最新版。方法の歴史と理論を体系的に整理し,わかりやすくコンパクトに解説した入門テキスト。令和の日本型学校教育/協働的な学びと個別最適化/深い学びとICT活用/GIGAスクール構想等近年の文科省答申や社会的動向もふまえて刷新。
現代PTAの役割と課題: 教育支援組織としての機能と展望 (MyISBN - デザインエッグ社) オンデマンド (ペーパーバック) – 2024/12/14
若杉祥太 (著)
本書『現代PTAの役割と課題:教育支援組織としての機能と展望』は、PTA(Parent-Teacher Association)が持つ教育支援組織としての役割と可能性を専門的かつ実践的に解説する書籍です。PTAは、家庭と学校、そして地域をつなぐ重要な役割を担っていますが、現代社会ではその活動に多くの課題が生じています。本書では、PTAの起源から発展過程を歴史的に振り返り、日本と海外のPTAの違いや特性にも着目し、現代の社会変化の中でPTAがどのような役割を果たすべきかを探ります。また、教育支援組織としてPTAがどのように機能を発揮し、学校や家庭のニーズに応えていくかについても、具体的な施策を交えて深掘りしています。
保護者対応 信頼はぐくむ「聞く力」(若い先生のパートナーズBook) 単行本 – 2024/12/17
生井 光治 (著)
8割の教師が悩む保護者対応。特に新任では社会経験も少ない中、「こうあるべき」といった対応を求められ、自信をなくしてしまう教員も多い。子どものために、保護者と信頼関係を築く秘訣「聞く力」をSNSで7000人以上のファンを誇る人気沸騰著者が解説する。保護者参観や電話対応、面談などで使える小ネタもバッチリ収録!さらに、「いじめ」など重大事件があった時の子ども・保護者対応も掲載。「笑顔で子どもの前に立つためにはどうしたらよいか」ということを最優先に、保護者対応で「今すべきこと」がわかる1冊。
ChatGPTが変える英語学習の底力 -- プロンプトひとつで手に入る理想のレッスン (「底力」シリーズ) 単行本 – 2024/12/17
泉幸男 (著)
「ChatGPTを使いこなせば、英語学習が変わる」…… 本書は、最先端AIツールChatGPTを駆使して英語力を飛躍的に向上させるためのガイドです。実践的な活用法と効果的なプロンプトの使い方を詳述しています。
受験天才列伝ーー日本の受験はどこから来てどこへ行くのか (星海社新書) 新書 – 2024/12/18
じゅそうけん (著)
学歴研究家じゅそうけんが書き下ろす「日本の受験史」!受験天才たちのエピソードを交えて、受験という天国と地獄を味わい尽くす!
現代社会を読み解き、令和を生き抜く勉強のコツ 歴史で学ぶ思考法 単行本 – 2024/12/18
こうちゃん (著)
東大出身で、元QuizKnockの「歴史王」として知られるこうちゃん、その独自の歴史勉強法を惜しみなく初の単著で大公開。政治、経済、戦争、宗教、民族問題など、幅広いテーマを歴史の背景からも紐解き、現代社会の重要な出来事を深く理解するための新しい視点と思考法も伝授します。歴史を学ぶ楽しさを感じながら、思考力を高める勉強法がぎっしり詰まった一冊。 歴史を知ることでいまの向こうが見え、複雑な現代の問題が驚くほどシンプルに理解できるようになります。歴史好きはもちろん、勉強に自信がない方でも、読み進めるうちにどんどん歴史が頭に入ってきて、もっと歴史が好きになること間違いなしの1冊です。
英文法総解説 単行本 – 2024/12/24
町田 健 (著)
英語の言語現象を独自の新たな視点で解説する体系的・網羅的な文法書。著者の言語学的知見に基づいて当該言語の文法体系を示した既刊『フランス語文法総解説』『日本語文法総解説』と三部作をなす。これまでの研究業績を踏まえつつ、英文法の全体像を豊富な例文とともに独自の立場から構成する英文法書の決定版として、英語学習者はもちろん、英語教師や英語研究者にも得るものが多い文法書となっている。
国語の本質 単行本 – 2024/12/24
山田 孝雄 (著)
代表的文法学者の、言葉の内容を重視する「山田国語学」を、四本の平易な講義に学ぶ。滝浦真人氏の解説を付し生誕150年記念復刊。
〈学ぶ学生〉の実像: 大学教育の条件は何か 単行本 – 2024/12/24
大学生約100名を対象にしたインタビュー調査をもとに、彼らの学びと成長の内実、それを支えるために必要な条件をあぶりだす。「エリート大学」からいわゆるボーダーフリー大学まで、さまざまな大学に学ぶ意欲的な学生たちへのインタビューから、彼らのリアルで多様な学びの姿を描き、その実態から大学教育の理念を問う。進学率6割時代の大学教育は何を目指しどうあるべきか。従来の大学論が語ってきた理想とは一線を画す「現実的な理念」を提示する。
教職のための道徳教育(改訂版) 単行本 – 2024/12/25
内海﨑 貴子 (著, 編集)
いじめ対策などを背景にして教科化される「道徳」。教科化されることによって、教師は教科書を活用し、主体的・協働的な学びの視点に立った「考え、議論する道徳」を実現する授業を行い、子どもへの評価も必要となる。教職をめざす人たちに道徳科の授業をできる基礎的知識、実践する力量を身につけてもらうために、道徳教育を理解するために必要な教育学・心理学の基礎を紹介する理論編、授業実践の知識・技能に学習指導案と具体例を示す実践編で構成した好著
ノンフィクション 15冊
東京の喫茶店 改訂版 (ぴあMOOK) ムック – 2024/12/3
ぴあ (編集)
東京にはたくさんの素敵な喫茶店があります。
マスターが淹れてくれる珈琲の香り、常連客のささやかな話声、いつも変わらない懐かしい味。日常をほんの少し包み込んでくれる心温まる場所にはいくつもの物語があって、そこでしか味わえない不思議なやすらぎがあるものです。そんな東京の喫茶店をさまざまなテーマでご紹介。あなただけの特別なお店を見つけてください。
「⾷」と「本」のプロ30名が選ぶ 私の偏愛料理本 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/9
グラフィック社編集部 (著)
食もしくは本に仕事として携わるプロ30名が、自身の偏愛する料理本を1名につき5冊紹介。その本を愛する理由を、明確かつ論理的に説明する。加えて各氏が本を買う・選ぶ時に重視するポイントも掲載。紹介本は計150冊以上。
自分史上、最高にうまい 人生を変える野菜料理 単行本 – 2024/12/10
Shun (著)
フォロワー40万人超え、人気インスタグラマーShun初著書
shunさんのレシピは工程や材料が少なく、味つけもシンプル。野菜の個性を最大限に引き出したレシピは作ってみたくなるものばかり。盛り付けがおしゃれで、ふだんの食卓だけでなく、おもてなしにも!
先生は教えてくれない! クレヨンしんちゃんの勉強がどんどん楽しくなる! 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/11
クレヨンしんちゃんの「先生は教えてくれない!」シリーズ第9弾。今回のテーマは、「勉強」。やる気のある子もない子も、どうやって学習の習慣を身に付け、学力を伸ばしていけばいいのか。幼児~小学生の生育に欠かせない大切な要素を、楽しいマンガを交えて学んでいきます。
ウイスキーの基礎知識 単行本 – 2024/12/12
橋口 孝司 (著)
「最初に何から飲んだらいいのかわからない」「毎日飲むハイボールをもっとおいしく飲みたい」という初心者も、「ウイスキーボトルについてもっと知りたい」「オールドボトルやレアボトルは何から飲み始めたらいいのか、それをどうやって手に入れればよいのか」などの悩みを抱える中・上級者も納得。ウイスキーの現場で活躍し続けているプロフェッショナルが、さまざまな切り口でウイスキーを語りつくした、ウイスキーの基本書決定版。
新・黄金の6年間 1993-1998~ヒットソングとテレビドラマに胸躍らせた時代~ 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/13
指南役 (著)
90年代カルチャー総まくり、ヒットの仕掛けを探る
音楽、ドラマ、バラエティ、CM、アニメなどのジャンルから大型ヒットが生まれた1990年代。なかでも1993~1998年の6年間に、なぜ多くの才能が次々と花開いたのか。小室哲哉の本格始動に始まり、『高校教師』、ZARD、Mr.Children、小沢健二、松本人志『遺書』、SMAP、三谷幸喜、『愛していると言ってくれ』、安室奈美恵、『ロングバケーション』、PUFFY、SPEED、『進め!電波少年』、『踊る大捜査線』、広末涼子、モーニング娘。、ゆずなどの人や作品が次々とブレイクして、宇多田ヒカルの登場によって幕を閉じた「新・黄金の6年間」。その時代背景やヒットの仕掛けに迫る。1980~90年代の音楽情報発信サイト「Re:minder-リマインダー」(https://reminder.top/)の人気連載を書籍化。
インタビュー:坂本龍一 (リットーミュージック・ムック) ムック – 2024/12/17
リットーミュージック (著)
『インタビュー:坂本龍一』は、坂本龍一がどのようにして音楽と向き合い、どのような手法で音楽を創造したのかを記録した貴重なアーカイブです。世界の音楽シーンに影響を与えた偉大な音楽家の足跡と功績をあらためて再確認していただくとともに、これからもその音楽に耳を傾けていただけることを願ってやみません。
心理カウンセラーをめざす人の本 '25年版 (2025年版) 単行本 – 2024/12/17
新川田 譲 (監修), ンデックス情報研究所 (著, 編集)
心理カウンセラーの仕事って?なるにはどうしたらいい?人の心を癒す人気の職業、心理カウンセラーになるための最新情報が満載。
マニアック家中華 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/18
東山 広樹 (著)
材料0.1%の味の違いや火入れ方法、切り方などを何度も検証して辿り着いた、最強の家中華レシピ。餃子や麻婆豆腐、青梗菜炒め、回鍋肉、春巻き、油淋鶏などの定番から、茹で鶏、包子、水煮牛肉、汁なし担々麺、自家製調味料といったチャレンジしたいメニューまで56品。いつもとは段違いのおいしさに出会える一冊です。
OWARAI Bros. Vol.10 -TV Bros.別冊お笑いブロス- ムック – 2024/12/19
永野が『OWARAI Bros.』をジャック⁉
前代未聞の全98ページに永野が登場!
10号目となる『OWARAI Bros.Vol.10』は2万字超えのロングインタビューと対談のすべてに永野が登場!対談相手6組もすべて永野の指名で豪華な対談が実現。そのほか、日常に溶けこんだ永野やポップな永野を楽しめるグラビアや「永野を大解剖」と題し、本人解説の折れ線グラフと写真で振り返り、芸風に影響を与えた映画や音楽などのカルチャー作品もわかる「永野ヒストリー」、タイトルだけでも笑える「永野のネタ図鑑」、永野の思い出の地を聖地巡礼できる「永野の東京思い出マップ」など
落語家の本音 日本で唯一の演芸専門誌が50年かけて集めたここだけの話 単行本 – 2024/12/20
「東京かわら版」編集部 (編集)
日本で唯一の演芸専門誌「東京かわら版」の巻頭インタビューから24人を厳選。落語家から絶大な信頼を得ている雑誌編集部だから聞き出せた本音トーク!昭和の大名人から令和の爆笑王まで。あの師匠がここまで喋る?!芸談・修業時代・師匠と弟子・好きなネタ・失敗談・ライバル・笑いとは……。創刊当時の思い出を綴った会長ブログ/若手真打・三遊亭わん丈との社長対談も収録。
淀川長治―「映画の伝道師」と日本のモダン― 単行本 – 2024/12/23
北村 洋 (著)
俳優でもなく監督でもないが、この人なくして映画は語れない──。『日曜洋画劇場』の解説で人気を博した「サヨナラおじさん」こと淀川長治。映画会社の宣伝員、雑誌編集者、批評家など、いくつもの顔をもつこの人物は何者だったのか。膨大な資料を博捜し、多様な価値観を包摂する変革者=映画人の思想・仕事・人生を描きあげる。
未来を創る和食料理人: 世界に誇る、日本の食と伝統文化の魅力を探る 単行本 – 2024/12/24
奥田 透 (監修)
これでは近き将来、和食の基幹となる飲食店が衰退します。日本の食材の生産者、和包丁や砥石などの道具の職人、陶芸家、酒蔵などにも大きな影響が出てくるはずです。つまり、日本の食の土台と根幹が大きく揺らぎ始めているのです。日本料理の未来を創り出す「人」を生み出すために、和食を理解し愛する人々をどんどん増やすために、先駆者の思いや生き様、守りたい伝統の技と心、そして新しい試みを紹介しながら、和食の世界がいかに素晴らしいかを真摯にお伝えしていく書籍です。
謎解き妖怪学 角川選書ビギナーズ 単行本 – 2024/12/25
小松 和彦 (著)
妖怪たちは、どうしてこんな姿をしているのか?
マンガやアニメ、ゲームの影響で、海外からも注目される日本の妖怪。これほど多種多様な妖怪文化が花開いた国は他にない。アニミズムと、仏画・絵巻で教えを説く絵解きの結びつきがその背景にはある。式神、つくも神、百鬼夜行をはじめ、目に見えない異界のものたちは、どのように絵画に描かれてきたのか。50年にわたり妖怪を研究してきた第一人者が、研究史を振り返りつつ、自らが挑んできた妖怪にまつわる5つの謎を解き明かす。
具材2種類なのにこんなにおいしい 極上のシンプルパスタ100 単行本(ソフトカバー) – 2024/12/25
小林 諭史 (著)
イタリア料理界屈指の人気ユーチューバー・シェフ・ロピアが贈る、具材が2種類なのにプロ並みのおいしさを誇るパスタレシピ100選。使うのは、シンプルに厳選した2種類の具材と調味料のみ。ちょっとしたコツを守れば、香りとうまみのかけ算で、おうちで作るパスタがワンランク上の味わいになります。オリーブオイルとチーズはすこし贅沢に使用し、日常のひとときを特別な時間に変える極上の一皿をお届け。
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