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小説

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もろもろの自分の小説をまとめていきます📖 短いおはなしがほとんどです💡
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#創作大賞2023

ブルーマンデー③

 気づいたとき、雨はすでに降り止んでいた。  目の前では吉川さんが静かに寝息をたてている…

ブルーマンデー②

 翌日の放課後も、やはり吉川さんは眠り込んでいた。  昨日とまったく変わらない位置と姿勢…

ブルーマンデー①

高校1年生の頃、入部したての文芸部で初めて書いた短編がこちらです。 わたし自身すごく当時…

金曜の獏④(完)

 その晩、僕はバクの夢を見た。  彼は突然真っ暗な僕の夢に現れ、神経質そうな足運びで近づ…

金曜の獏③

「亮介くんは、学校に行かないの?」  ある朝、朝食を食べていると、莉々が嫌な質問をしてき…

金曜の獏②

  まだそれほど年を食っていないくせに白髪が多く、誰が見ても広すぎるでこをもった莉々の父…

金曜の獏①

高校生の時に、文芸部として活動していました。 部活動として定期的に会誌みたいなものを作って、無料で校舎のあちこちに置いていました。これはそれに載せた短い小説ですね。 何となくフレッシュな感じがします。 ほんの少し意識や空気を変えることで、流れがいい方へ動いていくことがあります。 大切なのは、何か変えようと考え続ける・動き続けることだと思いました。  金曜の夢には獏(ばく)が出る。  そう言ったのは、僕が一ケ月間だけ面倒をみることになった、小さないとこの口だった。  両

雨と夢

いつ書いたのか思い出せません。 外が雨で、耳を澄ませながらうとうとしていた時かもなあ、と…

シングルファーザーの平凡な一日

大学時代、講義の課題で書いた掌編です。 私はシングル家庭ではありませんが、先生に 「なん…