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字を書くのが苦手な「書字障害グレーゾーン」とは?


こんにちは!

いつもご覧いただきありがとうございます。


大阪府枚方市、ひらパーの近くにある個性ある子の個別指導塾フォレスト個別指導塾枚方校の西川です。


(発達障害、学習障害、不登校、グレーゾーンの児童生徒さんも大歓迎です!


ひらがなは書けるけど漢字が書けない、字を書くのが苦手でもまったく書けないわけではない。

努力不足と思われ勘違いされることも多い書字障害グレーゾーンの子ども達。

従来の学習方法が合わず辛い思いをしている子ども達に対する、正しい対応をお伝えします。


書字障害グレーゾーンとは?

学習障害(LD)は全体的な知的発達に遅れはないのですが、勉強の苦手が目立ち学習面で様々な困難がある状態で、発達障害の1つです。


LDには大きく分けて3つのタイプがあります。

・書くことが苦手な書字障害

・読むことが苦手な読字障害

・計算が苦手な算数障害

また上記の3タイプそれぞれについて、他の発達障害と同様に、明確に障害の診断がつかないグレーゾーンと呼ばれる状態が存在します。

この3つのLDグレーゾーンの中でも圧倒的に多いのが書字障害グレーゾーンで、一番見落とされやすいタイプでもあります。

なぜ見落とされやすいかと言うと書字障害グレーゾーンは

・平仮名は書けるのに漢字が書けない

・ゆっくり書けばなんとかキレイにかける

などいつも出来ないわけではなく、頑張ればなんとかなる場面も多いからなのです。

書くことを嫌がる子のSOSサイン

書字障害グレーゾーンは漢字学習が難しくなる小学校3年生で気づくケースが多いのですが、

努力不足と思われるだけで気付かれぬまま、大人になってからわかるというケースも少なくありません。

実は書字、字を書くことの苦手には

・視覚認知の弱さ

・音韻処理力の弱さ

・協調運動の苦手

など複数の脳機能の弱さが関係しており、この中でも特に関連が深いと言われているのが視覚認知の弱さです。

視覚認知とは、見たものを正確に捉える力のことですがこの力が弱いと

・物の管理ができない

・怪我や事故を起こしやすくなる

・人の顔をなかなか覚えられない

・仕事でのミスが増える


など、学校の勉強が苦手になるだけではなく、社会生活を送る上で躓きやすくなることにも注意が必要です。

やり直し、何度も書かせることは逆効果

書字だけでなく社会生活にも影響が出てしまうなら、字を書けるようにしなければと思い、繰り返し何度も書かせたり練習させなければと思ってしまうのではないでしょうか?

ですがこの対応では逆効果なんです。

書字障害グレーゾーンの子どもは脳に特性があり、1人ひとりに合った覚え方や学び方が違います。


学校で教わる繰り返し書かせるという学習スタイルは、書くことが苦手な書字障害グレーゾーンの子には辛く、

きちんと書けなかったり書いてもやり直しが多いなど、ますます書くことが嫌になってしまいます。

脳は嬉しい、楽しいと感じた時など、ポジティブな感情の時に発達します。

逆に嫌だ、楽しくないと感じている時のネガティブな感情で取り組んでも脳はフリーズして発達は進まないのです。

脳の発達のためにも、お子さんのためにも正しい対応が大切なのです。

書かせるのをやめたら漢字が書けるようになった!

書字障害グレーゾーンの子に正しい対応をするためには、書くことにこだわらないことが大切です。

そしてできる時もあれば出来ない時もあること。

子どもにとって何が辛いかを理解してあげることが大切です。


お悩みごとなど 詳しくは 教室までお問い合わせくださいね。



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