②“共にあった”。それだけでも、生きた証拠。
前回の続きです。
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剣術の先生と真剣での稽古の最中、私は先生を切りつけてしまった。
元々体調が悪かったのか、傷のせいか熱が出て、その日から数日先生は里に滞在した。
その際私はしばらく先生の世話を許されていた。
先生の体調も少し回復した頃。
ある夜。
先生の体を拭いている時、流れでそのような関係になってしまった。
男女の関係だ。
好意を持って相手とそのような事をした事は無かったし、仕事でする事は多かったので何とも思わなかっ