子どもの1人外出範囲を広げる準備。ひそかに進めます。
#20230605-127
2023年6月5日(月)
最近、ノコ(娘小4)が公園で一緒に遊ぶお友だちの顔ぶれが変わってきた。
聞き慣れない名前が登場するし、それどころかノコ自身が相手の名前を「知らない」「前に教えてもらったけど忘れちゃった」という。どうやら同級生ではなく、下級生。
「習い事の子が増えちゃったの?」
4年生になり、今まで習い事をしていなかった子どもたちもはじめたのだろうか。
「ううん、遊ぼうっていっても、みんな学校かAで遊ぶっていうし。私は行けないじゃん。だから遊べない」
ノコはまだ我が家に隣接する公園しか1人外出を許していない。
Aは学校に接している広い公園だ。家の近隣にある住宅街のなかにある小さな公園より、学校やAのほうが迷子になる確率は低いだろう。それでも、連絡手段を持たせずに1人で出すにはちょっと抵抗があった。
隣の公園ならば、17時に役所が流す「お家に帰りましょう」のアナウンスと音楽が流れてから公園を出ても余裕だ。だが、学校やAだとそうはいかない。帰り道、お友だちと喋りながらだったら、足も止まり、帰宅が遅くなるのは目に見えている。
ノコの居場所の確認や帰るよう促すためにもそろそろGPSやキッズケータイ等を持たせたほうがいいのかもしれない。気をもむという親側の心理的負担だけでなく、実際危ないことがあるかもしれない。
ただノコは大抵16時過ぎに帰宅し、おやつを食べてから遊びに出る。
外出時間は30~40分ほど。
たとえ1人外出範囲を学校やAまで広げたとしても、行ったらすぐ帰らねばならない。知っている場所とはいえ、放課後お友だちと遊ぶ場としてはノコにはたまらなく新鮮だろう。学校前にはノコが憧れる文具品だけでなく、駄菓子が売っているお店もある。お菓子を買う/買わない、学校のルールでも金銭の貸し借りは許されていないが、そこでの買い物で奢る/奢らないなどの葛藤が生まれそうだ。
いつまでも見える範囲に置いておくわけにもいかない。
少しずつ、1人での経験も積んでほしい。
失敗だってしてほしい。
そう思っても、心配になる親心。
なんせ私は習い事後のお菓子タイムでほかの子のお菓子を「いいなぁ、それ」とジリッと近付き、もらえるまで凝視するノコを知っているし、お小遣いの残額が足りないのに「買って!買います!」といい張るノコを知っている。
胃が痛くなる。
それでも。
まだ起きないことを心配しても仕方がない。
何か起きたら、そのときはそのときだ。
ノコに何をどうしたらいいか悩むかもしれないし、周囲に謝り歩くことになるかもしれない。
ぜーんぶ「かもしれない」だから、鴨にはネギでも背負ってズンズン歩いてもらおう。
今、準備できるのはむーくん(夫)とGPSやキッズケータイについて調べることか。