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タイ料理にハマりたい! その12:9品目 ホーモック・プラ―(魚のすり身とレッドカレー味の蒸し物)めでたい料理で不思議な食感な料理とは?

タイの調味料を購入したこときっかけにハマる(予定である)タイ料理の9品目はホーモック・プラ―(魚のすり身とレッドカレー味の蒸し物)。食感が特徴的とのことですがどんな料理なのでしょう?


ホーモック・プラ―とは

ホーモックとは、漁業が盛んなタイ南部の伝統料理で、白身魚のすり身をカレーペーストと濃厚なココナッツクリーム、様々なハーブを混ぜてバナナの葉で蒸した料理です。「ホー」は包む、「モック」は覆う、「プラ―」は魚という意味です。タイでは結婚式などお祝いの料理として作られることが多い料理です。一方で、タイの街中ではいたるところでホーモックを扱った屋台などを見ることができます。

ホーモック・プラ―のおすすめポイント

① フワフワの食感♪

魚のすり身などの材料から見るとかまぼこのように思えますが、そこまでは固くなく、どちらかというとはんぺんや茶わん蒸しに近いのですが、日本食にはない食感です。

② カレー&バナナの葉=タイ料理!

カレー料理は言わずもがなですが、タイ人はバナナの葉で食材を包んで蒸し焼きにする料理がとても好きだそうで、タイ料理にはバナナの葉を使ったいろいろな料理があります。この2つが組み合わさればまさにタイ料理!という見た目と味になること間違いなしです。
実はこの料理を作ろうと思ったのには理由があります。ベランダでバナナを育てているのですが、その葉を何か有効利用できないかと考えていたところ、この料理にたどり着きました。バナナの栽培に興味があれば以下の記事もぜひご覧ください♪

作り方

今回は自前でバナナの葉を用意しましたが、実はバナナの葉はネットでも購入できます!試してみたい方はぜひ購入してみてください。

材料(家族4人前)

  • 白身魚(タラなど) 350g(皮・骨なしの重さ)

  • レッドカレーペースト 大さじ2

  • 卵 1個

  • 砂糖 小さじ2

  • ナンプラー 大さじ1

  • ココナッツミルク 150ml

  • タイバジル 30g(スイートバジルでも代用可)

  • コブミカンの葉(あれば) 3g

ソース

  • ココナッツミルク 100ml 

  • かたくり粉 小さじ1 

バナナカップ

  • バナナの葉 1枚(直径18㎝の円が4枚取れる大きさ)

  • つまようじ 8本

手順

カップの作り方
① バナナの葉を水で洗い、18㎝程度の皿を乗せて、まな板の上で丸く包丁でで切り抜き抜く。

収穫したてのバナナの葉。でかい!そして一気に異国情緒が溢れます!
丸く切り抜きます!

② 切り抜いたバナナの葉をガスコンロの弱火の直火で炙り、表面が照りが出るまで炙る。バナナの葉はそのままだと硬く、曲げるとパキッと折れてしまい繊維方向に簡単に避けてしまうので、このひと手間が重要です!

炙るとすぐに火が当たっている部分から照りが出てきます。この写真はまだ照りは出てません。

③ 4隅をつまみ半分に折った爪楊枝で刺す。カップの高さが高くなり、蒸し器に入らない場合、爪楊枝を少し下に刺し、ハサミで切りそろえる。

バナナ葉カップの完成!これだけでもうおしゃれ✨

白身魚ペーストの作り方
① カップの底に敷きタイバジルを敷き、その上に一口大に切った白身魚を一切れのせる。
② 残りの白身魚、レッドカレーペースト、卵、砂糖、ナンプラーをフードプロセッサーで攪拌する。
③ 滑らかになったらココナッツミルクとみじん切りにしたコブミカンの葉(飾り用を除く)を入れてさらに攪拌する。
④ 白身魚ペーストをカップに4等分し、蒸気の上がった蒸し器にいれ15分蒸す。
⑤ 蒸している間にココナッツミルク100mlと片栗粉を混ぜ、フライパンでとろみがつくまで加熱する。
⑥ とろみのついたココナッツミルクを蒸しあがったホーモックにかけ、飾り用の生唐辛子とコブミカンの葉のみじん切りをのせたら完成!

蒸し終わってココナッツソースをかけた状態。今回は飾りを省略🙂‍↕️

お味は?

今まで挑戦した料理は、ほとんどが初見ではなくどこかしらで食べたり見たりしていたものばかりでしたが、今回のホーモックは完全に未知との遭遇。しかも、見た目も変わっていて味の想像もできないため、やや、恐る恐る口に運びました。しかし、思った以上のフワッフワの食感とレッドカレーの香り、そしてタラの旨味が、口の中に一気に広がり、過去に経験した事のないような味わいでした!
食感に関しては、いつも以上に表現が難しのですが、上述した通り、食材的には茶わん蒸しやはんぺんのようなイメージを抱きますが、実際にはもっと柔らかく、とても柔らかいムースという感じでしょうか。
一方でムースのような食感であるものの、味はレッドカレーがベースとなり、そこにハーブやスパイスがしっかりと味に奥行きとメリハリを出しています。味は王道のタイ料理といえる不思議な料理です。
実際の食卓では、下記の記事で紹介したガイヤーンと一緒に食べました。ご飯を加えての3品の間で箸が回りまくり、止まりませんでした😁

最後まで読んでもらい、ありがとうございます。
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