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今年R06の本番の条件の大胆予想をしてみたいと思います。 近年の傾向を踏まえて筆者の勘も交えて予想したものです ただ、予想を鵜呑みにせず、復習する際の優先順位、順番程度として考えてくだい。今年合格は厳しいと感じている人は思い切って山を張っても良いかもしれません。使い方は自己責任でお願いします。 大胆予想前編、後編で完結する内容となっています。 まず各資格学校の出題傾向をまとめてみたいと思います。 各資格学校の共通事項として、 ・要求居室のバラエティが多い 大居室(200〜
前回の記事では出入口が、南に主出入り口 ある場合 ①外壁側(北)にコアを配置した場合の方がプランはまとまりやすく、プランニングの難易度は下がる。これは廊下が通しやすい為である。 ②要求居室が多い場合コアを外壁(有窓)ゾーンから無窓ゾーンに移動させ、有窓居室数を稼ぐ必要があるが、プランニングの難易度は上がる。 なので①→②の順番でコアの配置をすればよいという話をした。 ではどの位の要求部屋数だと外壁側から無窓ゾーンにコアを移動するのがよいのか?上記のケースは想定されるパター
スパン割には優先順位があり、7m→6m→8mを順で考えよという話をした。つまり6,7,8mスパンの3つは等価の選択肢ではなく、 まずは7m で考えてみて、 6m は7m-1m 8m は7m +1m のような捉え方、優先順位が重要だ。 また6mスパンを採用した場合は、覚えておくべき相性の良い面積が存在するという話を前回までの記事でお届けした。 それでは今回のテーマである8mスパンの有用性は何か?
前回はまず7mスパンから始めようということを解説した。 これは、7m スパンで考えると、要求居室面積が40の倍数、50の倍数に対応しやすいからだ。 しかし6m スパンが無用かというと決してそうではない。 6mスパンの有用性とは7mスパンより居室が多く取れるということだ。例えば敷地の長辺の長さを42m取った場合、7m ×6スパンで割ることもできるが、6m ×7スパンで1スパン増やして計画することができる。居室の要求数が多い場合は6m スパンで計画すれば、居室配置に余裕がでてく
前回の記事では出入口が、南に 主出入り口 ある場合 北側に配置した場合の方がプランはまとまりやすい。 ということを結論づけた。 その理由 を理解してもらう為に次の簡単な問題を解いてほしい。 下記要求室の基準階におけるちびコマで作図せよ 200㎡の居室A×2室 100㎡の居室B×2室 50㎡の居室C×2室 50㎡吹抜け トイレ コア×2か所 答は上記だ。 どうだろう、何の苦も無くプランニングできたのではないだろうか? コアを北側に配置して、居室の採光を取り込める南側に整
最適な位置にコアを配置することは、プランニングが破綻しない為の絶対条件であり、この記事において大学の課題において漠然かつ経験的に配置しているコアをダイアグラム形式で示していく。 今年R06大学と居室の大きさ(面積)が類似するR04の事務所ビル課題ではコアの配置つまり、片コア、センターコアを選択でプランニングの難易度が大きく変わった。 逆に言えば上手くコアを配置のダイアグラムを構築できれば、頭を整理できプランニングで大きく破綻することはなくなる。 まずコアを配置する際に考慮
問題 R04の過去問(標準解答例)をちびコマで作図した上で廊下、コア、エントランスホールに色付けせよ。 今回の課題をみて拍子抜けしたかもしれないですが、課題の意図は下記の原則に基づいて過去の標準解答例もできているということを確認してもらう為です。 しつこいようですが、下記原則になります。 原則 ・2階以上の階は廊下の通し方で骨格が決まる。 →先に廊下を通してしまう。 ・1階はエントランスホールからの放射状の骨格となる。 →課題文からのヒントを元にゾーニングをする。
今回の課題は、大空間、屋上庭園(広場)、コア、吹抜けの配置等、設計する要素が盛りだくさんです。難易度も少し上がり実践的な課題内容となります。 課題条件が複雑になっても、1階以外の階では、基本通り先に廊下を通すことです。どんなに複雑な本番課題でも、廊下は、真っ直ぐ通ってますよね。 30分以内に1/400のエスキスを完成してください。時間が無い方は倍コマでのエスキスでもかまいません。 今回の課題は難易度が少し高いので動画視聴後に解いてみる事をお勧めします。 https://you
今回の課題も、廊下を通す原則を応用した実践的な課題となります。 平面の骨格を理解することでプランの破綻することがなくなります。 骨格とは廊下をどの位置に通すかに同義となります。 H、I、L、コの字型の等の廊下の通し方があるのですが、前回までの課題で学習した内容が基本です。細かい分類は覚える必要はありません。 今回の課題を解き終えた際に骨格を意識できれば自分の中のプランの引き出しが増えていることが重要です。 先にヒントを言ってしまう今回の課題はコの字型の骨格となります。 下記の
今回は廊下を通す原則の実践課題となります。 プランが破綻する原因である、中央吹き抜け配置が裏テーマの問題です。以前にも書きましたが、吹き抜けは扉のない居室という考え方ができます。つまり廊下を通した上で無窓ゾーンに吹き抜けを配置するという手順を踏めば吹抜けは他の要求室と同じように配置することが可能です。また課題文の要求室に吹き抜けが要求された時点で、空間の構成のイメージをもっておくこともプランが破綻せずにスピードをもってまとめるコツです。今回の課題でいうと吹抜けの4方に廊下の周
まずは前回の復習です。 Q.下記のようにグリッド及び外形が決まったプランに 約75平米の居室Aを8室、 約50平米の居室Bを4室 配置せよ。 居室を配置する前に先に廊下を通してしまうことがポイントでしたね。 廊下の通すと有窓と無窓の分割ができます。 廊下を通した上で、有窓の部分に間仕切り壁を立てるように区切っていけば完成ですね。 廊下を通すことによって無窓ゾーンと有窓ゾーンに分割して有窓ゾーンに居室を配置していくということです。 その上で大きな居室は角部に
何度も出てきたテーマですが、重要なので次の大きなテーマに移る前に原則の再確認をしたいと思います。 Q上記を無窓、有窓に分けた上で、廊下を通せ。 簡単ですね。外部に面している居室を最大化したいので、上記のような廊下の通し方をすると有窓と無窓の分割ができます。 これは一番重要な廊下を通せという、原則です。 上記の廊下(黄色の部分)に着目してください。この黄色い部分が骨格で、プランを素早く、同じ手順で設計するには骨格の設計を設計する事が最優先となります。 それでは次の問題です
今回は管理者ゾーンを設計する課題となります。 どの課題条件が出題されても管理者ゾーンは必須となります。 管理者ゾーンは「内部空間の余った部分」に配置される為、アメーバのように外形が変化します。 そのため多少無理があっても居室を納められる強引さが必要です。 外形がどのような形状になろうとも、今まで練習した課題の原則をあてはめれば納まります。 つまり、 ・廊下を先に通してしまう。 ・倍コマ段階で居室面積に当たりをつけておく 上記の原則を理解してない方は、以前の記事を復習した上で
今回の定石ドリル課題は、1グリッドに納まらない、60㎡の吹き抜けをプランニングです。本番課題の自由度が高くなっても部屋の最適な位置に配置するパズルを解く能力は必要です。 まず、前回課題のおさらいです。 吹き抜けは ・吹き抜けは階をまたいだ居室と考える。(人が利用できない居室) ・吹き抜けを配置する前に上下階で廊下を先に通してしまう。 →上下階の位置を揃えて廊下を通しておけば、吹抜け位置でプランニングが破綻することはなくなる。 ・吹き抜け配置に優先順位をつけておく。 とい