私の前世の見え方について②
それは意外と、突然やってくる。
眠れない日におきる現象。
(※私の前世の見え方についてです。暗い話になります。)
眠れない。
…眠れない。
ある、スイッチが入る。
きた…。
自分の過去世の最期の断末魔が、脳内に響き渡る。
あぁ…始まる…。
これは“今”じゃない。
“今世”は関係ない。
分かってる。
これは、妄想かもしれない。
そう自分に言い聞かすが、だんだんと深く潜っていく。
そう、水の中に深く深く沈んでいく感覚。
手を伸ばしても、水面には届かない。
あぁ…始まる…。
涙が溢れる。
まだ、映像は見えていない。
しかし、心が先に反応する。
“見て”
という私。
“見ないで”
という私。
そう、自分の声が響く
チリチリと怒りの感情に触れる…。
そして…その物語の本質へ…。
切り取られた場面が
見える。
すぐに完全に見えるときはいい。
しかし、ほとんどは完全に見えない。
辛い、悲しい、すべてを恨むような…
また、すべてを拒絶するような…
壊してしまいたいような…。
そして、
その頃の自分と出会う。
そんな自分と対峙する。
そこで立ち尽くすだけで精一杯な時…
寄り添える時…
抱きしめる事ができる時…
触れる事ができない事も多い。
しかし、目の前の“私”は、
必要だから目の前に現れた。
きっと、
今世の私に必要だから感じることができるんだ。
この瞬間がきた時は…
腹をくくって向き合うしかない…
エグられるような痛みと共に…
そして…その先にある、“許し”を求めて…。
散りばめられたパーツを拾い集め…
繋げていく…
そう…
“許し”
を
求めて…。