【萌】助けを求められたら誰も断ることができない最強キャラ。

「どうしていつも子ども扱いされるの？」「ナメられなくないから頑張る！」・・・密かにそんな闘志を燃やしているあなたは、もしかしたら、最強キャラ【萌】かもしれません。〇〇りん、とか、○○たん、といったあだ名で呼ばれることも多いかもしれません。

私自身は、これからご紹介する本文の記事で言うと、怪力キャラにされがちなのですが、バカにされまいと頑張る萌の方の心境を想像すると、ヒリヒリするような気持ちになりますね。

今日からは、ぜひ、その最強ビジュアルを活かして、すべてを手に入れていただきたいです！

それではさっそく、『毎朝、自分の顔が好きになる』（内田裕士　著）より、詳しく見ていきましょう。

萌
　萌の魅力の方は、可愛がられたりいじられるのがとてもイヤで、自分は能力が高く、一人前なんだと認められたいがために、とても頑張り屋さんだったり勉強熱心で、能力が高い方が多いです。対等になりたいのです。
　なぜなら萌は物心つく前から可愛がられてきました。学校の先生からひいきされることも多かったと思います。なのでやっかまれていじめられることもあります。いじめられた経験がある方は「もういじめられたくない！」と、外見を強く見せる努力をするか、コミュニケーションを上達させて、そのクラスや部活の中心人物的な存在へと成長していきます。もしいじめられなかったとしても
「私、可愛がられてラッキー！」
　とは思っていません。可愛がられている本人は、それを可愛がられているとは思っておらず、どこか半人前扱いをされているような、自分はまだ足りていないと言われているような気になっているのです。
　小学校の頃にこんなシーンがありませんでしたか。
　艶の子と萌の子が２人で職員室に行きました。先生に頼まれて、次の授業で使う新しい教科書を教室に持っていくことになりました。２人はクラス分を２つに分けて、それぞれ同じ量を持って廊下を歩いていました。
　そこにクラスの子が通りかかりました。するとなぜか萌の子にだけ
「大丈夫？　ちょっと持とうか？」
　と話しかけるのです。このとき、艶の子は
「なんで萌だけ！？　　私だって重いのに！　私を怪力的ポジションな扱いにしないで！！」
　と傷つきます。そして実は萌の子も
「なんで私だけ！？　艶の子と私は同じ年なのに私は教室に教科書すら持っていけないと思われているの！？　いーなー艶の子はいつも期待されて、頼られて……。私だって持てるもん！　１人でできるもん！」
　と傷ついているのです。そしてそれぞれにないものをねだり、それを外見や内面で補おうとしていくのです。
　そんな萌の方は、認められたいを手放して、一人前を手放して、ラブリーな可愛らしさを発揮しましょう。年下にナメられたっていいんです。「エクセルできる？」って聞かれてもいいじゃないですか。
　可愛くて可愛くて仕方がないヴィジュアルを目指すのです。
　そして萌の究極のキーアクションは、助けを求めることです。できれば目に大量の涙を浮かべながら。
　萌の子はなめられたくない、一人前に見られたい、認められたい、という気持ちが強いため、助けを求めたら「自分はできない人間です」と認めているようで、負けを認めたみたいで、どうしてもできないのです。そうなるといつしか自分の器でできそうなことにしか取り組まなくなります。すると表面上はなんでもできる人と、周りの人からも一目置かれるくらいにはなりますが、その奥底に眠っている、自分の力を遥かに超えたポテンシャルが開花することはありません。もし萌の子がそのプライドを捨て、身の丈以上の大きなヴィジョンを持ち「みんなの力を貸してほしい！」と涙ながらに助けを求めることができたら、想像を遥かに超えた数の人たちが、想像を遥かに超えるほどの労力で、あなたを全力でサポートすることでしょう。
　だってこんなに可愛いあなたを、みんな日頃から

　助けたくて助けたくて仕方がないんです。　　

　でもあなたが立派にやっていればいるほど、周りのその愛が発動することはありません。つまりあなたが助けを求めることは、周りの人の愛を呼び起こすことになるのです。
　ただし、萌のヘルプは過剰になると相手を破産させるほどの力があります。あるラインを超えた金額を稼ぐキャバクラ嬢の方に萌が多いのは、この威力が大きいからだと、僕は分析しております。ですので気をつけることは、フィフティフィフティです。助けていただいたことに関して、物質的でも精神的にでも結構ですから、必ずなにかしらのお返しをすることを心がけましょう。

Point
時に誰かを狂わせるほどのあなたのその可愛らしさが、
相手の愛を呼び起こすのです

※本稿は『毎朝、自分の顔が好きになる』（内田裕士　著）より抜粋したものです

（編集部　杉浦）

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内田裕士・著『毎朝、自分の顔が好きになる』

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