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小説

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もろもろの自分の小説をまとめていきます📖 短いおはなしがほとんどです💡
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#オールカテゴリ部門

ブルーマンデー②

 翌日の放課後も、やはり吉川さんは眠り込んでいた。  昨日とまったく変わらない位置と姿勢…

ブルーマンデー①

高校1年生の頃、入部したての文芸部で初めて書いた短編がこちらです。 わたし自身すごく当時…

金曜の獏④(完)

 その晩、僕はバクの夢を見た。  彼は突然真っ暗な僕の夢に現れ、神経質そうな足運びで近づ…

金曜の獏③

「亮介くんは、学校に行かないの?」  ある朝、朝食を食べていると、莉々が嫌な質問をしてき…

金曜の獏②

  まだそれほど年を食っていないくせに白髪が多く、誰が見ても広すぎるでこをもった莉々の父…

金曜の獏①

高校生の時に、文芸部として活動していました。 部活動として定期的に会誌みたいなものを作っ…

雨と夢

いつ書いたのか思い出せません。 外が雨で、耳を澄ませながらうとうとしていた時かもなあ、と思います。 しかもその時仕事中で、こそっとノートに手書きで書き始めたような。(仕事は?) 詩なのか小説なのか。 短いですが、しとしと降る雨を想像しながら、ぜひ読んでみてください。  こんな夢を見た。    おぎゃあ。おぎゃあ。  赤んぼうだ。  どこで泣いているんだろう。どうして泣いているんだろう。  おぎゃあ。おぎゃあ。  あ。  あたしだ。  この泣き声は、あたし

シングルファーザーの平凡な一日

大学時代、講義の課題で書いた掌編です。 私はシングル家庭ではありませんが、先生に 「なん…