クリスマス・ローズの花が咲いたよ

北原　白秋の詩集を読んで出来た詩
「からたちの花が咲いたよ」を　参照にして…

クリスマス・ローズの花が咲いたよ

クリスマス・ローズの花が咲いたよ
淡いあわいピンクの花だったよ

クリスマス・ローズの花が咲いたよ
たった一つだけど　咲いたよ

クリスマス・ローズの種は　二つだったね
あなたが愛した犬
イングマルとデイジーの「魂」

あなたは　大切にたいせつに
芽が出るようにと　祈りながら
種を植えて　
やさしく柔らかな土を　かぶせたね

芽が出るまで３年かかるという
クリスマス・ローズ

昨年の晩秋に　たったひとつだけだけど
クリスマス・ローズの花が　咲いたよ
あなたは　見れなかったけれど
淡いあわいピンク色の花だったよ

クリスマス・ローズの花を見て　泣いたよ
あなたに　見せてあげたかったよ

クリスマス・ローズの花が　咲いたよ
一輪だったけれど
やさしいやさしいピンク色の花だったよ

補足：クリスマス・ローズの種について「ふゆさんからの手紙」を読んでいただければ、この詩の由縁が　わかると思いますので、掲載させていただきます

「北原　白秋詩集」を読んで、今まで忘れていたなつかしい「詩」を
思い出せて、とても勉強になりました。
たまには、こうして懐かしい詩集を　読み返すのもいいものですね
このような機会を持てましたことに　感謝いたします。