続けるということ
ここ最近グランメゾン東京のサントラを聴きながら仕事している僕です
テンションが上がり、もっと料理が好きになります
さて今日は、料理業界に限らずに
続けるということについて
の話題です。
私の2020年の目標でもある「続ける」ということ
なぜ、目標となるくらい難しいのかを考えます。
「続ける」は手段?目的?
私は続ける事が苦手です。
途中で飽きてしまったり、自分に甘くなってしまったり、
投げ出してしまう事が今までも多々ありました。
「この日」という確定的な日を境に辞めたというわけではなく、スーッとやらなくなっていったという方が表現としては正しいです。
会計学を勉強してみたり、韓国語を勉強してみたり、、、
結局三日坊主でした。
いままで色々と「続けよう」と思い行動はしてきましたが、なぜか続かず。
それほどにきっと、「続ける」ということは大変な労力なのだと思います。
さて、今回2020年の目標を「続ける」に設定しましたが、僕の中では「続ける」がゴールに対しての手段でもあり、目的ともなっています。
手段としての「続ける」行為はそれ自体が目的地となり、自分を理想の場所へ連れていってくれる装置になるのです。
「続ける」ことが教えてくれること
そんな僕でもひとつだけずーっと続けている事があります。
それは12年間料理人として生きることです。
専門学校卒業から同じクラス、同じ学年で未だに料理人として残っているのはおそらくわずか1%ほど、、、
それほどまでに料理の世界は脱落者や離職者が多い世界だけど、まだ好きという気持ちだけで続けて来れました。
この料理人を「続けて来れた」ことは僕に本当にいろんなことを教えてくれます。
主に
どんなに難しいものでも諦めずに挑戦していると必ずできるようになる。
我慢強くなる
自信や誇りを持てる
自分の足で生きていく(独立)の基礎ができる
です。
僕は料理人として生きてきて、同じ年の他の人からしたら月収もボーナスも圧倒的に低いと思います。
恥ずかしい話ですが、事実ですし家族にも迷惑をかけていると思います。
ですが、料理人になったことは本当に後悔していません。
こんなにクリエイティブで、人を幸せにできて、自分自身も楽しい職業は僕にとって他にないと思うし、天職だとも思っています。
そして、必要に迫られてですが、日々の発注業務の完全データ化を目指し、エクセルもマスターできました
YouTube での独学で始め、面白くなり最終的にVBAのコードも書けるようになりました。
VBA自体は仕事ではあまり使いませんが、続けてて本当に良かったと今でも思います。
そのほかに日々状態の違う食材に触っていることで、固定観念を捨てて物事を常に「常識」にとらわれることなく考える事が出来るようになったかと思います。
この考え方は落合陽一さんや堀江貴文さんの発言やYouTube での対談を聞いていてより一層強くなったと思いますし、この2人の考えを聞けることは僕にとっても本当に勉強になります。
料理を通じて、料理以外のことに対しても食材を扱うように臨機応変に対処する能力ができたのは、仮に別の業種に転職したとしても胸を張ってアピールできる点だと思います。
また、様々なお客様のオーダーをこなす中で身につけた作業の同時並行能力
様々なことを頭の中で順序立て優先順位をつけていくことはかなり難しいと思いますし、一般の企業ではあまり身につかない能力だと思います。
いっぺんにいろんなことを考えなきゃいけない特殊な仕事だからこそ身につけれた能力ですし、そんな状況でも常にひとつひとつに集中し安定して高いクオリティーで料理をできるのも僕の自信のひとつです。
とまぁ、なんやら料理人になっていいことリストみたいになってしまいましたが、
やはり「続ける」ということは様々な利益をもたらしてくれます。
「続ける」ことに対しての目標は必要?
なにかを続ける時に、もちろんどのようになりたいのか、どんな能力を身につけるためにやるのかと言ったゴールを設定するのはとても大切かと思います。
しかし、最初からゴールを設定して逆算し、その過程を細分化し日々に落とし込んでいくのらなかなか難しいことです。
ぼくもうまくはできないかもしれませんし、
仮にできたとしても、きっとその計画表を作ったことで満足してしまい、
よし!明日から始めよう!
と結局スタートは切らないと思います。
ぼくはゴールなんて最初はいらないと思います。
というのも経験からして「続けて」行けば自ずと自分がどうなりたいか考えなければいけないし、その時その時によってどんどん目指すところも変わってくると思います。
最初に計画していたものとはかけ離れてもそれは最終的に自分にとって利益になること
計画通り遂行できなくても、必ずいい方向に進んでいきます。
それよりも一番怖いのは、目標を設定しないと進めないということ。
最初にゴールまでの道のりや時間を計算したりすると安心感は得られますが、
スタートをきれなければ意味がないし、
その経過がその都度変わっていくのであれば、計画を練る時間自体が無意味なものです。
細部まで緻密に計算され、自分の意思をしっかりとそこに持っていける人間だったらいいですが、普通の人は
とりあえずやる!!
という事がとても大事になってきますし、最初にあーだこーだ考えていることこそが時間に対してのコストパフォーマンスも低く、ただのリスクになってしまいます。
話は少しずれましたが、
「続けよう」その前に「始めよう」
もし続けてみてうまいこといかなかったり、違うなと思ったらやめればいいだけです。
そこにかけた時間は無駄ではないですし、なにかつぎの行動の栄養となる可能性が高いです。
料理人だけではなく、いろんな職業の人、学生の人も
まずは「着手主義」を体に染み込ませる事が大事かと思います。
「続ける」を可能にする方法
とはいっても続ける事はまだまだ難しいかと思います。
そんな中で、続けることを可能にする方法が1つあります。
それは先ほど申し上げた着手主義をうまく活用することです。
続けることを続けていくことに対しての恩恵を受けるためにはなによりもまずスタートすることが大切です。
考える前に手を動かすことによって小さな事でもいいので何かを成功させてみるのがとてもいいと思います。
考える前に動いたことで成功した体験を徐々に積み重ねていくと勝ち癖をつけることができます。
この勝ち癖はとても重要で何かを続けていく何かをスタートしていくときの強いモチベーションになるかと思います。
思い立った時がそのモチベーションのピーク
と言うふうに自分の中でまずは手をつけてみると言う考え方をインストールしていきましょう
成功までの行動様式は、
着手主義→継続主義→成功
です。
どんな小さな事でもまずはやってみる。
どうなりたいかはやってから考える。
これを頭に強く植え付けて2020年を過ごしていきたいと思います。
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2919/12/28