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飾ったお花を処分する前に、アートな作品に再度仕上げてみませんか?
お部屋に一輪だけでもお花があると癒されます。
皆さんの中にも、お花をお部屋に飾っている方もいらっしゃると思います。
初めいけたときは、元気で色も鮮やかで素敵ですよね。
でも数日経つと、お花は元気をなくしてきます。
そうなると、「やっぱりそろそろ処分しようかな」と思い始め、ゴミ箱に・・・。
ちょっと、待って下さい。
そのお花もう一度いけ直して、素敵なアート作品に生まれ変わらせてみませんか?
♦お花を処分する前に、状態をよく見てあげましょう
実は、同じ時期に花器に飾った花材は、傷む時期もそれぞれ違いがあります。
枝物、葉物は比較的長持ちしますが、お花は傷みが早くなります。
また、お花にも傷みが早いものと長持ちするものとがあります。
飾っている場所の環境にも左右されます。
痛みのひどいものは処分するしかありませんが、まだ数日持ちそうなお花を選んだら、もう一度最後にひと花咲かせてあげましょう。
「いけばな」ではこのことを「いけ直し」と言います。
最後までお花の命を大切に扱ってあげましょう。
♦先日の「いけばな」のいけ直しをしてアートな作品に
先日、私は「啓翁桜」をいけました。
「啓翁桜」は残念ながら散ってしまいました。
でもまだ、「ストック」「ドラセナ」はあと2日ほどなら大丈夫そうです。
私がこの2種類の花材を使って、もう一度いけ直してみるとこんな風になります。
その作品がこちらです。
今回の作品のテーマ「プレゼント」
ストックとドラセナにピンクのリボンをプラスして、全く違う雰囲気にしてみました。
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♦ドラセナを折り紙のように織り込んで、形を作りました。
♦ストックは短く切り、ぎゅっとマッス(塊)いけにしました。
♦ストックと似た色合いのリボンを編み込み、まるでストックに命を吹き込むように流れを作りました。
いかがでしょうか?
こんな風に、まるでお花を工作するようにいけ直すと面白い作品に生まれ変わります。
もうすぐ終わりを迎えてしまうお花でも、なんだかいきいきとして見えませんか?
お花にも私達人間と同じように大切な命があります。
その命を最後まで大切に扱うことが本来の「いけばな」なのです。
是非、お花を処分する前に思い思いの表現で、アートな作品に生まれ変わらせてみて下さいね。