現代フットボールと4人の監督クライフ、ペップ、アンチェロッティ、クロップ。現代フットボールを語る上で重要な4人の監督かと思う。 4局面+1と書きたいテーマフットボールは4局面+1と言われ、攻撃、守備、攻撃→守備(ボールロスト)、守備→攻撃(ボール奪取)と分けて考えることが多い(+1はセットプレー)。FIFAが作成したカタールワールドカップ ドイツ戦のレポートを示す。FIFAでは保持と非保持の2つに分けて考えている。これを参考に保持で5テーマ、非保持で3テーマで書いていこう
戦略4-4-2守備システムFW、MF、DFの3ラインは縦25m、横30mが理想。ローブロックの場合、縦幅はセンターサークルからペナルティアークまで(23.2m)、横幅はペナルティエリアの横幅(約40m)を基準にするといい。この記事ではポジションを次のように略称と色で分ける。 フォワード:FW、白 ウィング、サイドハーフ:WG、赤 ボランチ、インサイドハーフ:VO、黄 サイドバック:SB、青 センターバック:CB、緑 ゴールキーパー:GK FWライン:白線 MFライン:黄線
アンチェロッティが目指すカウンターアンチェロッティ監督が目指すカウンターは、「組織的なカウンター」であると話す。彼が問題にしている点は、いかに数的優位を短い時間に作るのかということだ。バルセロナは、時間をかけてボールを回しながら数的優位を作り出そうとする。ポゼッションサッカーを志向するバルセロナとは、数的優位という言葉は同じでも概念がまったく違うのである。アンチェロッティ監督が志向する数的優位を実現するためには、味方がボールを奪った直後に相手がボールを奪い返そうとプレッシャ
個人技術・戦術オフザボール(プルアウェイ) 相手DFに近づき、離れることで時間とスペースを作る。相手DFはボールホルダーに目が行くため、同一視野に入らないように離れる。 グループ戦術(2人)フロントカット 受け手(ウィング)は相手DFと足元(緑○)、裏(赤○)で駆け引きを行うが、相手MFの脇のスペース(青○)あたりでパスをもらう。逆足のウィングに多く、受ける場所が中央なので選択肢が増える。 バックカット 相手SBとCBはチャレンジ&カバーのポジションをとる。出し手
運ぶドリブル「レガテ」(突破のドリブル)と「コンドゥクシオン」(運ぶドリブル)とい う2つの単語があり、ドリブルはこの2種類に明確に分けられる。23/24シーズンのラツィオ。CBが相手MFに向かってドリブルし、引き付けてMFへスルーパスを出している。 三笘薫パスコースを作り、ピッチを広く 意図をもって、プレイする 顔を上げる 裏を見せることで、状況を有利にする 味方の動きを見て、自分の動きを決める アーセナル22/23シーズンウィングのオフザボール SB→WGのパスを