朝日新聞・名文記者が語る五感に訴える文章の書き方
よく文章術では、五感を使って文章を書くことが重要であると言われます。
五感を使うことで、自分にしか書けない説得力のある文章を書けるようになると。
しかし、実際どうやって五感を使って文章を書いたらいいか戸惑う方も少なくないのではないでしょうか?
誰が何を言ったかという聴いたことは、誰でも書けるかもしれません。
一方で、音、味、匂い、触覚を表現することは案外難しかったりします。
新刊『文章は、「転」。』(近藤康太郎 著、フォレスト出版)では、「文豪の名文」や「著者が添削した例文」などを多数掲載し、五感を活かした文章の書き方について紹介しています。
この記事では、本書の中から「音や匂いや味を、比喩で表現せずに伝える文章」の一例を掲載させて頂きます。
以上、五感で表現した文章の一例をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
五感を使った文章というと、「とろけるような」とか、「ふわっふわっの」とか、比喩表現を使いがちです。しかし、五感を使って文章を書くというのは、安易な形容に頼るのではなく、五感を使って世界をよく観察し、色や形状、香り、味などを自分の言葉に変換するということだそうです。そうすることで、読み手の想像力が自然と換気されるような文章が生まれると言えます。
ただ、わかってはいても、比喩を使わずに表現するのはなかなか難しかったりしますよね。
本書では、「視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚」の5つに分けて、文豪の名文を例に、それぞれの五感を表現した文章の書き方について解説します。もしご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひお手にとって読んでみて下さい。
(フォレスト出版編集部・山田)
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