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4-4-2・ゾーンディフェンス・ミドルブロック・ローブロック
戦略
相手のビルドアップを特定の方向に誘導し、守備側のチームが数的優位を作り出せるエリアまでパスコースを規制していく。守備側のチームが計画した通りにボールにアタックしかつボールを奪うことができれば、カウンターを素早く仕掛けゴールチャンスを生み出すことにつながる。
4-4-2守備システム
FW、MF、DFの3ラインは縦25m、横30mが理想。ローブロックの場合、縦幅はセンターサークルからペナルティアークまで(23.2m)、横幅はペナルティエリアの横幅(約40m)を基準にするといい。この記事ではポジションを次のように略称と色で分ける。
フォワード:FW、白
ウィング、サイドハーフ:WG、赤
ボランチ、インサイドハーフ:VO、黄
サイドバック:SB、青
センターバック:CB、緑
ゴールキーパー:GK
FWライン:白線
MFライン:黄線
DFライン:緑線
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ゲーム状況とタスク
アトレティコマドリードの試合を参考資料とした。
Atlético de Madrid vs FC Barcelona (1-1) J08 2017/2018 - FULL MATCH
https://www.youtube.com/watch?v=JAgNqmT89ds&t=2960s&ab_channel=LALIGAEASports
チーム全体の守備
ボールの位置に合わせてスライドしながら守備を行う。MFラインはチャレンジ&カバーを繰り返す。ボールホルダーへSBが対応する場合、逆サイドのSBはCBと同じ高さでポジションをとる(この形は頻繫に出てくる)。
ボールの状況を見てラインをコントロールする。バックパスや相手が背を向けているならラインを上げる。相手が前を向いているなら下がる準備をする。サイドチェンジならボール位置に合わせて後ろ斜めに下がる。ゾーンディフェンスは常にボールの位置や状況で決まる。
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FWの役割
ボールホルダーへ迂闊に飛び込まずパスやドリブルを制限する。中央への縦パスを警戒し、サイドへ誘導する。中央への縦パスが入った場合、プレスバック。
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FWラインが突破された場合、状況によって戻ってMFラインに入り、WGやVOの役割を行う。このシーンでは戻ってMFラインに入ったFWを確認したVOがボールホルダーへアプローチをかけている。メッシ(黒丸)にパスが通るが、VOとFWでプレスバック。
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WGとSBの連携
相手SB→WGへの縦パス。SBは相手を前を向かせない。WGはプレスバック。いわゆる中切り外嵌め。VOはその間をケアし、FWは近くの相手をマーク。
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オーバーラップやアンダーラップによって崩そうとする相手に対してマークの受け渡しを行う。追い越す相手にパスが渡らないように激しくプレッシングをかける。
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SBとVOの連携
ボールホルダーへSBが対応する場合、基本はワンサイドカットで中切り。VOのサポートがある場合、中切りから縦切りへ変えて中央へ侵入させ挟み込む。WGはボール奪取後のパスコースを作る。状況によってWGがSBの役割を行う。
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CBとVOの連携
相手VO→FWへの縦パス。俗に言うバイタルエリアでの対応。CBは相手FWに前を向かせない。VOはプレスバック。DFラインはCBの斜め後ろに下がる。このシーンでは半身で受けた相手FWにCBが間合いを詰め、こぼれ球をVOが拾った。
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CBやVOのカバーリング
SBの裏や、SBとCBのギャップはCBやVOがカバーする。CBが飛び出した場合、VOがCBのスペースを埋める。
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トレーニング
4+2 vs 4+2 by Diego Simeone
MFラインのチャレンジ&カバーの練習。