より良い結果は仕組みづくりで得られます。より良い仕組みが提供されていますか?[チーム編 #17]
働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには、①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習が不可欠である。
『マネジメント〔エッセンシャル版〕』Part1 マネジメントの使命
第3章 仕事と人間 p74より
ドラッカー先生の本の読書会をやっていると、例えば同日開催の初級編と上級編で内容がリンクする……なんてことが頻発します。
大切なことはすべて連動するんですよね♪
今週の思考編で、自分自身の成長について書いていました。
働きがいって自身の成長の先にあるものだと思うのです。
「この組織でこんな未来をつくりたい!!」と思えるから働きがいが高まるんですよね。
そのために今の自分ができること、できることをより一層伸ばすことで、見通す未来はより良い方向へ変化します。
そうすると、仕事が面白くなってくるし、仲間とのやり取りにも気合が入るし、ともに成長していけるから働きがいがますます上がる、という好循環を生み出します( *´艸`)
さてさて、その前に!!
①生産的な仕事として設計されていることと、より良い成果を目指した努力に対する②適切なフィードバックがあるからこそ、③継続学習への意欲が高まるんですよね。
この①~③が高まることによって得られるものは計り知れません。
働いている人の気持ちが上がるだけではなく、その人が関わるモノ・サービスから得られる満足感も高まることにつながります。
この①~③を高めることができたら、関わる人みんなにとって悪いことなんて起こりません。
どこの職場でも、どんな仕事でも、適切に設計された仕事と、自分の行動に対するフィードバックと、より高まりたい気持ちを引き上げる仕組みがあれば、働き方改革の完了を宣言できるのではないでしょうか♪
出来事の入り口と出口を考えて、失敗ならもう起こらないように、良い成果をあげられたら再現性を高めるように、仕事の設計・組織の設計を行う業務デザイナーが職場にいたらいいよね!! ということで『業務デザインの発想法 「仕組み」と「仕掛け」で最高のオペレーションを創る』 (沢渡あまね 著 技術評論社)のご紹介です。
サービスデスクやヘルプデスクの立ち上げを行っていらっしゃるからこそ、川下であるエンドユーザーさんに起こる問題ごとを、川上であるモノ・サービスやシステムの提供、仕事そのものの設計から組み直すことで、起こらないように変えていこう、という考え方が、とても好きです( *´艸`)
目次が12ページに渡るほど細分化されているのか!! と驚きました。
起こったこととそこから得られる結果からどんなアプローチをするか、見落としがちな点も含めて検討されています。
職務別の視点からのアプローチもありますから、ぜひご自身の立場で読んでみてください。
そのあと、誰か別の方の視点で読んでみても、新たな発見が得られると思いますよ♪
働きがいって、組織側から提供することもできますし、自分自身で生み出すこともできるものです。
どちらが初動からの継続力が強く、持続力が長いかといえば、自分自身で生み出す内発的な動機づけによる働きがいだと思います。
組織側からは、個人が働きがいをもつためのきっかけづくりだったり、後押しする仕組みづくりだったり、働きがいを提供する仕組みよりも個人のやる気を促す取り組みのほうが影響力は高まります。
①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習はすべて仕組み、やる気を促す取り組みですよね。
取り組まない理由はないでしょう♪
誰かの役に立てている。
そんな実感こそが、個人のやる気を継続させます。
組織はそれをどれだけ大きなやる気にし、どれだけ継続させられるかが腕の見せ所です。
あなたの組織の仕事は生産的なものになっていますか?
個人のやる気に任されていませんか?
個人の頑張りに対するフィードバックをどのようにしていますか?
個人が働きがいをもち続けるための学びをどのように提供していますか?
『実践するドラッカー【チーム編】』
chapter2 メンバーを育成するーやる気に火をつけ、成長を支援する p44
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他人の視点が入るからこそ、見えてくるものがありますよね。
実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?
【チーム編】は、チームをあずかるすべてのマネジャーに向けて書かれており、ドラッカー教授のチームマネジメントの極意が1冊に凝縮されています。