何言ってる?プラトンから始まる認識論
認識論とは
こんにちは。
今回は「認識論」について具体的な例を使って、考察していきます。
まず、「認識論」とは、哲学の一分野で、「知るとは何か」を探究する学問です。
つまり、私たちがどのようにして知識を得るのか、その過程や条件を研究するものです。その中の主な考え方を紹介します。
古代の認識論
認識論で重要な人物はプラトンとアリストテレスです。
プラトンは「知ることは想い出すこと」と考えました。彼は人間は生まれる前からすでに知識を持っており、それを生きているうちに思い出すだけだという考えです。自覚するなどもこれに当たります。
一方アリストテレスは「知識は観察によって得られる」と主張しました。私たちは目で見たり耳で聞いたりすることで知識を得るという考え方です。
大陸合理論
次に17世紀から18世紀にかけて発展した「大陸合理論」
大陸合理論は「知識は理性によって構築される」というものです。感覚ではなく論理的な思考によって正確な知識を得ることができると考えました。
この大陸合理論の代表的な哲学者はデカルトです。彼は「我思う、ゆえに我あり」という有名な言葉で知られています。
これは、すべての疑いを排除した結果、唯一確実なものとして「思考する自分の存在」を認めたものです。
イギリス経験論
最後に「イギリス経験論」です。
経験論は「知識は経験によって得られる」というものです。ここでいう「経験」には、感覚による知覚だけでなく、実験によって得られる結果も含まれます。
例えば「植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する」という知識は、実験によって得られたものです。これは理性だけでは得られない知識であり、実験によって初めて確認された事実です。
まとめ
認識論は「知る」ということを追求する哲学の主要なジャンルです。
古代の認識論はプラトンとアリストテレスによって基礎が築かれ、その後の大陸合理論と経験論の発展に影響を与えました。
合理論は「理性」を重視し
経験論は「経験」を重視することで
それぞれ異なるアプローチで知識の獲得を探求しました。
これで認識論について少しでも理解が深まれば幸いです。少しでも学びになったらフォローお待ちしています♪