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睨んで逃げたり、笑顔で手を振ったり。機嫌の良し悪しに戸惑う。

#20230617-139

2023年6月17日(土)
 梅雨のなか休みなのか、気持ちのよい晴天。
 空が青く、明るい。
 G.W.が明けたあたりから初夏と呼びたくなる暑い日があり、衣替えや寝具替えを一気にしたくなる。
 でも、はやまってはいけない。
 梅雨に入ると肌寒い日もある。まだだ、まだだ、といい聞かせていたが、冬掛け布団がさすがに暑い。毛布はとうにしまったが、暑がりのむーくん(夫)は布団をはいで、扇風機をつけている。
 今日は掛け布団を干すのにいい陽差しと風だ。
 よし。むーくんの冬掛け布団をまず片付けよう。

 ノコ(娘小4)が通う小学校は普段土曜休みだが、今日は6時限まである。
 公開日で決められた時間帯なら教室を見ることができる。
 進級してすぐにあった授業参観でノコの態度は散々だった。授業がはじまる前に声を掛けようとしたら睨んで逃げるし、「あっち行け」と私に向かってしっしと手を振ったりした。登校前にケンカしたわけではない。
 今日は、夕方からは習い事があるので、ノコが下校したらすぐ向かわねばならない。夕飯は先に作っておき、習い事から帰ったら即温めてノコに食べさせる。それからお風呂に入って早く寝かせたい。
 今日は忙しい日。ノコが学校に行っているあいだに、することがたくさんあるのだ。

 ノコはおそらく授業参観日の自分の態度を覚えていない。
 仕方がないなぁ・・・
 重い腰をあげ、学校へ向かう。

 授業中のノコは私を見付けると、ニカッと笑い、胸元で小さく手を振った。その後も何度も振り返っては私がいることを確かめていた。
 前回の授業参観もこんなふうならばよかったのに。
 ついそう思ってしまう。
 廊下や教室に貼られた展示物を見まわす。
 ノコの作品に金紙がついたものがあり、聞いていなかったので内心驚いてしまう。こういう嬉しいことも報告してくれるといいのだが、今のノコはどうしても嫌だったことを私に話すことが最優先らしい。明るい話はあるのだろうが、少ない。

 新型コロナウイルスの影響で規制されていた学校公開も変わってきた。コロナ禍前から小学校に通っていた5年生以上の家族には懐かしい日常が、ノコにははじめてだ。
 私とて保護者としてははじめてで、戸惑ってしまう。

 学校から帰宅したノコがいう。
 「なんですぐ帰っちゃったの? もっといて欲しかった!

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