ばうむ の カ・タ・チ
今日は、昨日に引き続き、こちら相模原市は晴天に恵まれています。
ただ、同時に夏とは違い、寒暖差も激しいので、これから寒くなっていくので体調だけは気をつけていきたいものですね。
最近、ばうむのメンバーと話していると、話がいろいろ脱線してとても興味深い方向に話が飛んでいきます。
私たちは、市から委託されているわけではなく、任意で自主的に活動をしているため、その分ある意味自由度が高く、メンバーや子どもたちで「ばうむ」を作っているという感覚を肌で感じることができます。
その日の過ごし方を、子どもたちに尋ねてみて、それからできるかできないかということを考え、スタートします。
また、時間もなるべく区切らないようにしたいので、オープンからクローズまで、好きな時に来て、好きな時に帰っていいことにもなっています。
家や学校でできないことをこちらでは(施設の許容範囲内)思う存分過ごしてもらいたいと思っています。
なので実際、ずっとゴロゴロしていても、好きなことに没頭していても、誰も咎める人がいないため、居心地上々ということで、ありがたいことに一度来てくれた方はまた来てくれることが多いです。
また、大人は空気のような存在になっているようで、子どもたちだけで秘密基地を作ることもあります。座布団をたくさん使って陣地を作ったり、見ていると大人が考えつかない遊びも多く、私もまだまだ勉強不足だと感じずにはいられません(笑)
ですが、毎回特に何かをやる、特にイベントを企画するということもなく、本当に緩く、子どもたちが主体で心地よく過ごしてくれる空間づくりをすることが一番大切かなと思っています。
でも、もし、子どもたちの中から何かアイデアや提案があったら、躊躇せずチャレンジすることも忘れずにいたいと思っています。
最初にもお伝えしましたが、私たちは市からの委託等を受けていないため、制約がないかわりに、助成金も補助金というものももらっていないのですが、最近私たちの間で話題になっているのが「物々交換」。
大人もかなりチャレンジ精神旺盛です(笑)
まだまだ調べなくてはいけないことは多いですが、これからの時代を見据えた時のひとつのキーワードになるような気がしています。
ばうむのメンバーの知り合いに、リアカーひとつで、仕事を請け負っている方がいらっしゃるそうです。
いわゆる何でも屋さん。
この言葉を聞いただけで、何故か私の心は躍ってしまいました。
なんだか、ヒントをもらえた気がしました。
ばうむの理念のひとつに「固定観念に縛られない」という言葉があります。
それらは、子どもたちの過ごし方ももちろんそうですが、大人たちの在り方や運営方法も含まれます。
私たちは、生まれた時から今まで、一人で成長してきたわけではありません。
親だったり、親戚だったり、先生だったり、友だちだったり、近所のおじさんおばさん、はたまた、たとえ一期一会の出会いにしても、私たちは多くの人たちに支えてもらいながら、関わりながら生きてきたからこそ、人間形成というものが確立できているのではないでしょうか。
またその中で、人との出会いや人との信頼関係の中で、私たちは多くのギフトをいただいている、また、与えていることだってあるかもしれません。
私たちばうむの考える「物々交換」とは、いわゆる物質的な対価だけではなく、相互で助け合う、補い合うという、不可視の「物々交換」も意味します。
戦後の貧しい生活が続いた日本にも、そのようなことが当たり前の時代があったと聞きます。
ですので、新しい試みでも何でもなくて、元々あるものに気づくか気づかないかの違いだけなだけで、ばうむでも、試行錯誤しながら、やっていこうと考えています。
具体的には、まだまだわかりませんが、今できるところからはじめてみたいと思っています。
「これが、ばうむです」と、簡単には言えないけれど、
変幻自在なスタンスで、また実験的でもあり、創意工夫を凝らしながら、子どもも大人も楽しく、自分たちの居場所を作り続けて行きたいと思っています。
緩く、焦らず、そして、子どもたちが安心して過ごせる場を作ることに関してはブレずにやっていきたいです。
でももし、途中で迷った時は、
「その道は、楽しいか、楽しくないか」で
決めていければいいのではないでしょうか?
なんて、お気楽かな?
毎月恒例の図書館ばうむのご案内です(^▽^)
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