ジェンダー平等を実現するには
ジェンダーとは、世の中の男性と女性の社会的・文化的な役割の違いによって形成された性別のこと。ジェンダーの不平等は、「男は働き、女は家庭を守る」「男子はズボン、女子はスカートを履く」「料理・洗濯は女性の役割」 こういった先入観からジェンダーの不平等が生まれます。
ジェンダーギャップ指数
日本のジェンダーギャップ指数(政治・経済・教育・健康の4部門の男女格差を数値化したもの)は156カ国中120位です。「イクメン」とかいう言葉、最近は女性の社会進出も進んでいる印象もあるでしょうが、それらは日本社会が生み出した流行語・流行スタイルであって、これまでと何ら変わりなく、男性と女性には、大きな差異があるようですね。というか「イクメン」という言葉が存在すること自体、
・男女の役割には違いがある
・「できる男」「ダメ男」を区別する
こと前提にしていますよね。まっ、マスコミの造語ですけど。
また、ランキング自体(何位だとか)は私にとってはどうでもよく【※】、「男性と女性に大きな差異が生じていること」が、ただただ気がかりです。
【※】120位であったとしても1~120位が僅差なら気にならないということです。
ジェンダーレスという、都合の良い平等主張
ジェンダーレスと主張するのは自由です。ですが、この世に生を受けた人間の身体は「男」か「女」という機能を備えています。それに心が伴うか、どう生きるか、恋愛対象がどうなのか、それがLGBTQです。
ジェンダーレスと主張するほど、公衆ではトイレ、日本ではとくに銭湯・温泉施設などで「どちらに入浴すべきか悩む」みたいな主張が出てきます。L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシャル)なら、どちらかを選択できますが、T(トランスジェンダー)、Q(クエスチョニング)は、本人が判断できないことを世間がどう対応・対処すべきなのか、すぐに回答がでません。
ま、そもそもトイレや銭湯で「どちらか」を選択しようとしている時点で、ジェンダーレスではありませんけどね。
■身体の性(特徴)と、心の性(しくみ・思考)。
■それぞれを正確に主張できていますか。
■主張できていないのなら、その理由は何ですか。
平等以上の主張
気になるのは、平等を主張しつつ、自分の特性(仮にマイノリティとします)のもつ特権を手放さず、さらに特別な特権を得ようと画策していることです。
平等法とは、性的指向と性自認を理由にした差別を禁じる法律のことです。
「トランスジェンダーであることを理由に採用を打ち切られた」「ゲイであることを理由に老人ホームの利用を断られた」といった差別をなくすことを目指します。
全国の当事者団体などでつくる「LGBT法連合会」や国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」などが2020年10月から今年2月、署名活動を展開。インターネットなどを通じて国内外から10万6250筆を集めました。
・雇用機会均等法
・借地借家法
・旅館業法
など、各種法律で対応すれば良いだけのことで、立憲民主党の枝野幸男代表らが主張する「LGBT平等法」の制定自体が、差別を助長するのではと危惧します。
だから「さん」が良い
歌手の宇多田ヒカルが、自身の性自認を「ノンバイナリー」であるとカミングアウトした!
※ノンバイナリー
性自認を男性・女性といった二元論に当てはめないこと。また当てはめたくない人のことを指す。男性でも女性でも無い状態、または部分的に混ざった状態であったり、流動的であったりする。
呼称云々言うなら、日本語にはとても素晴らしい敬称があります。
「~さん」。
それで全て解決すると思います。相手を尊重し、しかも絶対的な平等です。
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