坐禅の効果と簡単瞑想の方法(通勤編)
シングルワーママ、いっしーです。
坐禅を始めて3ヶ月経ちました。
平日は通勤時に毎日30分間の瞑想と、週末の坐禅会で30分を2回の坐禅を行っています。
1 なぜ坐禅がいいのか
これだけで、かなりの効果を実感しています。
仕事がはかどる、人間関係もよくなる、などいいことばかりです。
私はかつて、坐禅とか瞑想がどうしてよいのだろうか?と
疑問を持っていました。
ただ座っているだけ、雑念を考えないようにするだけ、
の何がいいのだろう?
また少し怪しい、宗教っぽいというイメージを持っていました。
坐禅瞑想のやり方自体は複雑なものではありません。
ですが、ただ座っているだけ、雑念を考えない、ということこそが
非常に難しいことです。
また、やってみると
坐禅瞑想はまず身体を整えるエクササイズである、ということがわかりました。
例えると
筋肉を鍛えるためには筋トレをしますね。
同様に脳みそを鍛えるために、坐禅瞑想をするのです。
坐禅瞑想は脳みその筋トレ
同時に全身の血流の循環促進エクササイズです。
私は、脳みそのスクワット、と思っています。
雑念が出てきたら、それをさらっと受け流し
また息を数えることに集中し直す。
これが前頭前野を活性化させることが
すでに科学的に証明されています。
正しい姿勢で、呼吸することで
全身に血液を流していきます。
つまり、身体(脳、全身)の訓練エクササイズです。
2 心身を整える
では、坐禅瞑想で、訓練できるのは身体だけなのでしょうか?
もちろんそうではありません。
心と身体を訓練する(整える)ことができます。
心を鍛えることと、身体を鍛えることの関係は
まず身体を整える
↓
身体が整うと、心も整う
人間は、この順番なんです。
逆ではない。
まず心を整える
↓
心が整うと身体が整う、ではないのです。
心を整えるためには、まず身体を整える必要があるのです。
これまで、私は
心を整えよう整えよう、心と身体を分けて考えていました。
心だけに着目していては無理があったということです。
心を整えたければ、まず身体を整えなければならない。
心と身体は繋がっているのです。
3 坐禅の効果
効果が出るまでには、どのくらいの坐禅を積み上げが
いるのだろうか?と思っていましたが
実際は案外すぐにその効果が出てきた、と思っています。
自分がまず体験してみて感じていること、わかったことを
解説していきます。
私が感じた座禅の効果
1 今ここに集中できるようになった
2物事にイライラしなくなった
3人にイライラしなくなった
まず1ですが
物事をやっている時、その作業への集中力が高まりました。
家事、仕事が以前よりもはかどってできています。
頭の冴えも増してきました。
相手の話に集中できますし、自分も要点を捉えて
話すことができるようになっています。
次に2です。
物事をいい悪い、と判断しなくなりました。
そもそも物事それ自体には、いい悪いはないのです。
自分が勝手にいい、悪いと判断(決めつけ)していただけです。
判断せずにその作業にただ集中する。
いい悪いがありませんから、「いやだな、やりたくないな」という
気持ちはなく、すぐに物事に取り掛かれるようになりました。
また、途中でうまく物事が進まなくても、
それを悪い、と決めつけないのでイライラしません。
そして3です。
ストレスの大部分は人間関係ですが
これもいい悪いの判断はしないので
いつも心が穏やかです。
その人に対して、例えば
怒っているんだな、悲しんでいるだな、などと
思うだけで、その人をいい悪いと判断しません。
自分の感情に対してもです。
自分の感情をそのまま感じるだけです。
怒りに対しても、それを悪い、だから〜と
怒りの感情を発端に思考を拡大させていくことはありません。
4 簡単瞑想のやり方
1 通勤電車の中で
2 通勤で歩いている時に
3 昼休みに
1の通勤電車では座っていても立っていてもどちらでも可能です。
目は閉じません、眠ってしまいますので。
顔は正面を向いて、視線だけ全方1メートル先の床に落とします。
そしてその姿勢で数息観をします。
数息観とは自分の呼吸を数えることで呼吸に集中する方法です。
とてもシンプルで効果のある方法なのでおすすめです。
「吸って吐いて」でいーちー
「吸って吐いて」でにーいー
「吸って吐いて」でさーんー
これを100まで数えます。
特に深い息でなくていいです、いつもの呼吸で行います。
息に集中しようとしていても途中絶対に雑念が入ります。
気にせずまた息を数えることに戻ってください。
本当は雑念が入ると1から数え直しなのですが
そうなると初心者は、おそらく10はおろか5までも
進めないかなと思います。
私は3くらいまでしかいきません。
そのたび1に戻っていてはやる気が失せますので
1に戻らなくてもいいとのことです。
でも、途中でどこまで数えたのかわからなくなったら
1から数え直します。
100まで数えるとおよそ10分くらいと思います。
100までいったら1に戻ります。
2の歩行瞑想
駅から会社まで歩きながら瞑想を行います。
歩いているときの足の裏の感触に集中します。
足が地面についた時の地面の感触
足の裏を体重がどのように移動していくのか
足、脚の筋肉がどう動いているのかなどに集中します。
周りの交通状況とかに注意散漫にならにように気をつけてください。
というか、歩行しながら瞑想をしていると
自分の歩行に集中していますが同時に周囲の状況にも
アンテナを張っていることができます。
他のことに注意が向いていないということではないです。
3の昼休みは自分の椅子に座って
背筋を伸ばして数息観を100まで行います。
手は右手の上に左手を重ねて
親指と親指をつけて丸を作り腿の上に置きます。
10分が長ければ、5分でも十分です。
1から3までのやり方のうち、どれか一つでいいです。
毎日10分間だけ、続けてみる。
まずは継続が大切です。
体験して自分で感じてみてください。
頭で考えないで、まず体験してみる。
できたら、坐禅会に参加してやり方を教えてもらうと
よいと思います。
仲間を作ることで、継続しやすくもなります。
↓ご参考まで、「人間禅サイト」です。